1989年・巨人日本一

1989年の日本シリーズから20年経つが今なお記憶に残る歴史的な日本シリーズだったのではないだろうか。
近鉄がまず３連勝。初の日本一に王手をかける。しかし試合後にシリーズを変える出来事が起きる。
ヒーローインタビューで第３戦の近鉄の先発・加藤哲郎が

巨人はロッテより弱い

など言いたい放題。これが巨人を怒らせた。
その後巨人が３連勝。第７戦も巨人が勝ち、何と３連敗のあとの４連勝の大逆転で８年ぶり17度目の日本一に輝いた。



中畑はこの試合がラストゲーム。見事に代打ホームランを放ち引退に花を添えた。月刊ジャイアンツでの引退寄稿では加藤に対し「あれがなかったら負けてたかも。ありがとう」と感謝していた。



シリーズＭＶＰは駒田。23打数12安打　.522と打ちまくり。第７戦では憎き加藤から先制ホームラン。2009年からは横浜のコーチとして現場に復帰する。



このシリーズ大不振の原だったが第５戦で流れを変える満塁ホームランを放つなど、終わってみれば２本塁打６打点でなんとシリーズ２冠王（しかもヒット２本で）上はそんな原を皮肉ったやくみつるのマンガ。

この時私は中学生。当時中間テストの真っ最中でおかげで勉強に手がつかなかったが、巨人ファンになって初めての日本一になった記念すべき年になった。（1981年の日本一は生まれていたが、ほとんど記憶なし）

宮本Ｊ復帰

元日本代表の宮本がＪリーグに復帰。
ザルツブルクとの契約は６月まで残っていたが、出場機会が減少。同じオーストリアやクロアチアのチームのオファーもあったそうだが、ヴィッセル神戸から熱心な誘いを受け日本への復帰を決意した。

やはりプロのスポーツ選手は試合に出てナンボ。今回の移籍は妥当な決断だろう。だが176㎝とセンターバックとしては低く、かといってカンナバーロみたいに競り合いに強いわけでもなく、坪井みたいなスピードもない選手がさして役に立つとは思えないけど。

18日の新体制発表会見では「生涯神戸」を宣言した。そういえば数年前に同じような宣言をしたものの、監督批判でほとんど追放された選手がいたが、そうならないことを祈りたい。