広島市役所

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今日は、午後から、広島市「まちづくり公開講座」講演会「西国街道と広島城下」を聴講に、広島市役所まで行ってきた。市役所の前庭に植えられている梅にきれいな花が咲いており、春が近いことを感じる。
会場は市役所の2回講堂。かなり広い会場だが、ほぼ満員状態だった。平均年齢はかなり高め。やはりこの手のことに若者は興味がないのだろうか。
講演は、広島市立大学芸術学部教授の吉田幸弘氏により「猿猴橋復元とまちづくり」という演題から始まった。猿猴橋は対象15年に建設されたが、その後、軍部による金属供出や被爆の影響でかなり形が変わってしまっている。当初は、親柱の上に鷲のモニュメントがあったり、高欄は猿が桃を支えあったデザインだった。装飾橋としては、東京の日本橋に次ぐものだという。この橋を建設当時の形に復元する作業が進んでおり、3月28日には、完成記念の祭りがおこなわれるそうだ。
次に、広島歴史街道トリップ実行委員会座長の佐々木卓也氏から「西国街道と広島城下」という講演があった。西国街道は山陽道とも言われるが、どちらを使うかは、実際に管理をしていた藩の考えによるとのこと。浅野氏の時代の広島藩では西国街道と呼んでいたが、他藩では山陽道と呼んでいたようだ。