これで放課後ていぼう日誌も12巻。都会から熊元県(この作品では仮名が実際の地名が分かるように変えてあることが多い)に越してきた鶴木陽渚が、父親の母校、県立海野高校(モデルは熊本県立芦北高校)に入学し、「ていぼう部」(なぜかほとんど釣りをしている。)という謎の部活で、部長の黒岩悠希や1学年上の先輩大野真、幼馴染の帆高夏海らと次第に釣りの楽しさに目覚めていくというもの。
この巻では、次期部長をかけての部内でのハゼ釣り大会。黒岩部長は、いい機会なのでヒラ部員に戻って釣り三昧したいようだ。果たしてハゼ釣り大会の結果は?黒岩部長の目論見はうまくいくのか。そして、ていぼう部が活動実績を作る裏ワザとは?
出てくる少女たちは飛び切りの美少女というわけではないが、なぜか可愛らしい。また堤防釣りでどんな魚が釣れるのか、魚の釣り方、そして釣った魚のさばき方(なにしろ部のモットーが「釣ったら食べる」なのだ。)なんかも釣り好きな人にはいいと思う。
☆☆☆☆