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文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
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書評:小さなスペースで楽しむはじめての多肉植物ガーデン

2016-04-19 08:59:28 | 書評:学術教養(科学・工学)
小さなスペースで楽しむ はじめての多肉植物ガーデン
クリエーター情報なし
成美堂出版

・羽兼直行


 皆さんは多肉植物をご存知だろうか。もし知らないという方がいたら、ちょっとググってみて欲しい。実に多くの種類があり、とても面白いものだということが分かるだろう。

 この多肉植物には様々の魅力がある。元々は、乾燥地域に生育していたため、体に水分を蓄えており、乾燥に強い。だから、水やりをすぐ忘れてしまうという方にはぴったりである。小さなものが多いので、少しのスペースがあれば育てられるし、丈夫で土が少なくても育つので、広い庭なんか無くても大丈夫だ。形も面白いので、見ていて飽きない。

 多くは、株分けや挿し木で簡単に増やせるのでお得感が大きい。面白いのは、葉挿しという方法で増やせるものがあるということだ。私も何度かやったことがあるのだが、葉を茎から外して、土に挿しておけば、付け根のところから芽がでて新しい個体に育つのである。だからやろうと思えば、葉っぱの数だけ増やすことも可能なのだ(その代わり、元の植物は真っ裸になるので、やる人はいないだろうが)。

 本書は、こんな多肉植物に関する基礎知識や育て方、楽しみ方などが、豊富な写真と共に紹介されている。多肉植物をうまく使えば、ちょっとしたスペースも、見違えるほど素敵にディスプレイされることが、これらの写真を見るとよく分かり、眺めているだけでも楽しくなってくる。

 多肉植物の魅力は、実際に育ててみないと分からない。本書を参考に、まずは手に入りやすいものから始めて見てはどうだろうか。いつの間にか、多肉植物の魅力にすっかり嵌まってしまうことだろう。

☆☆☆☆☆

※本記事は、書評専門の摂ブログ「風竜胆の書評」に掲載したものです。
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