はじめに,市制施行10周年記念式典についてであります。
8月1日に,ご来賓や市民など,約540名に上る方々にご出席いただき,神栖市文化センターにおいて市制施行10周年記念式典を開催いたしました。アトラクションには,合唱団やよさこいなど総勢約250名を超える市民の方々にご参加いただき,ご好評をいただいたところです。 10周年を一つの節目ととらえ,今後とも,市民の皆様に「住んでよかった」と実感していただけるようなまちづくりを進めてまいります。
・市のイメージキャラクターについて
次に,市のイメージキャラクターについてであります。
7月1日から20日にかけて,「カミスココくん」のキャラクターグッズとなるキーホルダーやバッジ,Tシャツ・ポロシャツの一般販売を開始いたしました。その販売実績は,8月末時点で,キーホルダーが1,105個,ピンバッジが220個,Tシャツ・ポロシャツが2,520着であり,いずれもご好評いただいております。
今後,市民からご要望いただいておりますタオル等についても,一般販売を検討してまいります。
また,カミスココくんにつきましては,全国のゆるキャラの祭典である「ゆるキャラグランプリ2015」にエントリーし,8月17日から人気投票が開始されております。神栖市の知名度向上のため,ぜひ,皆さんにも投票をお願いいたします。
・ふるさと納税について
次に,ふるさと納税についてであります。
本年4月から,ふるさと納税に対する謝礼品の送付を開始いたしましたところ,経済誌等に取り上げられたことなどもあり,当初の想定を大きく上回り,8月末現在で,271件,321万円の申込みがありました。
これは,ふるさと納税制度ができた平成20年度から昨年度末まで7年間の実績の約11.5倍に上る金額であり,謝礼品送付開始の成果と考えております。 今後も,この事業を事業者の方々とともにつくる地域づくりの一環として捉え,特産品のPRと市のイメージアップを図ってまいります。
・災害時に関する協定の締結について
次に,災害時に関する協定の締結についてであります。
防災対策のさらなる充実を図るため,6月18日及び6月30日に4件の災害時協定を締結いたしました。その内訳は,高齢者デイサービス施設を経営する株式会社あうんとの「災害発生時における福祉避難所の設置運営に関する協定」及び,鹿島共同再資源化センター株式会社との「災害時における廃棄物の処理等に関する協定」,市内のマンション所有者である高安智彦氏との「津波発生時における緊急避難場所としての使用に関する協定」,一般財団法人茨城県薬剤師会検査センターとの「災害時等の公衆衛生及び環境保全に係る検査に関する協定」でございます。 今回の締結により,当市が結んだ災害時協定は89件になります。
今後とも,市民の安全・安心を確保するため,災害時協定の締結を進めてまいります。
・見守り活動協定の締結について
次に,見守り活動協定の締結についてであります。 高齢者や,障がい者,こどもなどの見守り事業の一環として,7月27日に株式会社セブン-イレブン・ジャパンと,「要援護者の見守り活動協定」を締結いたしました。
今後,市内のセブン-イレブン各店の「お届けサービス」を通じて,要援護者の異変や,公道の陥没などに気づいた場合,市関係部署に通報いただくことにより,市の迅速な対応が可能となるものと考えております。
・夜間初期救急センターの設置について
次に,夜間初期救急センターの設置についてであります。
鹿行南部地域における夜間の急患に対応するため,9月6日,鹿島医師会が設置主体となり,茨城水郷医師会の協力を得て,鹿行南部地域夜間初期救急センターを神栖済生会病院内に開設しました。
同センターにおいては,日曜日の午後7時から10時まで,急な発熱などの軽症患者の診療が行われ,その運営経費は,初年度は県が,2年度目以降は地元3市が負担いたします。
今後,開設により,初期救急患者への速やかな対応や救急車要請件数の軽減等の効果を期待しております。
・防災ラジオの配付について
次に,防災ラジオの配付についてであります。
市民が防災情報をより確実に受信できるよう,通常は一般的なラジオとして使用でき,防災行政無線放送時に,同じ内容の情報が流れる防災ラジオを導入し,7月1日から申込みの受付を開始いたしました。これまで8月末現在で,750台の申込みを受け付けているところであります。
今後とも,防災ラジオの有用性を広くPRし,普及に努めてまいります。
・海水浴場の遊泳禁止措置について
次に,海水浴場の遊泳禁止措置についてであります。
8月5日,鉾田市でサメが目撃されたことを受け,日川浜・波崎の両海水浴場を遊泳禁止とする措置をとりました。その後,防護網設置を試みながら,監視員による巡視を増やすなど監視体制を強化したことにより,断続的に続けていた遊泳禁止措置を12日から解除し,再開いたしました。
しかしながら,今年度の入込み客数には大きな影響が及び,当初,日川浜海岸整備事業の完成等により大幅増を見込んでいたにも関わらず,日川浜海水浴場が約2万9千7百人,波崎海水浴場が約3万8千5百人,合計約6万8千2百人と,昨年度より約2千6百人増に留まりました。
この数は,震災前である平成22年度の62パーセントであり,今後も引き続き,積極的なPR活動に取り組んでまいります。
・特産品開発について
次に,特産品開発についてであります。
市内の事業者等による新たな特産品開発の取り組みを支援する神栖市地域特産品開発事業について、6月29日に審査会を開催し,地元産のピーマンを使った飴及びピーマンといわしを使ったピッツアの2品を対象事業として決定いたしました。
今後も当市の魅力を市内外にアピールするため,特産品のPRに努めてまいります。
以上をもちまして,主要施策等の報告といたします』