まちや小(ぐわあー)

その先を曲がったら何があるのだろう、どきどきしながら歩く。そして曲がってみて気がついたこと・感じたことを書く。

首里城

2019年10月31日 | Weblog

スプリンクラーがないとは。

*赤色出す塗料の「桐油」で火勢拡大か 防火体制が不十分の指摘も

11/1(金) 9:20配信    

    

沖縄タイムス

 
首里城の正殿などが焼失した火事。木造で、赤い塗装に沖縄独特の「桐(とう)油(ゆ)」を使っていることが火の勢いを早めた可能性がある。
 
消防によると現場は熱放射線(輻射熱 ふくしゃねつ)が強く、離れた所の木材も温度が上がって自然発火したとみられる。一方、屋内にスプリンクラー設備がなく、専門家は不十分さを指摘する。

◆桐油を使うのは沖縄特有
 正殿は深みのある赤色が特徴的。文化財の保存・修理を手掛ける「文化財建造物保存技術協会」(東京)の元九州事務所長で石垣市出身の屋部憲右さん(76)=福岡市=によると、桐油(アブラギリの種から採る油)に顔料を混ぜた塗料が使われている。屋部さん自身も守礼門の工事で使った。

屋部さんは「本土の古い建造物は漆塗りだが、桐油を使うのは沖縄特有。あっという間に焼け広がったのは、この油も原因の一つだろう」と指摘する。
 
塗装下地の一部には漆も使われている。那覇市消防局の島袋弘樹局長は「漆を塗った建物はいったん燃え出すと簡単に消せない」と、火の勢いが持続した要因に挙げた。同時に「輻射熱がすごかった。正殿の表で放水していた隊員も二次災害の防止のため後ろに引かせた」と報道陣に説明した。

 ◆「スプリンクラーがあれば…」
 一方、正殿の屋内にはスプリンクラーがなかった。設置義務はないが、屋部さんは「沖縄の代表的な建築物なのだから、しっかりした設備があるべきだった」と疑問を呈した。
 
建築防火工学が専門の東京理科大の大宮喜文教授も「木造で、しかも壁で仕切られない大きな部屋があり、火災の広がりは早いと考えられる。だが、スプリンクラーがあれば全焼に至らなかった可能性がある」とみる。
 
復元工事を手掛けた国の国営沖縄記念公園事務所の記録によると、正殿にはホースを引き出して放水する「屋内消火栓」があった。大宮教授は「内部で火災が大きくなった場合は人が入れずに使えなくなる」と説明する。
 
また、正殿の火災報知機には空気の熱膨張を感知する「空気管」方式が採用されていた。目立たない代わりに反応が遅く、大宮教授は「景観に配慮したのではないか」とみる。
 
建物外部には水のカーテンを作って他の建物への延焼を防ぐ「ドレンチャー」があったが、結果として南殿や北殿にも火が回った。

謝罪

2019年10月28日 | Weblog

するなら言うな!

*英語民間試験めぐる発言 萩生田文科相が謝罪

10/28(月) 19:08配信

Fuji News Network

 

萩生田光一文部科学相は10月24日、BSフジの番組に出演した際、大学入学共通テストで導入される英語の民間試験に関して、「自分の身の丈に合わせて頑張ってもらえれば」などと発言したことについて、「受験生に不安を与えかねない発言だった」と謝罪した。

そのうえで、「どのような受験生でも、自分の都合に合わせて2回の試験を全力で頑張ってもらいたいという思いで発言したもの」と釈明した。


バカッター

2019年10月26日 | Weblog

ほんとに「おバカ!」。

*台風19号「立ち小便で〈増水の手助け〉」「濁流の多摩川で水泳」バカッター続出の愚

10/27(日) 5:57配信    

デイリー新潮

 
テレビからは何度も緊急速報が流れ、新幹線をはじめとする都市の交通機関は完全にストップ。東京23区をはじめ、台風19号で史上初の「大雨特別警報」が発令された地域は数多い。不要不急の外出を避けるのが人情でも、SNSでは懲りない輩がいたもので……。
この非常時にあって、ネット上のSNSが果たした役割は大きい。たとえば、ツイッターにはハッシュタグという機能がある。スマホで「#荒川」などと検索すれば、そのエリアに関連する投稿が表示され、災害情報が得られる。水嵩が増した川の画像を見て、避難に動いた方もいただろう。
 
けれど、中には首を傾げたくなる投稿が目に入る。ある若い男性はといえば、洪水寸前の川へ立ち小便をする様子をツイッターに投稿。コメントには〈増水の手助けしてきた〉と書く始末なのである。
 
加えて、死者まで出た多摩川では、水着姿で濁流に挑み泳ぐ男の姿がSNSで話題を集めた。
 
街場に目を転じても、人っ子一人いない渋谷スクランブル交差点では、嵐の中で上半身裸の男がポーズを決める姿が投稿されている。筋肉自慢のこの男。何でもテレビ中継に映り込むことを企てて、その様子を動画サイトに投稿していたのだ。
 
他にも、強風雨でびしょ濡れになりながら水着姿で踊り狂う若い女性や、土砂降りの街路を半裸で逆立ち歩きする者まで現れたのである。いずれも濁流に巻き込まれたり突風に煽られた飛来物が直撃すれば、命を落としかねない。
 
斯様(かよう)な無軌道な投稿を行う者たちは「バカッター」と呼ばれる。昨年にも、飲食店などで悪ふざけをする店員の「バカ動画」が拡散して大炎上。社会問題となったことは記憶に新しい。
 
「注目されたい」

「台風で突飛な行動をすることは、ネットが世に広まった当初からあることです」と振り返るのは、SNS事情に詳しいITジャーナリストの井上トシユキ氏。

「90年代後半、誰もが気軽に画像をアップロードできるようになると、大雨に吹かれながら駅の階段の手すりを滑り台のように滑る様子や、プロ野球選手を真似て河原の水たまりにヘッドスライディングする姿を投稿することが流行りました。承認欲求を満たしたい若者はとにかく注目されたい。“いいね”をたくさん貰いたいという心理です」。

そんな井上氏も、今回のような命の危険を伴う「バカッター」は、初めて目にしたとしてこう続ける。

「私自身、かつて日本水泳連盟の指導員の資格を持っっていたので、濁流の恐怖をよく知っています。川の中には渦巻く波があって足をとられたら最後。川底に引きずり込まれていく。これらの投稿を真似て、同様の危険を冒す子供たちが出かねません。ネット投稿は前例を踏まえて過激化する傾向がありますから、もっと考えて行動して欲しい」。

死と隣り合わせの状況だからこそ、愚行を犯さずにはいられない。そんな人間存在の不可解さが、台風によって炙り出された。

週刊新潮」2019年10月24日号 掲載


オリンピック

2019年10月25日 | Weblog

そんなものイラナイ!

*奥野史子氏 マラソン札幌は「商業主義の夏開催は無理、とバッハ会長が言ったも同然」

10/21(月) 19:20配信    

    

デイリースポーツ

 

元シンクロナイズドスイミングの日本代表で、現在はスポーツコメンテーターとして活躍する奥野史子さんが21日、レギュラーを務める読売テレビかんさい情報ネットten.」に出演。東京五輪のマラソン、競歩が札幌開催の見通しとなったことについて見解を述べた。

7月24日に開会式が行われる東京大会について「そもそも、真夏の開催で猛暑、酷暑で死人が出てもおかしくない。(それは)最初から分かっていたことで、それをIOCが東京に決めたこと、その辺のいろんな…ね」と“そもそも”論で、真夏の東京開催が間違っているとコメント。

その上で「じゃ、秋にすればいいじゃないか、…それも秋はアメリカのスポンサーが忙しいからダメ、とか。そもそもオリンピックのあり方が商業主義に傾いてるのが大きな問題」と指摘した。

「バッハさんが東京のマラソンを札幌に変えると言ったのは、夏に開催するのは無理なんだ、とバッハさんが言ったも同然。今後、東京は仕方ないにしても、今後のオリンピックにはある程度、影響が出てくると思う」とIOCのバッハ会長の決断で札幌でのマラソンに変更したことについて、商業主義で夏開催にこだわってきた近年の五輪開催時期について、今後、変更も含めて影響が出るとの見方を示した。


かみす防災アリーナ その2

2019年10月25日 | Weblog
今日、アップされたAERAの「かみす防災アリーナ」の記事へのコメント(*など)がまもなく100越えに。
これはすごい!
 
*市は「台風15号の時に、アリーナは自主避難所の対象施設ではなかった」(防災安全課)と説明している。じゃあ、「防災アリーナ」の「防災」ってなに?
 
*要はお役所仕事。そもそも、官が企画するものにはろくなものがない。
 
*前市長は自分が造った施設だと、モニュメントのようなつもりになるんでしょう。
市民の税金だけでなく、国からの交付金助成金も自分の懐は痛まないし、王様である自分の物かのように使う。
本来それを止める側でなければいけない議会が機能していない。
もしもそこに利権が絡んだら最悪です。
ですから市議会の議員選挙から大切になりますね。
自分の一票では変わらないかもしれませんが、多くの市議会の議員は得票数や当選順位を気にして議会内の発言権も変わりますし、自分の一票を大切にしたいです。
 
*防災施設が総ガラス張りって本当に日本の話なのだろうか。
 
*ガラス張りにしているところで防災に使う意識なし。
 
*民間業者が運営しようが、元々防災施設なのだから、市が関与できないってあり得ない。業務仕様書にその旨の記載が無かったとしても事業者と協議して変更することは可能。本音はスポーツアリーナなんでしょうけど、避難してくる市民に開放することは可能よ。要はやる気がなかっただけでしょ。防災施設なのにいざって時に利用、開放しないなら補助金は返還だね。
 
*HPのコンセプトみましたが防災とか避難とかの文字がいっぱい書いてあった。だから有事の時には一番に開放すべきじゃないのかな。ましてアリーナの都合で避難者を退出させるのはやりすぎだろう。これは市民は怒った方が良いよ。
運営全般が民間委託だから難しい面もあるのかと思われますが今後有事の際は円滑に避難所として使えるように運営方法の見直しをした方が良いと思いますよ。できなければ防災の看板を外すべきか。
 
*避難所としてはとても立派な建物ですね。これだけ立派だと避難所として使用した後片付けが大変そう。
 
*お役所は税金の意識はないですよ
使わせてあげるの感覚の方が正しい表現です
もちろん頑張ってらっしゃる方も多いです、同じくらい自分たちの事を”エライ人”と勘違いしてらっしゃる方もいます
 
*防災と名がつけば今は簡単に補助金もつくし、市民や議会も寛容になる。首長は災害がなければ市民の安全安心のため作ったという実績が残るから。
防災がメインでなくただ単に体育館や公園整備のため、防災~として作っている例が多々ある。
ただ、本当に防災に特化した建物で平常時から使われないものは、市民も存在わからないだろうし、維持管理費や費用対効果考えたら今の形態はしょうがないが防災と謳うならガラス張りはダメだし、嵩上げし、発電施設、貯留水槽、マンホールトイル、ヘリポートは最低限なければダメでしょう。
指定管理者制度でなく市の直営にすべきとあるが、災害時の運用を含め、指定管理者と契約するべき案件だったこと。つまり、設計した部署、維持管理部署とも防災施設として考えなかったか防災知識がないか。
 
*指定管理者やPFIってのは、本来公共施設で公務員が運営すべき物を、高給の公務員では大赤字になるので、民間に最低賃金でブラックで安く運営させるというのが目的です。
役所はコストダウンできたと威張ってますが、民間の最低賃金で運営できるようになったということです。
行政のスリム化なんてのは建前。働いている人はみんな非正規低賃金で悲惨です。
裏を返せばそれだけの評価しか無いのに、いままで無駄に公務員に給料を払っていたと言うことです。
行政のコストダウンとは民間に低賃金を押しつけて自分達は高給を維持する。そういう事です。

かみす防災アリーナ

2019年10月25日 | Weblog

今回号の「AERA」にこれが!

*茨城・台風直撃なのに170億円投入の防災アリーナが役立たず 市民から怒りの声「まずは開けてくれないと…」〈dot.〉

                                       10/26(土) 8:00配信 、AERA dot.

今月12日に日本へ上陸した台風19号。千葉県や茨城県では、先月の台風15号に続く2カ月連続の直撃で、広い範囲で被害をもたらした。10月25日には、台風21号の影響で関東で大雨が降った。

千葉県に隣接する茨城県南部の神栖市では、台風15号で1万軒以上の停電が発生。台風19号では利根川が氾濫し、床上浸水13棟、床下浸水78棟の被害が出た。

ただ、堤防が決壊した久慈川の下流にある常陸太田市や那珂川が氾濫した水戸市などに比べると被害は限定的で、一部地域を除いて現在では多くの市民は通常の生活に戻っている。ところが、市民からは怒りの声が噴出している。住民の一人はこう話す。

「市は、総事業費で170億円をかけて今年6月に『かみす防災アリーナ』をオープンさせたのですが、アリーナは台風15号の時は市民の避難者の受け入れすらしませんでした。しかも、建物の前面や入り口がガラス張りで、暴風でガラスの一部が割れ、軒下の防水シートもめくりあがってしまった。巨額な税金をつぎこんで建設したのに、防災施設として役に立たなかったのです」

アリーナの建築面積は1万3891平方メートルで、中には2つの体育館や温水プール、音楽ホールにトレーニング室などを備えている。災害発生時には避難者1万人を収容できる。実際、台風15号の時は建物に被害が出ても、停電と断水が起きた隣の鹿嶋市から寮生活をする高校生約300人を受け入れた。

にもかかわらず、神栖市民の避難者を受け入れなかったことについて、「台風15号の時に、アリーナは自主避難所の対象施設ではなかった」(神栖市防災安全課)と説明している。

アリーナには入浴施設もある。台風15号では市内の広い範囲で停電が発生したため、無料開放したホテルは入浴を求める市民でいっぱいになったという。

だが、その時もアリーナは入浴施設を無料開放しなかった。市は入浴施設の開放について「施設の側の判断」と言うが、市民からは「なぜ使えなかったのか」と批判されている。

市の対応が後手に回っているのは、施設の運営が民間に任されていることが一因になっているとの指摘もある。アリーナは、民間企業が運営を担う「PFI方式」を採用している。

その費用は総事業費の中に含まれ、15年間で約50億円。毎年、3億3千万円以上の税金が投入されている。

こういったことから、「災害の時に機能しないのに、東京の企業に多額の金を払う価値があるのか」「そもそも防災の仕事を民間企業に委託することがおかしい」といった声も相次いでいる。

批判を受けたこともあり、市は、アリーナを災害が起きる前から避難できる「自主避難所」に指定。

避難所の運営に市の職員が関与できる仕組みに変えた。

台風19号の時は、台風が上陸する前日の11日午後3時からアリーナの一部を避難所として開放した。ところが、避難所として使用できたのは台風が過ぎた後の13日午前7時まで。この頃には台風は関東地方を通過していたが、神栖市は利根川の河口に位置するため、上流域より水位が上がるのが遅い。

浸水被害が出たのも満潮と重なった13日午後になってからで、海に近い地域では洪水警報も出ていた。

市に「洪水警報が出ているのにアリーナを開放しないのか」と問い合わせる市民もいたが、市は「洪水警報が出た地域はアリーナから遠く、近所で安全な施設を避難所にした」という。

では、アリーナは避難所として十分な機能を持っていたのか。台風19号の時にアリーナに避難した60代男性は、こう話す。

「避難者が案内されたのは、体育館の観客席。フロアは使えず、ほとんどの人が通路で寝ていました。毛布と乾パンは配布されたものの、500人ぐらいの人がいたのに、ゴミ箱も避難者が指摘するまでなかった。フロアは後になってから使えるようになったようですが、防災施設なのに対応はこんなものなのかと思いました」

市民から不満の声が相次いでいるのは、別の理由もある。アリーナの建設計画をめぐっては、施設整備や運営費に巨額の費用がかかることから、建設反対の声が強かった。

2017年10月には住民投票が行われ「見直し」を求める票が多数を占めた。

さらに、同年11月の市長選では防災アリーナの建設が争点となり、建設反対派の石田進氏が勝利。

しかし、すでにアリーナの建設は進んでいたことから、石田氏は市長就任後に計画の見直しを断念した。

こういった経緯も市民の不信感につながっている。

神栖市役所の関係者は、こう話す。

「もともと市役所の中でも、『この施設で本当に防災拠点として機能するのか』といった意見はありました。それでも、最終的には『上が決めたことだから』という理由で、計画が進んでいった。防災施設という名目にしたほうが補助金が得られやすかったのでしょうが、実際にはほとんどがスポーツ施設。民間企業が運営している以上、市としては災害時に指示を出すのも難しい。スタッフも防災の専門家が経営しているわけではありませんから」

・市内在住の30代の男性は、こう話す。

「お金をかけて立派な施設をつくっても、災害の時にはまずは開けてくれないと意味がありません。市役所も運営している企業も、市民に冷たい対応をするのではなく、災害の時だからこそ人間のぬくもりがする施設にしてほしい」

市は、今後は市民から意見を集め、施設の運営について「(施設運営の事業者と)協力して行っていきたい」と話している。アリーナのホームページのトップには、〈『もしも』のときも、『いつも』のところへ。〉という言葉が掲げられている。それが実現できるのは、いつの日になるのか。

(AERA dot.編集部・西岡千史)


神栖市

2019年10月24日 | Weblog

12時50分に『河川洪水土砂災害神栖市などの地域で、大雨の警戒レベル4(*)に相当する状況です。』と発令された(これは対象地域の住民は避難)のにかかわらず市のホームページや街頭放送ではなにも…

 これ、「おいおいおい!」。

*警戒レベル4は、対象地域住民の全員避難  

市町村から警戒レベル4「避難勧告」や「避難指示(緊急)」が発令された段階です。

対象地域の方は全員速やかに避難してください。災害が発生するおそれが極めて高い状況等で、指定緊急避難場所への立退き避難はかえって命に危険を及ぼしかねないと判断する場合には、近隣の安全な場所への避難や建物内のより安全な部屋への移動等の緊急避難を行ってください。...

また、避難指示(緊急)は必ずしも発令されるものではなく、地域の状況に応じて、緊急的に、または重ねて避難を促す場合に発令されるものですので、避難勧告が発令され次第避難をしてください。


教員いじめ事件

2019年10月24日 | Weblog

「猿山のボス」と「ボスに逆らうことのできない猿」

*東須磨小「教員いじめ事件」 謝罪の専門家が分析する“主犯格・女教師の謝罪文”

社会2019年10月23日掲載

いじめの自覚がまったくない加害者の30代男性教員3人は、「いけないことを教える立場の私が、加害者となり、混乱と不安を与えてしまうことになってしまいました。信頼を裏切ることになってしまったことを、深くおわびしたいと思います」

「自分自身の相手への配慮に欠ける言動や、軽はずみな言動に、最低な人間だと実感しました。一社会人として、人間として、恥ずべきことと考えています」

「私の犯した行為は、許されることではありません。東須磨小の子どもたちは、素直な明るい子どもたちなので、そこを伸ばしてほしいと願っています。ただ、私の行為はその成長の邪魔をしてしまったと思っています」などと、被害教員や同校の子どもたちに謝罪や反省を綴った。ところが、主犯格の女性教員は、

「被害教員に対しては、ただ申し訳ないというしかありません。被害教員のご家族に画像を見せられ、入院までしている事実と、苦しんでいる事実を知りました。本当にそれまでは、被害教員には自分の思いがあって接していたつもりです。自分の行動が間違っていることに気付かず、彼が苦しんでいる姿を見ることは、かわいがってきただけに本当につらいです。どうなっているのかと、ずっと思っています」

この期に及んで“かわいがってきた”だなんて……。どういうつもりなのだろうか。

「この加害女性教員の謝罪は、自分がやったことに対する実感がないのでしょう。ですから謝罪文にもリアリティがないのです」と分析するのは、九州工業大学名誉教授の佐藤直樹氏である。同氏は、著者に『なぜ日本人はとりあえず謝るのか――「ゆるし」と「はずし」の世間論』(PHP新書)などがあり、謝罪に関する専門家だ。

「『かわいがってきた』という言葉からわかるように、自分が男性教員をいじめていたという認識がないんです。恐らく、男性教員と遊んでいたというくらいの感じなのでしょう。遊びといじめの間の境界がない。激辛カレーを無理やり食べさせている映像を見るとよくわかりますが、この女性教員は大笑いしています。その一方で、男性教員はピエロのように走り回っている。実際、何も事情を知らない人が映像を見たら、加害者も被害者も一緒に騒いで遊んでいるように思うかもしれません。裏を返せば、女教師はかなり性質が悪いとも言えます」

佐藤教授に言わせれば、今回は子ども同士のいじめと全く同じだという。

「被害者はいじめられているのに、嫌な顔をせずに一緒になって騒いでように見える。学校での子どものいじめは多くがこのパターンです。いじめにあった子どもは、いじめる子どもに逆らえないので、嫌だと言えず笑って取り繕う。これだと先生が見てもいじめだと認識されないので発覚が遅れ、いじめがどんどんエスカレートしていくのです。今回の場合も同様です。被害にあった男性教師は、40代の女性教員や30代の男性教員に逆らえなかった。特に40代の女性教員は前校長とは昵懇の仲だったということですから、なおさら逆らえない。今の若い人は、“空気を読め”と言われ、それに従って生きている人が多いですからね。この被害教員も空気を読んで、先輩から理不尽なことをされても黙って従ってきた。そのため精神的にどんどん追いつめられて、心身に変調をきたしたと見ています」(同)

加害者の4教員のうち3人は今年度、東須磨小のいじめ対策の担当者だという。よりによって、いじめを防ぐべき教員が、教員をいじめるとは……。

「加害者の3人の男性教員は、主犯格の女性教員に言いなりになっていたと思われます。この女性教員は猿山のボス的存在だったのでしょう。学校という閉鎖的な空間では、世間の常識が通じないところがあります。世間から見たら陰湿ないじめでも、学校ではからかって遊んだということになるわけです。教員は、夜遅くまで働いても残業手当が出ません。ブラック企業同然です。女性教員は自分でも知らず知らずのうちに、ストレス発散のため男性教員をいじめていたということでしょう。だから、自分は悪いことをやったとは微塵も思っていない。かわいがってやったと思い込んでいる。けれども、これだけいじめを繰り返したわけですから、明らかに犯罪行為だと思いますね。強要罪、暴行罪、器物破損罪が適用されてもおかしくありません」(同)

結局、加害者の女性教員はどう“謝罪”すれば良かったのか。

「“被害教員をいじめているとはまったく気づかず、本当に反省しています”と言ったくらいでは、世間は納得しないでしょう。これだけの酷いことをやったわけですから、公の場で“教員として失格です。教員を辞めます”くらいは言わないと駄目ですね。もっとも、本人は教員を辞める気はさらさらないでしょうが……」。


長時間の起立強制

2019年10月23日 | Weblog

教師の世界は異常だ!

*あいさつの号令「声が小さい」 神戸市立小でクラス全員に長時間の起立強制

毎日新聞 / 2019年10月24日 18時38分                         

神戸市立高倉台小学校(同市須磨区)で今月9日、1年生を担任する女性教諭が、あいさつの号令を巡って日直の児童を叱責し、授業をせずに学級全員を1時間以上立たせていたことが24日、同校などへの取材でわかった。文部科学省の通知では、長時間起立させることは、学校教育法で禁じられた体罰に当たるとしており、同校が調査をしている。

同校や市教委などによると、女性教諭はその日の日直の児童が「起立、礼」の号令をかけた際、「声が小さい」「ちゃんと言えるまで駄目」などと言って、学級の児童全員約30人を1時間以上立たせたままにした。その間、授業はしなかった。

後日、児童から話を聞いた保護者の問い合わせを受け、校長が女性教諭から事情聴取すると、長時間立たせたことを認めたという。

同校のある保護者は「明らかに不適切。子供も怖がっており、学校側にはきちんと説明と対応をしてほしい」と憤る。

同校は「長時間立たせる行為が体罰に当たると認識している。詳細を調査して早期に保護者に説明したい」と説明している。


羽田空港

2019年10月23日 | Weblog

駐車場、モノレール、そしてターミナル。みな、高い所に。

 「羽田空港」、避難所としてはいい!。

*台風19号「ほぼ水没」と警告された江戸川区民の意外な避難先                  

                                       10/24(木) 5:59配信 、デイリー新潮

東京都を代表する「危険地帯」のひとつと言えば江戸川区だ。しかし、まさに“荒ぶる川”の荒川が流れる同区で台風19号の犠牲者が出ることはなかった。 江戸川区の人々は、どう難を逃れたのか。 . 今年5月発行の〈江戸川区水害ハザードマップ〉は当初から話題になっていた。というのも、「過激」な文言に溢れていて、〈ここにいてはダメです〉〈区のほとんどが水没〉〈より安全な区外へ〉といった具合なのだ。

要は、「水害が発生したら江戸川区に居場所はないから他所(よそ)へ逃げろ!」と、当の江戸川区が警告を発しているわけだ。確かに同区は実に陸の7割が「海抜ゼロメートル地帯」。とはいえ、「区のプライド」をかなぐり捨てたこの警告には、SNS上で、〈自分が住んでいる区から出ていけと言われるとは思わなかった〉等々、困惑の声があがったのだった。 . ・「ロビー」に「P3」 しかし、江戸川区の危機管理室防災危機管理課の説明によると、幸いなことに、「この度の台風19号で、人命に関わる被害は把握しておりません」 その理由を、中央大学理工学部都市環境学科の山田正教授は、「荒川の上流は各観測所で記録を塗り替えるような猛烈な雨が降りましたが、調整地・調整池による水量の調節が上手くいったのか、東京地域で越水するほど水嵩(みずかさ)は上がらなかった。堤防の幅も高さも充分に確保されていて、それも功を奏したと言えるでしょう」

こう解説するが、幸と不幸は隣り合わせ。今回大丈夫だったとしても、江戸川区が「危険地帯」であることには変わりがない。今後のイザという時を考えると、ハザードマップの「煽(あお)り文句」を決して大袈裟と捉えるべきではないだろう。実際、江戸川区民の間では防災意識が浸透しているらしく、今回も同区の人は「意外」な場所に避難していた。

「江戸川区に住んでいるので、河川氾濫が怖くて避難目的でここに来ました」、19号が東京を直撃した今月12日、10代の娘ふたりを連れた50代の母親はこう語った。 「ここ」とは、国内線全便が欠航し、もぬけの殻状態だった羽田空港(大田区)の国内線出発ロビー。江戸川区から南西に約20キロ離れた同空港にわざわざやって来た彼女曰く、

  「家の近くの区民館に避難しようと思えばできたんですけど、自家用車が心配でね。空港には駐車場もあるし、身を守るには安全ですよね。ホテルは取っていませんが、今日は空港内で一晩を明かすつもりです」

羽田空港を「避難所代わり」に利用しようとは何たる奇想と思いきや、やはり同日、同空港国内線ターミナルの駐車場「P3」に黒いワンボックスカーを駐車していた40代男性も、「河川氾濫の恐れがあるため、落ち着くまでここにいます」と、一家4人とペットの猫で車中泊すると語った。

  「身の安全ももちろんですが、車両保険に入っているといっても車が壊れたら手続きが面倒ですからね。ええ、私は江戸川区民です」

どうやら、ハザードマップで啓蒙された同区民は、新たな避難所を「発見」したようだ。

備えあれば憂いなし、江戸川区民に羽田あり? 

「週刊新潮」2019年10月24日号 掲載