玉城氏当選
『沖縄知事に玉城氏=辺野古移設反対―安倍政権に打撃
9/30(日) 21:41配信
沖縄県の翁長雄志知事の死去に伴う知事選は30日、投開票された。
米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設の是非が争点となり、移設阻止を掲げた前衆院議員の玉城デニー氏(58)が、移設を進める安倍政権の全面支援を受けた前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)=自民、公明、維新、希望推薦=ら3人を破り、初当選を確実にした。
政府側は知事選の結果に関係なく工事を進める構えだが、移設反対の民意が改めて示されたことで、計画に遅れが生じるのは必至。県政奪還の失敗は、自民党総裁選で連続3選を果たしたばかりの安倍晋三首相にとっても打撃で、来年夏の参院選に向け、与党内で首相への不満が強まる可能性がある。
玉城氏は30日夜、那覇市内で記者団に「辺野古に新基地を造らせないとの誓いをこれからも全うしていきたい」と述べた。
選挙戦で玉城氏は、翁長氏後継を打ち出し、「あらゆる手段で移設を阻止する」と訴えた。翁長氏を支えた「オール沖縄」勢力の後押しを受け、支持を広げた。2月の名護市長選では、共産党など国政野党が前面に出たことが地元の反発を招いたが、今回は各党が裏方に徹したことも功を奏した。
佐喜真氏は辺野古移設の是非には触れず、「対立から対話へ」を旗印に政府との協調をアピール。振興予算を呼び込み、県民生活向上を目指すと訴えた。自民、公明両党は党幹部が沖縄に常駐するなど異例の態勢で支援。菅義偉官房長官や自民党の二階俊博幹事長らも相次いで沖縄入りしたが、及ばなかった。
自民党の塩谷立選対委員長は30日夜、党本部で記者団に「厳しい結果だが、基地負担軽減を進めていく」と語った。 』
※沖縄県民、すばらしい!