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いや、面白かったというか、参考になったというか、私と同年代か上の方にぜひ読んで欲しい、更年期適齢期女性にお勧めの1冊。
ジュリー(沢田研二)ね。確かにカッコよかった。でも、過去の人かと思っていたら、毎年CDを出して、ライヴツアーをしているんだ。
ジュリーの歌に慰められ、励まされ、ライヴ会場で「ジ・ュ・リ・-!!!」って叫ぶ、歳を食った女の子と男の子。いいものです。
固定ファンがずーっと支え、毎年、新譜や発売記念ライヴやDVDを出している、2006年に芸歴20周年を迎えた、現在進行形で働き続けるジュリー。
ポルノはまだ若いけど、ジュリーみたいになってくれるといいなと思ってしまった。
「最後にステージに立って客席の拍手や歓声に応えている彼を観たとき、私が感じたのは真澄とは違うことでした。私は、彼を生かしているのは、あの圧倒的な声援だと思ったんです。あそこにいる人たちは、おそらくあなたや真澄と同じように、四十年間ずっと沢田研二を応援してきたんでしょう。あれほどの大勢のファンに見守られ、すべてを肯定される。幸せですよ、彼は」
「五十を過ぎてからのあの人、なんか明日を生きていこうっていう歌が多くなってるんです。あれほど才能があって、ものすごい業績を作った人でも、歳をとって生きていくのは大変なんだ。でも、頑張ってるんだ。そして、わたしたちに僕は、大丈夫だよ、ここにいて見守ってる、きみを抱きしめて、涙を拭ってるって歌ってくれてて」
「妻の日記にも、同じことがかいてありました。彼の歌はどんどん優しくなっている、彼のファンでよかったとね」
「そうなんです。だから、幸せなのは、私たちのほうなんです。わたしは人の幸せなんて祈らない了見の狭い人間だけど、ジュリーだけは健康で幸せで、いつまでも元気で歌っていてほしいと願っています。それが、わたしのためだから」
「あまり言われないことだけど、ジュリーはシンガー・ソングライターなんですよ。若い頃から作詞作曲たくさんしているんです」
ヒット曲の陰に隠れているので熱心なファン以外は知らないことだが、自作曲のほとんどは心情を吐露する内容で、ジュリーが自問自答を繰り返す内省的な人であることがよくわかる。
「だから、ずっと歌を聴いているわたしたちは、あの人には隠された裏の顔なんてないのを知っているんです。裏表のない、すごく正直な人で、考えたことは歌わずにいられないみたい」
「アイドルの追っかけができればいいのにねえ。あれは一生やれます。あれがある限り、元気でいられると思うわ」
「テレビに出まくってた頃って、俺はガキだったけど、よく覚えてるよ。カッコいいなとは思っていたけど、90年代に入ってからの音聴いたら、もう、ぞっこん。二十代の頃って、テレビ向きにゴテゴテ作られた感じだったけど、俺がライブに通いつめた90年代は四十代でさ。フリフリの派手な格好してても、すっごい骨っぽかった。男惚れしたね。今は、かなり太っちゃったけど、いいじゃないの。無理しないって感じでさ。老けるの、怖がってないんだよ。別の意味でカッコいいと、俺は思う」
聴きたいアルバム「A SAINT IN THE NIGHT」、「greenboy」などなど。でも、ハマルものが増えるの怖いから、、、どうしよう。。
音楽というものは、いいものですね。