学校のセンセイ飛鳥井 千砂ポプラ社このアイテムの詳細を見る |
かなり、よかった。
この本を名古屋へ持って行って読めばよかった。。だって、名古屋が舞台なんだもの。。。
名古屋駅構内のデパ地下のフランスの有名なパティシエのお店のクッキーとチョコ、買いたかったな。。
あっちこっちでしょっちゅう見かけるチェーンの喫茶店のシロノワール、食べたかったな。。。
登場人物がみんないい。
「生徒は子供です」
「桐原先生は、ちゃんとそのことに気づいていらっしゃるでしょう。そこを私は勝っています、さっきも言ったようにね。生徒相手に感情的にならないという部分では」
「ですけどね。生徒が子供なのは当たり前です。だって彼らはまだやっと十代の半分を過ぎたところなんですから。文字通り本当の子供です。法律的にもね。・・・・・・大人なのに子供のような人には、桐原先生のように冷静な対応、付き合いがいいと思います。ただ、彼らは実際の子供ですから。子供だからといって、相手にしないのはやめましょう。子供に対する大人の対応をきちんととっていきまよう。それが教師の務めでしょう」
「要するにですね、まだ大学を出たての新任のころから、生徒にとっていい先生になろうと、張り切りすぎて空回りして、自ら潰れてしまう先生もたくさんいます。ただ、桐原先生は、無理をなさらず、でも仕事はちゃんとこなされて、上手にそこらへんはバランスをとっていらっしゃる。でももう二年目でいらっさyるし、社会人としての経験はもっとおありでしょう。逆にそろそろ、もうちょっとこの仕事に対して熱くなって頂きたい。そう思ったんですよ。わかりますよね?私の言っていること」
これ、ドラマにするといいんじゃないかな。“フツーの教師”の青春物語。