空耳 soramimi

あの日どんな日 日記風時間旅行で misako

水引草が咲いています

2014-08-11 | 山野草

 晴れて秋めいた朝です。洗濯物が風で揺れて早く乾きそうです。
今年も水引草が咲きだしました。

また立原道造の詩を思う季節が来ました。四国の川沿いの細い山道を思い出します。


  
ミズヒキソウ 庭の雑草の中でも元気に増えてます。ちょっとピンボケ。



  のちのおもひに
                       立 原 道 造

 夢はいつもかへつて行つた 山の麓のさびしい村に
 水引草に風が立ち
 草ひばりのうたひやまない
 しづまりかへつた午さがりの林道を

 うららかに青い空には陽がてり 火山は眠つてゐた
 ───そして私は
 見て来たものを 島々を 波を 岬を 日光月光を
 だれもきいてゐないと知りながら 語りつづけた……

 夢は そのさきには もうゆかない
 なにもかも 忘れ果てようとおもひ
 忘れつくしたことさへ 忘れてしまつたときには

 夢は 真冬の追憶のうちに凍るであらう
 そして それは戸をあけて 寂寥のなかに
 星くづにてらされた道を過ぎ去るであらう



白い立浪草はもう種になりました。次の春、又白い波頭を見ることができるかな、
増えて花の間に入り込んでいます(^^)


おまけの時計草です。


まだ夏本番だというのに、少し涼しい風が吹くと、秋の気配がします。ふといつも彼岸花が咲く辺りを覗いて見ましたが、影も形もなくて、未だ一月も先なのか、ごめんなさいごゆっくり、と言っておきました。

台所の窓から、突然油蝉の声がしてびっくり。出てみると金木犀に、二匹止まって頑張ってました。ラジオの声が負けそうな勢いで「やっぱり夏か、ハイハイ!」と言っているうちに気温がぐんぐん上がっています。





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