空耳 soramimi

あの日どんな日 日記風時間旅行で misako

水生花園の花 カンガルーポー

2021-06-29 | 山野草

この変わった花、(花も色々あるので変わったというのは失礼かもしれませんが)を初めて見たのは、ガーデンミュージアム比叡の入り口、受付の横で鉢植えになって咲いていました。名前しかわからなかったのですが形も変わっていて印象的でした。その後温室のあるところではよく出会うようになりましたし、色の変わった園芸種も出ているようです。

ここでは花壇の中でずいぶん背も高く、温室より外が好きな花かなと思ったのですが、カンガルーポーという名前で、国ならオーストラリア(原産)足ならやっぱり前足ですね(^▽^)

「カンガルー」の由来に関する逸話として、「西洋人が初めてオーストラリア大陸に上陸した際、現地人にカンガルーを示して『あの動物は何と言うのか?』と訊ねたところ、現地人は西洋人の言葉が理解できないため、『(何を言っているのか)わからない』という意味で『カンガルー』と答えたが、訊ねた側は『あの動物はカンガルーという名前らしい』と誤解してしまい、これがこの動物の通称となった。」というものがあるが、これは俗説である、とWikipediaには書いてありました。初めて出会う言葉の誤解はよくある話のようですが、でもこの花の名前にはとても似合っているようでww

 


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水生花園の涼風

2021-06-28 | 山野草

画壇では夏の花や斑入りの葉が涼し気でした。

 

ホタルブクロ

 

ホタルブクロやサンカヨウは濡れると透明になるのだと思っていましたが

野生のものだけでしょうか。

https://www.sora-m.jp/sanyasou/hana_natu/3522/ 昔の画像ですが。

 

サンカヨウ

サンカヨウ(山荷葉、学名:Diphylleia grayi )は、メギ科サンカヨウ属多年草

この植物は水に触れると花びらが透明になります。なのでとても珍しい植物とも

言われています wikipedia      金剛山ちはや園地

 

イワガラミは終わりの姿ですが爽やかな緑色になっています

 

ハンゲショウ

 

オリヅルラン

 

チシャノキ

 

ツタ?


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気になる症状別 野菜の食べ方・選び方 彩流社

2021-06-28 | 読書

改めて野菜を見直しました。#彩流社さん
 
よほどのことがない限り喜んでよく食べる家族を抱えているので、まず喜ばれる献立、次に体にいい献立を考えます。お腹を減らして帰り、こっそりキッチンを窺ったり、ガレージに漏れる匂いで期待満々で入ってくる顔を見るとこれはウケそうだというのが判ります。それでも育ちざかりを過ぎると、好きなものばかり並べるわけにいかなくなり、最近食材やメニューを考え直しています。

長く台所係をして今更レシピ本でもないようには思うのですが、親譲りの献立にはない新顔の野菜や、季節にかかわらず売られている野菜も多くなって、目新しい成分や薬効が詳しく載っていたり、現代病予防を主にした本も見かけます。

野菜は旬のものからと教えられてきましたが、珍しいスパイスを使ったレシピなどを見ると、大げさではなく好奇心も手伝って作ってみるのが楽しくなります。

我が家は郊外で(田舎で)まだ地場野菜のマーケットがありますのでできるだけ朝のうちに採りたてを買ってくるのですが、おいしく役立てて食べるために改めて野菜の本を読んでみました。

子供の時から身近にある野菜などは大まかな知識は自然に身についていますが、元気な体を作るものを食べるということが大切なことで。

21世紀に入り「ヘルス・プロモーション」という予防医学の考え方が取り入れられるようになってきました。表面的な危険因子の除去だけでなく、健康によいこと、体全体がよくなることを積極的に生活習慣に取り入れることが病気の予防や治療につながる、という考え方です。

ここから始まり、食物連鎖、日本人独特の遺伝性や体質に目を向けること。ふさわしい食生活について実際に野菜をどう使うか、代表する身近な野菜や果物の名前を挙げて説明されています。

季節ごとの(旬な)野菜 
成分や和らげられる症状別(ガン・動脈硬化・肥満予防・高血圧・高脂血症など)

健康について気になるところがあるとき(脳の活性化・疲れ目・胃腸を守る・骨粗しょう症を防ぐ・更年期の悩み)

ちょっと具合が悪いとき(風邪気味・疲労・食欲不振・便秘・下痢・美肌効果・髪のケア・二日酔い)
こんな時はどんな野菜を食べたらいいか。

薬品を処方される前に、おいしくてきれいで体に役立つ野菜。
できれば体脂肪や血圧が基準値で、毎日元気で機嫌よくいられるよう。
たまにはちょっと高めの食材に甘えてみたりしながらも。
慣れないスパイスや、香味油や、野菜コーナーの隅にある地味な野菜の使い方にも慣れてみたいと楽しく読みました。

肥満は敵だ!甘いものは体の毒だ!などと唱えながら流行りの「安納芋」や「紅はるか」の焼きいもの匂いに誘われ、カロリーオーバーかな、でも楽しいことはいいことだ、これでお昼ご飯の代わりだという誘惑にもいいわけしつつ、カロリーも気にしつつそれでもおいしく健康に食べることができるのは嬉しいと思いました。

昨年から肥満指数もチェックするようになり、流行りの糖質オフのレシピ本が9冊も集まり積んでありました(いつの間にか)

思い出すために、日頃忘れないためには、時々開いて読んで役に立ちそうな嬉しい本でした。
 
 

 

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滋賀 水生花園の花 ハイビスカス

2021-06-26 | 山野草

最近はあまり珍しくなくなった夏の花。ハイビスカスがロータス館で咲いていた。

暑さにめげず咲いているのを見るとやっぱり熱帯の花かと、元気が出る。

 

 

同じ芙蓉属なのに

形からフウリンブッソウゲ(風鈴仏桑花)という名前。

珍しいので花の文化園(河内長野)まで見に行った。

ブッソウゲ(仏桑花、Hibiscus rosa-sinensis, rose of China, Chinese hibiscus)は、アオイ科フヨウ属の低木。扶桑花、仏桑華とも。沖縄では赤花ともいう。
ハイビスカスとも言うが、フヨウ属の学名・英名がHibiscusであることから、この名前は類似のフヨウ属植物を漠然と指すこともあって、複雑なアオイ科の園芸種群の総称ともなっている。

 

 

ムクゲ(木槿)も

 

芙蓉も、夏を彩る

 

特にスイフヨウ(酔芙蓉)ほろ酔いの頃が美しいな(^▽^)


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滋賀 水生花園の花 ムラサキバナホウチャクソウ

2021-06-25 | 山野草

水生花園の花壇で珍しい花を見ました。

私が珍しいと思うだけかもしれませんが、チョコレート色の花が咲いていて、知っている花の形なのに濃い紫でした。

ムラサキバナホウチャクソウというプレートを見て、ホウチャクソウも流行りの紫に染まったのかと思いました。

ザゼンソウやクレマチスなら、見慣れているし、チョコレート色の花も普通にたくさんあるし、最近はユリや薔薇もチョコレート色が咲いていて、美しいなぁと思っていましたが。

でもホウチャクソウやナルコユリは白かなと思っていたので、意外でした。

もともと色のついた名前を持っていると、長い名前になるのかとウフッとなります。

 

ムラサキユウゲショウができたら可愛い花なのに化けて出そう(笑)

 

 


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「連城三紀彦レジェンド 傑作ミステリー」 講談社文庫

2021-06-25 | 読書

綾辻行人 伊坂幸太郎 小野不由美 米澤穂信 編 

 

 

収録作品は編者も悩みながら趣向の違う作品を選んだのだろう。まさにレジェンドにふさわしい技巧的な作品揃いで、初読み作品もあってもう二転三転する展開に目が回る。それぞれの作品は好みが分かれるかもしれない。
 
依子の日記(綾辻選)
連城さんの後期作品は、次第に恋愛小説というか不倫小説に移行した感じがする、それで離れてしまったが。
これは初期の作品だとは言っても、一人の男を巡る妻と愛人。それも女の一人が消えなければ解決しない展開で、もうこの絡みがほどけないところまできて殺人事件となるが、そこにまた一人の男まで絡まってくる。男のいやらしさと女の執念に謎が絡んで、面白いというよりそれこそ泥沼に引き込まれる。読者を振り回す、腕(頭)をひねった書きぶりが神がかり。

眼の中の現場 (伊坂選)
医者の夫は看護婦と不倫中で夫婦仲は冷えているように見える。妻の体調が悪く検査を受けると「癌」だという。夫が指導している医者の誤診だと判ったが夫は内密に処理した。妻に真実を告げようとしたが少し遅れ、妻はホームから電車に跳び込んで死んだ。
自殺とされたが背中を押されたのではないかという疑いが残った。
妻の不倫相手が訪ねてくる。この男は別に恋人ができ妻とは別れていたが彼はまだ妻に心を残していた。
夫を訪ねてきて問い詰める。部下の誤診をもみ消したことで脅迫まがいにアリバイを問われる。
二人の一幕の舞台を見るような会話劇で妻の死の真相に迫る。心理描写にすぐれた実に面白い展開。

桔梗の宿(小野選)
戻り川心中に収録

親愛なるエス君へ(綾辻選)
フランスで起きた実際の事件を下敷きにした戦慄のホラー作品(といってもいいと思う)現実に、フランス留学中の男が起こした事件で一時大きな話題になった。殺して食べ残した肉を大きなケースに入れて運んでいるところを逮捕された。
この作品ではカニバリズムに憑りつかれた青年の奇怪な行動が語られる。彼はフランスで起きた事件の半端なやり方に不満があった。日本留学中に実行することにしたが、女医がひき逃げする現場に遭遇し、彼女を利用する巧妙な策を思いつく。しかし意外な結末で、ここに至り最後まで軽々と翻弄され、非常におぞましくグロテスクな描写に鳥肌が立つ。
罪の意識はキリストとユダの喩えが引用されるが、彼の狂気は
本当はゴッホの自画像とは全く違う容貌なのに、私はいつも自分の顔に彼と同じ狂人の雰囲気を感じるのだ。そしてその時、エス君、君を感じた

(現実の事件でも彼のイニシャルはSで始まっているのが不気味)
現実に起きた事件も生々しいが、こういった傾向もミステリの一面かと思う。

花衣の客(米澤選)
これは作者好みの和の雰囲気を生かした舞台装置で、茶室や名品の湯のみなど小道具に凝っている。
母の男に憧れて最期を看とる娘の二代にわたる不倫の様子が、母と娘、男の妻の微妙でいて、ある意味ありふれた懊悩が細やかにミステリアスに書かれている。慕ってくれる娘と老いの陰の濃くなった男と、かかわった女たちの繊細な描写が冴えてはいるが、好みではない。

母の手紙(伊坂選)
息子の嫁を苛め尽くす母親は自分の受けた苛めの仕返しのような壮絶な日々を送っている。恐ろしい。しかしそれには訳があった。
苛めかたも母の宿業の繰り返しのようで、母と嫁、息子の苦しみは母の死後に哀切な余韻を残して解決する。


代表作の中から趣向の違った物語を選んでいる、よくできた入門書で、最後の綾辻伊坂対談も参考になる。
 
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水生花園のフウロソウ

2021-06-23 | 山野草

花壇の小径を散策してみると、季節の花が見ごろでした。ブログで美しく植えられた花を見せていただいているのですが、あぁこういう風に彩りよく造っていくのか、と庭の見方が変わりました。枯山水とか、コケや砂で有名な京都の庭は時々フラッと寄ってみるのですが、最近庭というよりガーデンという名前のように季節の花で彩られた庭の見かたが少しわかってきました。残念ながらまねようにもうちは狭い庭なので、鑑賞するのが楽しみです。ただ何気なくきれいな花を植えるだけでなく、しっかり手をかけて楽しんで作られているのが少しわかってきました。

ただの花好きだったのが、ガーデンという呼び名の庭を楽しむことができるようになり、今回はゆっくり花の植栽法なども見て、ほぅこの花の横にはこの花か、なるほどと単純に感動しながら歩きました。

いろいろ写真に写してきましたが、

ただやっぱり好きで贔屓にする花があって、今日はフウロソウです。

フウロソウの仲間は山にも野にも咲いているのですが、こんなに美しい花は初めて見ました。

 

フウロソウの仲間はゲンノショウコが代表だと思うのですが

みんなよく似た顔をしている気がします。

でも、こんなきれいな花は初めて見ました(なんどもいう^^)

フウロソウ好きの人がつくりだしたのでしょうか、野の花にしては

花びらもしべの形も繊細でどことなく品の良さがあるようですが

名前は判りませんでした。

これも見るからにフウロソウですが花の色からアケボノフウロだそうです。

今日夕方になって、やっぱりないと不便だと思い切ってカメラやさんに行き、新しいコンパクトカメラを買ってきました。

コンデジは三代目になりますが、同じ機種の後続機なので操作だけはすぐ出来そうです。

驚いたことに使用説明書が400ページの厚さで、文庫本なら長編小説です。

覚えればいろいろ楽しめそうですが。なれるのが大変そうだなと思いながら喜んで読んでいます。

腕は上がらないのにカメラは壊れて、それも修理終了になってしまったころに、花ばかり写して使い過ぎかも(-_-;)

明日からこれを持って散歩を頑張ります(つもり)


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滋賀 水生花園の花しょうぶ (2)

2021-06-23 | 山野草

ロータス館の外に、季節の花々が咲いている花壇があります。間の小道を縫って広い園内を散歩しました。

小雨だったのが降りやんで花の色が一層鮮やかでした。

 

面影の池 花は咲いていなかったですがオオオニバスの造形がきれいでした。

 


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「あしながおじさん」 ジーンウエブスター 新潮社

2021-06-22 | 読書

裏表紙から 「最高に素敵なハッピーエンドが待ち受ける、エバーグリーンな名作。」
このエバーグリーンがとても気に入った、この話によく似合う言葉。
谷崎や三島には使いづらいけど。
その通り。みんな知っているエバーグリーンな話。
ただ拾った幸せでなく、一つの稀に恵まれたチャンス、それをきっかけにして掴んだ幸せな生活が快い。

苦労はしたけど、知らなかっただけで彼女の父は大富豪でした・・・小公女
男の子が欲しかった老夫婦は、間違って来たおしゃべりな女の子が気に入り深く愛するようになるのです。その子「アン」は夢見がちなおとめ時代を過ぎ愛する人を見つけ、家庭を築き、人生の苦楽を乗り越えていくのです・・・赤毛のアン
孝行娘は野獣の元に嫁ぎ、彼の悲しい過去を知って愛するようになるのですが、屈折した彼も実は心の美しい王子だったのです・・・美女と野獣
優しいお母さんの下で四人姉妹は大人になり巣立っていった。読者贔屓のジョーはニューヨークで独り立ちの苦労の末作家になった・・・若草物語


少女時代の夢をはぐくんでくれたお話はもっともっとたくさんある。
でも「あしながおじさん」の話は特に素敵だ。
こんなお話を読みながら、ありえないけれど、万に一つ身近にいないものだろうか「あしながおじさん」。
とチラッと思ったことはないだろうか。

それで読んでみた。


子供ながら相当気に入っていたらしいあまり間違って覚えてなかった。孤児院で育ったジェルーシャは成績がよく特別に高校に行かせて貰っている。
卒業の時期が来て進路を決めなくてはいけなくなる。そこに孤児院の後援をしている篤志家が大学の学費をだしてくれることになる。
「独創性」が気に入ったという。孤児院の憂鬱を遠慮会釈なく書いた作文が気に入ったのだ。

将来作家になる勉強をすること。一か月に一通秘書宛てに報告がてら手紙を書く、そんな願ってもない条件だが。
ジョン・スミス氏はいただけない「あしながおじさん」にするわ。
あなたの後姿は背が高く壁に写った影は細く長かった。あなたはおじいさん?デブ?髪薄い?ハゲ?
尋ねても答えは来ないけれど。・

前向きなジェルーシャは大学生活を楽しみ、苦手な科目に苦しみ、休暇では旧家のお嬢さんの館に招かれ、縁のなかった外の文化にも馴染んでいく。

秘書宛てに書く手紙は時には長く長く、宛名のジョン・スミスさんあなたはいったい誰?としきりに訊いてみる。もちろん返事はない。

友達の兄と仲良くなるあたりで、ジョン・スミス氏、、ついに顔を出さないではいられない。

彼女は賢く美しく育っていく。休暇を過ごす牧場の持ち主として「おじさん」は少しずつジェルーシャの暮らしに加わり、変わり者の汚名を返上する。

ここからはさすがにエバーグリーン、紫の上式の育てる楽しみを持つ坊ちゃんの常套恋愛であっても爽やかに鮮やかに読むのが楽しい。

ジェルーシャの自立した生き方や、大学生活の生き生きとした描写で作者がしのばれ彩を添えていた。自然描写も生きていて深呼吸をしたくなるやはり面白かった。
 
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「滋賀の水生公園」で (1)

2021-06-22 | 山野草

開園していた滋賀の水生公園に行ってみました。小雨の日でしたが、ロータス館は屋内なのでいいかも、と。

山霧が登っていく比良山系の風景もゆったりして、琵琶湖のほとりの施設もあまり人影もなく静かでした。

 

熱帯睡蓮が咲いている池の手前で花しょうぶ展があって、

咲いたばかりのような見ごろの花しょうぶが並んでいました。

名札があって、一つづつ見比べると、色も形も古い雅な世界が偲ばれるようでした。

猩々桜  (ほろ酔い猩々(;^_^A)

殿上人 (当時流行りの色で)

夢の浮橋 (この色は夢です夢)

 

大水青 (花しょうぶも青は難しいのかな)

 

雪姫 (きれいですね、雪女も元はこうだった)

 

西村 (西村の能かな、紫がきれい)

 

西行桜 (西行さんは桜ネ)

深淵 (深淵か,心の襞も深い、ナンテ (‥;))

紅梅の舞 (可愛い色 舞妓色)

稲妻 (これは渋い、新妻では出ない色^^、て稲光も時々)

業平 

この赤は韓紅?

竜田川からくれなゐに水くくるとは、業平さんのこの歌を思い出すと

すぐに古典落語の「千早振る」を思い出して笑ってしまいます。

千早太夫が竜田川関を振って水くくる

とうとう井戸に跳び込んで、、、悲劇なのにここでこらえきれずに (わはは)

またかと他人の振りをする、ツレが家族でないと。


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「西郷札 松本清張短編全集01」 光文社文庫

2021-06-20 | 読書

 

 

ずいぶん昔になってしまったけれど、松本清張を初めて読んだのは、カッパノヴェルズで、知り合いの家に大量に並んでいたので借りてきて、夢中になって読んだ。森村誠一の「白昼の死角」や高木彬光も並んでいた。
今でもおぼろな記憶があるので、この全集を見つけたので再読してみようと思った。全11巻、発表年代順に編まれているので楽しみだ。
少しずつ読んでいきたい。ネタバレ注意

*西郷札
新聞社で、九州の文化史展を開催するので資料を集めていると、「西郷札」が送られてきた。それには古い覚書が付いていた。薩軍が発行した紙幣だが、今では紙屑同然で価値のないものだった。だが「日向佐土原士族 樋村雄吾 誌す」と書かれた「覚書」は時を忘れて読んだ。

宮崎に近い佐土原の士族に生まれた雄吾は薩軍に加わって戦っていたが、彼は西郷札の発行を手掛けた。
薩軍は官軍に追われ、熊本から田原坂を超え日吉から宮崎についた時そこでついに軍資金が切れ、紙幣を発行した。高額紙幣を商人に押し付け物品と「釣り銭」を得ようとした。武器や食料をそれで賄うため裕福な商人を半ば脅すようにして札を押し付けた。
印刷関係者との縁で雄吾は印刷を手伝っていた。だが雄吾は官軍の総攻撃で負傷し追っ手を逃れて逃げ込んだ先で手厚い介抱を受けた。
故郷の家は戦火で無くなっていた。田畑を金に換えて東京に出た。
人力車夫になっていた時、一緒に育った血の繋がらない妹と再会する。岩崎弥太郎が貨幣統一の前に藩札を買い占めて補償回収で暴利を得たのを知り、雄吾も西郷札で一儲けしようと仲間とともに買い占めに行く。買い上げの噂の前で手に入るものではなかった。このうわさはどこから出たものだろう。売り渋る相手の言い値も値上がりしたが、手持ち金のあるだけで買い集めた。そして当てが外れ無一文になった。
美貌の妹は高級官吏に嫁いでいた、懐かしさに会いに行き二人の仲を夫が不審に思っていたのを知らなかった。雄吾は力の前には弱かった。

*くるま宿
無口で穏やかな吉兵衛という車夫がいた、気の荒い車夫たちは時々騒ぎを起こし大喧嘩になる。げんかが始まろうというとき割って入ったのは吉兵衛で一言で納めてしまった。

*或る「小倉日記」伝
鴎外に関する全集が出ることになったが、鴎外が三年間暮らした小倉時代に書いたと思われる日記が見つからない。編纂委員のKに田上耕作という男から手紙が来た。鴎外の小倉時代の足跡を探して記録しているという。すでに40年の歳月がながれている、困難な仕事になっただろう。鴎外が住んでいたということさえ小倉に人たちの記憶が薄れてきている今。
田上の母は美貌で有名だったが父親が政治運動家であったために縁談が纏まらず甥に嫁した。生まれた耕作は半身が不自由だった。奇妙な風貌で口は半分しか開かず開いた角は閉まらず言葉も分かりづらかった。だが頭脳は優秀でその明晰さはズバ抜けていた。ふじは喜んで全霊を傾けて世話をした。
耕作は鴎外の「独身」という一文の中にある伝令の鳴らすチリンチリンという鈴の音に聞き覚えがあった。耕作とその母が訪ね訪ねて鴎外の足跡を埋めていく様子が痛々しく、苦しく書き表されている。
日常のミステリを掘り起こした清張の名作。弱く恵まれまれない人たち、底辺に生きるひとの息吹を伝える作風が胸を打つ。芥川賞を受賞。

*火の記憶
頼子が好きになった相手の父は失踪していた。新婚旅行先で夫は子供時代の話をした。子供の頃石炭の仲買いをしていた父は商売に失敗して消えた。幼い頃から父の記憶がないが、母に手を引かれ男に会ったのをうっすらと覚えていた。どこか秘密めいた匂いがした。
母がなくなって一枚のはがきを見つけた。河田という男がなくなったという。調べて九州の炭鉱地帯まで訪ねてみた。遠い記憶にあった山の稜線が赤々と燃えている風景が目の前にあった。河田の素性とその想いに気着いたのは夫でなく兄だった。

*啾々吟
肥前性で同じ年月日に三人の男の子が生まれた、主君の嫡子、家老の長子慶一郎、軽輩御徒衆の子嘉門。十年後若殿の進講が始まり呼ばれた三人は身分を超えて親しくなった。嘉門は利発で若殿に講義を易しく説いて聞かせるほどだった。師が退いた後も教えを受けに通っていたが師は「どこか可愛げがない」といっていた。嘉門は家を継いだが栄進はできず身分はそのまま据え置かれて不満だった。嘉門が用いられないのは自分でもわかっていて慰めも受け付けなかった。慶一郎が許嫁の千恵の家を一緒に訪れた後、嘉門だけがたびたび訪ねていたこともあった。一人で来ないようにしてほしいと手紙が来た。千恵と結婚し順調に出世した。嘉門は行方がしれなかった。新政府に対して民権運動が盛んになったその先鋒の論客は嘉門らしかった。
嘉門が恵まれない生涯を終えたのは家門のせいだったかもしれない、またその鬱屈した思いが晴れなかったからかもしれない、そしてどこか狷介なところがある性格が災いしたのかもしれない。これを書いた清張の心のありかも推し量ってみた。

*戦国権謀
家康主従は帰国途中で、長く放浪の旅に出ていた本多正信に会った。家康は喜んだ。それからは正信を信頼して彼がいれば安心と信じ続けてきた。一方正信の重用を喜ばないものは落とされていった。
正信は恩人が改易され、より権勢を増した。大阪方が再挙したが和議がなった。家康は74歳になった。正信とは依然として肝胆相照らす老友だった。家康が亡くなった時正信も死を前にしていたが、家康に死を全身で嘆き悲しんだ。正信もなくなり後を息子の正純が継いだ。だが彼は驕慢でしくじり出羽の国に流配になった。横手の寂しい地に独り居りで暮らし72歳で亡くなった。

*白梅の香
津和野から江戸に出た兵馬は、芝居小屋が珍しく通い詰めていた。彼は美男で評判の役者に似ていた。役者の菊乃丞の代わりに呼ばれた女の所に一晩泊まった。そこには珍しい白梅の香が焚きしめられていた。翌朝すれ違った老人がその香にはっと足を止めた。
その香木は内々に久世家に送ったもので扱いは留守居役だった。久世家では受け取った覚えがないという、留守居役が妾に送ったらしい。それがもとで留守居役は切腹した。数日後、兵馬は津和野に帰る道を歩いていた、そして彼ははっと気づいたのだった。

*情死傍観
阿蘇山の河口から飛び込んで自殺する人は、それを見ていたひとの話から、見ただけで自殺者が判るという、そういう人は説得して自殺を思いとどまらせるのが普通だ、だが同じ女が二度来た。

救う老人を主人公にした小説を書いたら、読んだという当の女から手紙が来た。
二度の自殺を試みたが心中相手を死なせて生き残った有様が生々しい。
 
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見かけはシンプルでも

2021-06-19 | 日日是好日

 

一重のばら、シンプルだけど美しさは奥が深い。

豪華な薔薇は、それだけで完結しているような美しさで、感激してしまうほど美しい。

一重の素朴な薔薇は、風景に溶け込むような、野の花の素朴さがあって美しい。

レッドコート

不明(のいばらみたいだったけど)

デンティベス

 

なれたコンデジがないと、散歩写真は不便で、あの黄色はビロードモウズイカかも、車ちょっと止めてぇと言ったらカメラがなかった、スマホでどうと言われたけどもういいか、来年がある。

起動しなくなったコンデジの修理は 「もう駄目です、部品がありません」という回答で、見積もり代を返金しますという。長く使っているうちに、昨年末に修理も終了していたのでだめだろうなと思っていました。カメラ屋さんでカタログを見比べて、一代前の型落ちだけれどカードもバッテリも使えるし、と迷います。

壊れるときは壊れるもので、固定電話は子機が鳴らなくなりました。バッテリーを変えてみたら三日鳴ってまた沈黙(笑)

自治会の当番で、連絡用に電話番号を調べたら、固定電話がないうちが増えていました。それに個人情報なので連絡網だけのメモですと言って、公にしませんと断ったり。若い世代は新聞もとってないと販売店の人が話していました。もう最初から断捨離の賢い暮らしでOKなんです。

うちのような古い人類が使う電話機は、今は最初から子機が二台付いているのがあって(前は特別に一台注文しました)FAXなしだと場所も取らず機能は変わらずでコンパクトに収まりました。

読書でも、「紙の本」という言葉が普通に使われだして、私もたまにセールの時などkindle版をDLします。これも手軽だと思ったのですが、ipadなどは慣れなくて読みにくい、それでもについ図書館にないものは簡単ににポンとタッチするので本は山になるしkindleまでたまっていきます。

先週、プリンターを使おうとしたらエラー表示が出て、あれこれやってみたのですが、動きません。これも古くて修理も無理そうだし、買い換えることにしました。

上の蓋を開けるとA4のコピーができるようになっていました。いつもコンビニでコピーしていたのですが、「あらぁ~~~」とビックリ、前の買い替えの時はWiFi接続にビックリしたのです。

シンプルイズベストも進化しています。

 

むだにこんなに書いてやっとシンプルな一重の薔薇に繋がりましたww

故障の連鎖に今日は電気店巡りで疲れました。

 


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また ベルサイユのばら 

2021-06-18 | 山野草

 

ベルサイユのばら(もう一度(;^_^A)

 

ストーリーはほとんど覚えていないのです、(覚えていたらここで話は長くなるはずなので本人も一安心?)これでブームが再燃して宝塚は大騒ぎだったのはなんか覚えていますが、そこから経営も改善されたとかサイドストーリーも盛り上がっていました。天海祐希さんが登場とか言われころは、今もファンなので記憶があります、やっぱり忘れてもいいくらい過去になってきました。

それでWikipediaを見て、バラの写真を見て、時間を戻そうとしたけれど、ちょっと無理でした。

教えてもらったところ、オスカルとアンドレ編があって、次にマリーアントワネットとフェルゼン伯爵編が上演されたらしいのですが。

始まりは

1755年、ヨーロッパの3つの国に、やがてフランスベルサイユで宿命的な出会いを待つことになる3人が生まれた。マリーアントワネットとハンス・アクセル・フォン・フェルゼン、そしてオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェである。。

そしてマリーアントワネット、フェルゼン編でフランス革命終結、マリーアントワネットが断頭台に消える。

 

あらすじのサイトも読んでみたら

1972年21号から1973年まで『週刊マーガレット』(集英社)にて連載。フランス・ブルボン朝後期、ルイ15世末期からフランス革命でのアントワネット処刑までを描いている。前半はオスカルとアントワネットの2人を中心に描き、中盤以降はオスカルを主人公として、フランス革命に至る悲劇を描いた。

ということだった。そうだったのか、な。

コミックも全巻読み放題で、いまだにすごい、素晴らしい。本の山がなければ読みたいのですが・・・。

花でも眺めています。花の色や種類はやはり役柄を表しているのでしょうか。マリーアントワネットという薔薇は見つかりませんでしたが

花色・大きさ・花形 アイボリー・中輪咲き(9cm位)・カップ咲き(花弁数20枚ほど)

 

だそうで、淡い黄色、アイボリーなんですね。お~~(なんとなく)

 

 

オスカル フランソワ

アンドレ グランディエ

フェルゼン伯爵

 


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「世界文学は面白い」 奥泉光 いとうせいこう 集英社

2021-06-17 | 読書

 

「文芸漫談2」1はまだ読んでないのですがまず2からで。見仏記の「いとうせいこうさん」と作品が好きな「奥泉光さん」の対談(ショーかも)
積んでいる本の中に付箋がちょろちょろ見えると胸騒ぎがする。記録しただろうか。題名を見て確かに読んでいる。でも感想を書くとなるとあまり記憶が鮮明でない。だからすぐ書こうと言ったのに(パソコンに低姿勢)

でも断言すると、これは面白かった。
いとうせいこうさんの作品は読んだことがないが取り敢えずデビュー作を読むのがいいらしい。
見仏記は相棒がみうらじゅんさんで相当ぶっ飛んでいたりするので、いとうさんが本筋に引き戻しつつ、ありがたい仏さまを見て歩く、この二人の会話が愉快でたまらない。

ここでも奥泉さんが話の翼を広げるだけ広げてどこか世界の違う所に飛び出しそうになるのを、いとうせいこうさんがそれとなく地上に引き戻す。手綱さばきがいい、息もあっている、見仏記と同じようなパターンで、だから面白い。

読んだものも読まなかったものも、二人の話から納得できたり、さすがに作家の視点がと感じたり、ユニークな表現で、照らし出して読ませてくれたり類を見ない。 本音が即本質に通じているという、作家・作品解説と言えばいえる、面白すぎる本でした。

目次を見ると
1 カフカの「変身」は結構ベタなナンセンス・コント
2 ゴーゴリの「外套・鼻」はいきなりハイパーモダン
3 カミュの「異邦人」は意外にイイ人
4 ポーの「モルグ街の殺人」は事件じゃなくて事故でした
5 ガルシア・マルケスの「予告された殺人の記録」は臓物小説
6 夏目漱石の「坊ちゃん」はちょっと淋しい童貞小説
7 デュラスの「愛人」にはアナコンダは出てきません
8 ドストエフスキー「地下室の手記」の主人公は空気読みすぎ
9 魯迅の「阿Q正伝」は文学史上もっともプライドが高い男の話

私、「愛人」は面倒な文体に内心呆れて、読みかけてやめました。呆れるというのは全く自己本位な感情でして、映画ともども名作だということがよくわかりませんでした。

その上「地下室の手記」は青空文庫で読んだのですが、これもあまりの憂鬱な内容と主人公がいやな奴過ぎて、読むのをやめました。ただどこがいやなのかという所は、地下室にいて地上に出ない見識、自覚はあるのだという主人公はよしとして、ドストエフスキーも、まぁどちらも作家と作品ながら不愉快満載でした。
奥泉 まぁ大多数の人は、思い込みのセルフイメージと他人から与えられる規定の微細に調整しながら、ある程度、一つの像にまとまって生きていますよね。だけど、地下生活者は違います。
いとう 違うの?
奥泉 自分というものが決定されることがすごく怖い「私」というものが信じられないんです。
いとう それは、自分で規定することが苦しいのではなくて、他者との関係の中で「私」が規定されていくことが苦しいわけ?
奥泉 そう。

とか
また脇注で
全編、逆切れしている中学生みたい…いとう
読みにくさ抜群…いとう
一人称小説は、なんでも地下室に行くと面白い…奥泉 
 
ここなんて奥泉さんの面目躍如かも

例えばこんな風に、私のいやな気分を分析してくれます。

伝記なんて書かれても阿Q本人は読めないのに(笑)…奥泉

会話がおかしく爆笑、「変身」問答も面白かった。


変身    
外套・鼻
異邦人
 
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黄色の薔薇

2021-06-17 | 山野草

名前を調べながら、写真を見ていると、これでは花に申し訳ないというくらい下手で。

カメラ取り扱い説明書をまた取り出して読んだりしていると、まだまだ道は遠いと感じて、少し気落ちしてしまいました。

まぁ そのうち何とかなるでしょうと思い、そのうち何とかしようかなとも思って花の写真を整理したのですが。

女性の育種家のかたのコーナーにある薔薇は色も形も繊細で美しくて、時間をかけてつくりだされて、今でも残っている名花をじっくり観察できました。こうして長い時間をかけて、花は作られるのだからなぁとまた気楽に気分転換。

もう少し頑張ろうう、何と言っても数だろう、たくさん写せば中にはピントの合った雰囲気のいい物が撮れているかもしれない今は運任せ、そこで思い立って小雨の中、琵琶湖のほとりの水生花園に行ってみました。広くなってきれいに整備されて、見ているだけでもわワクワクでしたが。また枚数ばかり多いので整理に時間がかかりそうです。

取り敢えず、先日の薔薇園の中から、黄色いバラを集めました。写真を見るとピンボケやら何が何やら残念なものですが、幸い実物は綺麗でした(;^_^A 写真に残しているのはいいことかも。

 

名前が間違っていたら教えてください(*- -)(*_ _)ペコリ

 

トロピカルシャーベット

金閣

ゴールデンボーダー

絵日傘

不明

白夜

 


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