空耳 soramimi

あの日どんな日 日記風時間旅行で misako

実話の映画化

2005-10-27 | 映画

映画や本はもう生活の一部になっているのだが、本で言えば手記などノンフィクション、映画では実話の映画化されたものが苦手だった。
長い間空想の中で楽しむもの、言い換えれば現実逃避の乗り物として重宝してきた。
現実からなぜ逃げるのかといえば、面倒だからで、相手もあるのではそこの所の忖度もしなくてはうまくいかない、結果自分の事ぐらいは何でも自分でやらないとすまないことばかりで、怠け者にとっては嫌い、疲れる、そして苦手ということになってしまう。
今は止めておこうかということが出来ない、義務や責務などが絡まっている。
自由にすごしたいと思っても自由こそが面倒なもので、生きていることも疲れてしまう。
今言う引きこもりの自由人のような人だって、最低限しなくては生きていけないことがある。
映画や小説の世界は、入り込む手順さえ踏めば、何時間かはありそうもない、自分の日常にはなさそうな世界で遊ぶことが出来る。
責任のない他人の突拍子もない世界も目の前に開けてくる。
なんて面白いのだろう。と長い間思ってきた。振り返るとそれが今の私を作ったといえる。

ところが最近ちょっとした変化を感じてきた。日常生活に余り疲れなくなった。
それで好みもちょっと変わった。

長い振りだったけど 最近実話が元になった映画を4本見たが疲れなかった。それで驚いている。
まぁ内容にも依るけれど。 ただ実話だからといって我が事のように考え込むようなものでもなかったが。







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クサボタン

2005-10-24 | 山野草


夜の闇が暁に変わる刻
暑い夏にそっと秋が忍び寄る時
薄紫の光が広がる

そんな短い移り変わりの狭間に
自然も薄紫の花を咲かせる

くるんくるんとカールした髪に縁取られた
小さな顔を俯けて
秋の鐘の音に耳を澄まして





       クサボタン(草牡丹) 2005.10. 伊吹山


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水玉草

2005-10-21 | 山野草


朝もやが僕の体に水玉をくっつけた
輝いているのは
水玉?
それとも僕なの?

日が昇るときみは小さな声で
さようなら・・・またね

     

 
ミズタマソウ
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水引草

2005-10-17 | 山野草

   
ミズヒキソウが咲いている
細い枝に点々と紅白の花が開いて
少しの風でもゆらゆらと揺れて

蝶むすび
縁むすび

絡まったり解けたり

                  

                  

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ホトトギス

2005-10-14 | 山野草

あの身勝手で 自由な
ホトトギスに似てるって
同じ名前になったそうだけど

広い野山を駆けて飛ぶ
ホトトギスに出会ったことはないけれど

一枝を手折られ
お茶室の竹筒に生けられ
松籟の音を聴いて眠る
こんな生涯も悪くはないと





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コスモス

2005-10-13 | 山野草

いい名前だね というと
少しはにかんで揺れた

雲の湧くところ
星の流れるところ

私はどこから来たのだろう

                    

                     
                    
                    
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ベゴニアの夢

2005-10-12 | 山野草

小さなツボミがいつの間にか膨らんで
夢はだんだん大きくなる
閉じた唇の隙間から
胸いっぱいの言葉が溢れかけて

澄みきった空気の中に
ほんの少しずつ
広がっていくようだ


                

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金木犀

2005-10-11 | 山野草

静かな雨が降っている
風に乗って金木犀の香りが届く

散った花びらが木の下に丸く積もって
地面を染めているだろう
雨水に乗って坂を流れていくだろう

密かな香りの中で秋は深まっていく
                   
                  

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生活の中のカラーについて

2005-10-07 | 日日是好日

友人に誘われて「カラー」の話を聞きに行った
近くだし丁度時間も有って楽しそうだと思って参加した。
講師は多方面で活躍されている浜田安彦先生。ピンクのワイシャツがよく似合う若々しい方だった、74歳には到底見えない。

あなたはどんな色が好きですか? 
赤は活気があり、オレンジは向上心、紫は才能のある人、などということで楽しかった。
私の好きなブルーはケッコウ冷静な人なのだそうだが、一日過ごす間にはさまざまな出来事に出会って気分はコロコロと変わるから、その時々の気持ちは一概には言えないとか、(そうですねー)

色のつく言葉はおおい
筝曲の楽譜は漢数字で表されているが一番高い音はキ(巾)という。そこで甲高い声が黄色(巾色)い声だとか
昔から高貴な色とされている紫は、貝殻から摂れるのだが貴重品だった。庶民には手の届かない高価なもので、そんなことから紫を身にまとうことが出来る人や階級を表す紫には、高貴という思いが定着した、またパープルという名前はプルプルという貝から来たもの。面白かった

会場から何人かに イメージカラーと花の絵を描いてくださった
どなたかのお世話だったのか私にも一枚描いてくださった

好きな色はブルー、印象はアジサイ。だって。本人もビックリ

先生の一言
「朝は苦手ですね」 「ハイ夜は何時でも大丈夫なんですが (^。^;)」 「朝はこれを思い出してくださいね」 「うぅ」 ペコリ
何で分かるんだろう。元気いっぱいだったはずの私を見て
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俳句 秋

2005-10-06 | 日日是好日




風説の 一人歩きや 秋簾

             
                美佐子
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俳句 秋

2005-10-05 | その外のあれこれ





吾亦紅 風の流れを 知る元気
 
                                               美佐子


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