赤いカンゾウ(萱草 )の花が、山や田の畦などで見られるようになった。子どもの頃は、この赤い色と形が余り好ではなかった。野に咲くのは主にノカンゾウで、花ビラが一重でユリの仲間なので筒型の綺麗な形をしている。子どもの頃に摘んだカンゾウはヤブカンゾウがほとんどで、花びらがもしゃもしゃとして、形の割りに雑然とした印象だった。そこが好きでなかったのかもしれない。
花はガクや花弁がスッキリしたほうがいい。
似た仲間を撮影して整理した折、「わすれぐさ」という文字を見つけた。聞いたことがある、なんだか記憶にある名前はこの、こんな花だったのか。突然頭が鮮明に働きだした。
調べると、この花の仲間は「わすれぐさ属」という。一日で萎むので「忘れ草」いい名前なのね。
そうなら、もしゃもしゃの「ヤブカゾウ」だって「ノカンゾウ」だって「キスゲもユウスゲ」も仲間ならみんな好きよ。とすぐに転向する。
そうか、ニコウキズゲやユウスゲと別れが淋しかったのは名前のせいか(笑?)
鮮明になった頭はすぐに曇る。
白秋の詩が浮かんだ。
カンゾウの茂みを抜けて
カンゾウの山に入れり
と書こうとしてイヤ待て、どうもおかしい。イメージが違うような。
適切なブレーキは必要だ。車だけでなく暑さボケの頭にも。
調べてみた
からまつの林を過ぎて、
からまつをしみじみと見き
からまつはさびしかりけり
たびゆくはさびしかりけり
超有名なこの詩だし、なんだかなぁ、いくら忘れ草でも、これでは白秋に深くお詫びを m(_ _;)m
記憶のすりかえってよくあって、平気で昔話などをするけれど、気をつけよう。
花はガクや花弁がスッキリしたほうがいい。
似た仲間を撮影して整理した折、「わすれぐさ」という文字を見つけた。聞いたことがある、なんだか記憶にある名前はこの、こんな花だったのか。突然頭が鮮明に働きだした。
調べると、この花の仲間は「わすれぐさ属」という。一日で萎むので「忘れ草」いい名前なのね。
そうなら、もしゃもしゃの「ヤブカゾウ」だって「ノカンゾウ」だって「キスゲもユウスゲ」も仲間ならみんな好きよ。とすぐに転向する。
そうか、ニコウキズゲやユウスゲと別れが淋しかったのは名前のせいか(笑?)
鮮明になった頭はすぐに曇る。
白秋の詩が浮かんだ。
カンゾウの茂みを抜けて
カンゾウの山に入れり
と書こうとしてイヤ待て、どうもおかしい。イメージが違うような。
適切なブレーキは必要だ。車だけでなく暑さボケの頭にも。
調べてみた
からまつの林を過ぎて、
からまつをしみじみと見き
からまつはさびしかりけり
たびゆくはさびしかりけり
超有名なこの詩だし、なんだかなぁ、いくら忘れ草でも、これでは白秋に深くお詫びを m(_ _;)m
記憶のすりかえってよくあって、平気で昔話などをするけれど、気をつけよう。
ヤブカンゾウ
ノカンゾウ
志賀高原・蓮池のニッコウキスゲ
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