空耳 soramimi

あの日どんな日 日記風時間旅行で misako

すいせん

2006-01-26 | 山野草・季節の花,風景など


信じるものがあっただろうか
長い冬の中に閉じこもり
出口のない思いにとらわれる

目を開けてごらん
枯れ草の中に
小さな水仙が見えるかもしれない

咲いている花の中から
氷の解けるかすかな音が聞こえるかもしれない




2006.01
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さざんか

2006-01-25 | 山野草・季節の花,風景など

さざんかには
少女のような笑顔がある

驚きで目を見張ったような顔に
無邪気な微笑みが浮かんでいる

雪の下でも
風の中でも
のびのびと育つ子の美しさがある




2006.01 さざんか
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蝋梅

2006-01-24 | 山野草・季節の花,風景など

凍てついた光が溶けて
薄い黄色の花になった

まだ人影もない冬の中で
香りに乗せて伝えてくる
<ここにいます>





2006.01 素心蝋梅
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映画の時間ですよ

2006-01-23 | 映画
映画の時間が来た
空白の長い時間の間には思い出したように話題の映画がはさまれていたが、殆どは紹介を読んだだけで見ることの出来なかった、心残りなものが山のように溜まっていった。
以前はテレビ局が流す映画をその時間に合わせて見なくてはいけなかった。当時の生活の中では楽しみは与えられるもので見たいものを見たい時に見ることは出来ないものだと思っていた。
時間を自分のものにするために、20数年前にビデオデッキを買った。いつか見ることが出来るだろう。コマーシャルも吹き替えも我慢して撮っては、どんどん増えるビデオを眺めて楽しみに待っていた。ところが、今度はDVDというものが出来た。早速レコーダーも買った。レンタルというものが出来た。店に入ってまさに狂喜乱舞、は大袈裟でも顔が笑み崩れるような思いがした。今崩れかけていると言われたらそのせいかもしれないが。映画館も近くに出来た。シネマ館の中ではたくさんの入り口がサァどうぞと待っていてくれる。ますます崩れてきている。

私の映画の時間が来た
夜になってゆっくり心置きなく見始める。テレビドラマも好きだが、まだ発展途上にある映像やお手軽なお話にはちょっと不満があるし、毎週続けてみる忍耐力もなくなった。その事もまた次に考えるとして。映画を見る。
前に映画の現実逃避について考えたのだが、そんなに逃げたいものもなくなったと楽観している今は、手軽な娯楽の中で一日を終えることが出来るのが無性に嬉しい。
逃げたいものがなくなることはない、ただ逃げても解決しない事柄をうまくかわす術を見につけてきているのかもしれない。その手段に映画を使わなくなったのは、映画の楽しみ方が違ってきたということらしい。
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2006-01-18 | 山野草・季節の花,風景など

靴音がカンカンとこだまする
晴れ渡った朝

道の脇の吹き溜まりの落ち葉が
霜の飾りをつけて光っている

遠い昔
かじかんだ指で日にかざしてみた朝に
輝いていた未来

道の隅に落ちて
今も小さく輝いているあのときの未来

まだ時間はある
凍てついた朝の
青い青い空

     


2006.1 晴れた朝に
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すすぐ

2006-01-17 | 山野草・季節の花,風景など

初参りに手を洗い
口をすすぐ

清らかな水を口に含んで

美しい言葉で話せるよう
暖かい言葉が出るように

澄み切った水のなかの言葉の魂を
見つめる




2006 一休寺
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セントポーリア

2006-01-13 | 山野草・季節の花,風景など
窓辺にセントポーリアを飾る
100年前に見つけられた
タンザニアで咲いていた花を

優しい色が光に透けて見える

神の山キリマンジャロ
シマウマやゾウやライオンや可愛いトムソンガゼルもいる
そんな遠い国から来た花を飾る




   


セントポーリア(110年前にセントポーリアさんが発見したという)
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芽ぐむ

2006-01-12 | 山野草・季節の花,風景など

雪の下で
もうツボミが膨らんでいる
硬いガクが花びらをしっかりと抱いて
目を閉じている

花びらが少しずつ膨らんでくるのを
優しく抱いて揺れている

長い長い旅の話
冷たい風や柔らかな日差しや
生き物の話

花開くまでの優しい時間
まだしばらくは
冬の間のお話の時間




蝋梅の蕾 2005.12. 雪の日

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新しい日に

2006-01-11 | 山野草・季節の花,風景など

昨日と今日をまたいだ瞬間
心の底で何かがコトリと動いた

小さな光が差して
眠っていたものが静かに起き上がって
背伸びをする

日は昇って沈んでいく
何気ない日常のめぐりの中で
また新しい日が始まる


         


2006.1.1

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