空耳 soramimi

あの日どんな日 日記風時間旅行で misako

夕方に散歩

2019-03-30 | 日日是好日
いいお天気だったがお休みの日はみんな同じ、いい季節だし車が混んでいた。
出たついでにお昼は外で食べたが、おまかせ寿司を食べ過ぎた。

  
4時過ぎに消化に散歩がいいと外に出たら小さな雨がふっていた。
そばの公園の桜はl咲き始め。縁取りの雪柳ががあふれるほど満開、でいい香りがしていた。窓から入ってくるのはこれだ。
今年はとくにまっしろにさいていた。
写していたら変な音がする。よくみると、カードがありません、ピヨピヨといっていた。あらまたか。
散歩なのでもう一度往復してレンズ越しにみたら雨粒をつけたはなが可愛く咲き始めていた。ことしもまた会えたねよろしくね。









ボリジはつぼみはまだ小さかったが葉っぱが増えて大きくなってきた。しっかり花を咲かすのは
はっぱのしごとだね。ガンバレ。





HNことなみ



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こんにゃくゼリー と 今日のボリジ

2019-03-29 | 日日是好日

外はお天気が良く窓ガラスもキラキラ輝いていて気分爽快。

なのでウキウキと、朝のうちに洗濯と掃除を済ましました。

結果、やけに喉が渇いておまけに、まだ昼食には早すぎるのに空腹。

朝からパソコンを前にしていつもより少し多めに脳みそと指先を使っていたからか。錆付き始めた部品はローギアから動かすのに随分エネルギーを食うようで。

ちょっとそのあたりを見回すと、テーブルの上にどこから来たのか、小腹喜ぶ(個人的感想です)というこんにゃくゼリーがあった。

こんにゃくというと低カロリーでしょう。どんなに食べても安心でしょう。
と買ったもので。

でもどこが?本当なのか、とついでに成分表を見てみた。


 一個が25g で25kcal

こんにゃくというネーミングで限りなくゼロcalに近いのではないかという予想は見事はずれ

おまけに炭水化物  6.6g
     糖質   6.2g が
しっかり含まれているのでした。


これはぶどう味だから
葡萄糖果糖液糖 砂糖 果糖 洋酒が使われていました。
低カロリーだけれど、そうパクパク食べるものではないし、食感も形も、固形とも言えないこんにゃく体で、そこそこ食べればいいところだ、と納得。

なら今の空き小腹には5個与えておきます。






今日のボリジ
丸いのはやはり蕾のようだ。ボリジを育てる記事をあれこれ読んでみた。なんでも後手から始めるのでうまくいかないことが多いが、それでも花は咲くでしょう。ガンバレ!ボリジと私。









HNことなみ




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記録写真開始

2019-03-28 | 日日是好日

とっくに花便りが聞こえてきているのに出遅れたか、始めねば。




ボリジはこうなっていた。丸いものはつぼみだろうか、まだ葉もじゅうぶんに育ってないのに、どうしたことだろう。
ボリジの子育てははじめてなので、お母さん困ってしまって………丸いの何?




これは沈丁花。写すのが遅くなって、少しやつれ気味だな。でもいい香りがしているよ、君。








HNことなみ
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「アメージング・グレース」物語 ジョンニュートン 中澤幸夫訳 彩流社

2019-03-22 | 読書



「アメージング・グレース」物語―ゴスペルに秘められた元奴隷商人の自伝

「アメージング・グレース」という哀調を帯びた美しい歌は誰がどこで作ったのか。賛美歌集の中にあって、貧しく、中には文字が読めない人々のために、神を賛美し信仰に導き聖書を深く理解するために作られたという。


第一部は「アメージング・グレース」がどうしてできたか

作詞者のニュートンは赴任先のオウルニィーの教会で聖書の言葉を詞にして説教に使った。わかりやすく創世記から順に讃美歌にして聖書を易しく解説したものを作った。
その中で「アメージング・グレース」は41番目に出てくる。
冒頭の
Amazing grace!(Hou sweet the sound)
That saved a wretch like me!
I once was lost , but now am found,
Was blind, but now I see.

アメージング・グレース、(なんと甘美なる響き)
道ならぬ私を救ってくださった。
かつて迷えし者が、今見出され、
闇をいで光の中にいる

一説目の冒頭が印象的だったのか本来の題名を離れて人々に伝わった。
「アメージング・グレース」
アメージングは「驚くべき」グレースは「恵み」 という意味が正しいのだが、グレースさんというような人名だと思われていることも多いそうだ。

私は友人が参加しているゴスペルソングの会で聞いたとき、この曲はゴスペルだったのかと改めて知りました。

初めはメロディーも一定したものがなくて、人や場所によって10を超えるメロディーで歌われていたのが、現在のメロディーに定着した過程にも諸説があるようです。

アメリカの賛美歌集に収められて今のメロディーになったとする説に定着しているが、イギリスからアメリカに渡った黒人たちが、故郷を思い出させるような歌詞とメロディーを愛し、今では多くの人に愛される曲になっている。

ベトナム戦争後の反戦フォークソングが多く歌われていた頃、ジョーン・バエズのグループにいたジュディ・コリンズが礼拝堂で歌ったのを聞いて、音響の素晴らしさに感動したプロデューサーがCDに入れるように勧め、その歌声を聞いた多くの人からより広く知られるようになった。この歌を広めた歌い手にはゴスペル歌手のマリオン・ウイリアムズもいます。
こうしてニュートンが作った「アメージング・グレース」は素晴らしい歌詞とメロディーを得ました。

現在「アメージング・グレース」は様々なものを表す象徴、すなわちイコンになっているようで。神の恵みや困難の克服、そして自由や人権ばかりでなく、死者を哀悼するイコンになった。


第二部 「物語」
この本の副題にもなっている、「ゴスペルに秘められた元奴隷商人の自伝」です。

賛美歌の「アメージング・グレース」が書かれたのはジョン・ニュートンが、オウルニィーの教会で牧師として精力的に布教活動をしていた時で、友人のクーパーとともに聖書を基にした賛美歌を作っていて「オウルニィーの賛美歌集」を発刊したのです。

この物語の元になっているのは、ニュートンがホーイス牧師に送った14通の手紙を了承を得て出版したもので、最初は匿名であったものが作者の名前が知られ広く知られるようになりました。

旧約聖書でイスラエルの民がモーゼに導かれ荒れ野を超える困難な旅の末にカナンの地にたどり着くという、彼の人生をなぞらえた話から始まっています。

父は船長で母は敬虔なクリスチャンでしたが7歳の時になくなり、父はすぐに再婚。寄宿舎に入ったのですがそこを飛びだし、父親と航海に出ます。
その後父の方針と合わず船を乗り換えて船員たちと放埓な生活を送ります。ついにアフリカ行きの船に乗った時、あまりの品行の悪さに置き去りにされるのです。
過酷な生活を幸いに生き延び奴隷売買の仲間になります。当時イギリスでは奴隷売買に罪の意識がなく貴族たちは最下層のカーストにいる奴隷などはどこで死んでも奴隷にすぎず、売買することに苦痛を感じていませんでした。

ニュートンは様々な本を読んで聖書も各国語で書かれたものを読み解くほどでした。
放埓な生活に明け暮れている航海中も、時々内省の心が訪れ聖書の章句が蘇ることがありました。

振り返ってみると奇妙なことに、命の危険にさらされた時に、間一髪で危機を逃れることがよくありました。
ニュートンは、平静に帰った時これは神の仕業ではないかと考えるようになり、ついに船を下り信仰の道に入る決心をします。一時、税関に勤めたのち牧師になるための勉強を始めました。、

一介の船員が牧師の職につくのは容易ではなかったようですが、応援してくれる知り合いや、推薦者を得て、38歳の時ついにオウルニーの教区牧師を任されました。
うつ病に苦しむ友人のクーパーとともに、聖書の理解を深める説教のために集会を開き、それに使うために賛美歌を作り始めました。
のちに「オウルニィーの賛美歌集」が出版され、ニュートンが280の歌詞、クーパーが68の歌詞を書いています。
65歳で最愛の妻を亡くし、およそ10年後ニュートンもまた耳も目も不自由になったのですがそれでも説教を続けました。
奴隷貿易廃止の法律が可決された翌年に82歳で亡くなりました。


アメージング・グレースはYoutubeで聞くことができ。アメリカの錚々たる歌手が歌っています。
表紙に少し譜面が写っていますが、コールユーブンゲンの始まりのような簡単な音符が並んでいます。
たがこういった一つ一つの音の集まりが、作曲者の才能で素晴らしいメロディーを作り出していることにいつも驚き、バッハの教会音楽などオルガンの響きが蘇ってきます。

荘厳なフルオーケストラの複雑なスコアを持った名曲も聞くのは好きですが、こうして簡単な音符の並びだけで心に深く染み入るようなメロディーが作り出されていることに感動します。

2006年に映画「アメージング・グレイス」が作られているのを知りました。本書でも少しだけ出てきますが。「アメージング・グレイス」誕生のはなしと奴隷貿易廃止運動に苦戦しつつ戦ったウイルバーフォースが主人公で友人役にカンバーバッチも出演しているようです。
本書では、幼いウイルバーフォースに出会ったニュートンが彼の神童ぶりに将来を予言したと書かれています。上流階級出身でケンブリッジ大学卒の神童は当時もてはやされていましたが、世間に流されることなく信念を貫いた彼の生き方が映画化されたようで、いつか見てみたいと思いました。

聖書やそれにまつわる物語もよく知らないのですが、感動的な物語でした。






HNことなみ

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「奇想の系譜」 辻 惟雄 ちくま学芸文庫

2019-03-17 | 読書



初版が34年前に出版されている。この本の2004年に著者は72歳。解説は服部幸雄(当時千葉大学名誉教授)この本は読み継がれ再販され、傍流と思われていた画家たちを江戸時代の絵画史を彩る人気スターにした。



意表をつく構図、鮮烈な色、グロテスクなフォルム、ーー近代絵画史において長く傍系とされてきた岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、蘇我蕭白、長沢蘆雪、歌川国芳ら表現主義的傾向の画家たち、本書は奇矯(エキセントリック)で幻想的(ファンタクティック)なイメージの表出を特徴とする彼らを「奇想」という言葉で定義して、「異端」ではなく「主流」の中での前衛と再評価する。刊行時、絵画史を書き換える画期的著作としてセンセーションを巻き起こし、若冲らの大規模な再評価の火付け役ともなった名著、待望の文庫化。大胆で斬新、度肝を抜かれる奇想画家の世界へようこそ!図版多数、解説服部幸雄

この裏表紙の言葉が、この本を見事に解説し語っている。

取り上げられている6人の画家たちは、子供時代から絵しか目に入らず、描くことにしか興味を示さず、家業を投げ出してでも大袈裟に言えば絵に命を捧げた。まずは慣習通り当時の一流と言われた流派に属し師匠の元で修行をしている。その力量を認められて重用される場合もあれば、才能が小さな組織に収まりきれ、ずまたは自己の要求するままに外に飛び出し、結果世間に受け入れられて成功するものもあれば、貧窮生活に喘ぎ、あるいは地方に流れて行き、そこで中央には認められないままに大衆の中で才能を開花させるものもいる。ただその先進ゆえか、奇矯さからか広く理解されず、今まで残っている作品が少ない。
今になって新たな視点から評価が高まってきた。そんな時に鑑賞に耐える作品がもっとあっただろうと思えるところに、保存状態が悪く、または散逸し、あるいは火災で焼けてしまったらしいということは、こんな素晴らしい研究書を読むと、著者でなくても残念に思われる。
その上、研究者にも画家の出自や足跡がわかりにくいそうで、おいおい発見されることもあるかもしれないという顧望も書き添えられている。

著者がおよそ50ページを割いて語っている岩佐又兵衛と、蘇我蕭白の章は一段と力が入り、図版に照らして解説を読むと、岩佐又兵衛の「山中常盤」や「牛若の盗賊退治」の血みどろなシーンも裏に潜む画家の意思の強さ、技術の高さが理解できる。
又兵衛の解説で、1に奇矯な表現的性格。「一種の名状し難い気うとさ」「鈍重な物凄さ」2に古典的、伝統的なテーマを扱いながら、その内容を卑俗な、当世風なものにすり替えようとする、いわば「転合絵」とでもいうべき要素。3は人物の描写に共通する風変わりな特徴、、、クセの強い形と解説する。
このほとんどは6人の画家に共通するところがあると何か腑に落ちる気がした。
また

宗達が底抜けに明るいロマンティシズムを唄い上げる一方で、岩佐又兵衛や山雪(狩野)の偏執と奇想が横行した寛永という時代はなかなか一筋縄ではいかない時代だったようである。

幻想の博物誌ーー伊藤若冲
若冲は錦小路の青物問屋の長男だったが弟に家業を譲り、隠遁生活を始めた。世俗には関心がなく、学問も文字にも疎く、作画三昧で暮らした。有名な鶏の絵のように動植物を主に描いた。写生主義を唱えた円山応挙に先行したとも言える。細密な美しい写実は今でも目にして驚嘆する。
虫や貝殻の様々な絵柄について

シュルレアリスムの作品を連想させるようなこの驚くべきイメージは全く若冲のオリジナリティに属するものなのだ。このような内的ヴィジョンは鶏の描写にも共通している。
73歳の折の大火で多くの、作品が消失した、気落ちした若冲はそれでもその後も独創的で個性を発揮した名作を生み出している。

晩年の、格天井の花の絵やナイーブな人形図などを見ると若冲から衒気と気屈さを取り除けば意外とアンリ・ルソーに似た純真な画家の眼がそこに発見されるのではないかという気がしてきた。

狂気の里の仙人たちーー蘇我蕭白
新しい画壇の風潮の中で才能や技量においては、
いずれにも引けを取らない蕭白が曽我派という前時代の遺物を何故にあえて担ぎ出したかについて、彼はもちろん何も言い残してはいない。ただ明らかなのは蛇足十世の厳しい肩書きが徹頭徹尾蕭白の人を食った自己表現の手段として利用されたことである。
生来の気屈な性格が世人の顰蹙を買い、時には狂人呼ばわりをされる一面は無論あっただろうが、一方でその痛快な生活態度と作画ぶりに、密かに快哉を叫ぶことも決して少なくなかったと思われる。

と著者は好意的で

彼の狂躁的な作風を代表する彩色「群仙図屏風」の人物を一例にとっても、衣服の文様など細部の仕上げに見られる恐ろしく入念で緻密な筆使いが「異常さ」の効果を演出する画家の冷めた意識を物語っているのだ。

確かに表紙にもなっている龍の顔や波や指の節のトゲだった様など、アクの強い特徴的な奇妙な表現を得意とした彼の作図が、今になると多くの絵画の進展に伴ってその力強さや奇矯さがあまり目立たなくなり、構図や薄気味悪い妖気にもさほど驚かなくなり、返って関心が高まっていることも納得できる。

超獣悪戯ーー長沢盧雪
まだ居た、奇人変人の応挙門下長沢盧雪。彼は応挙の代役として出向いた南紀で多くの作品を残した。
応挙に準じる墨絵のぼかしで立体感を作り出す手法は師を凌駕するほどで、数枚の図柄を見ても面白い。
晩年のクローズアップ手法や人物の描き方に気味の悪いものを感じるが、図版に上がっている「四睡図」などはユーモラスながら奇矯な感じもしつつ面白い。

幕末怪猫変化ーー歌川国芳
三十歳で当時流行っていた「水滸伝の豪傑」を描いた武者絵が大衆に認められる。
(図版の掲載がないので見てみたいとおもう。九紋龍史進、花和尚魯智深など五人が一枚刷りになっているという)。
これが大当たりで百八人全部書いているそうで、展覧会はないものだろうか。
その後絵の方向が変わり、北斎に倣ったというが、その不気味な想像力の産物はおどろおどろしい。

ヨーロッパの実証科学の成果が、幕末の浮世絵師荒唐無稽な怪奇表現に一役買ったとは皮肉な巡り合わせだが、彼らの新奇なものに寄せる並外れた好奇心と、たくましい想像力には感嘆させられる。

裸体で合成された顔や「写生百面叢」の面白さは筆者によると、目の覚めるような新鮮なアイデアに溢れているそうだ。
水野忠邦の言動・風俗取締りの元で、人物に不自然な紋所を入れたり、異形の幽霊に紋所をつけたり、時代に合わない武器を持たせたりして始末書を書かされたそうだ。
国芳の性格については”弟子も多く、浮世絵界の大物であるにかかわらず、野卑な風体をしており、闊達な気性で版元からの注文が気に入れば賃金の多少にかかわらず引き受けるが、気が向かなければいくら好条件でも断ってしまう。欲には疎い方”と言っているそうだ。
愛猫家で猫をたくさん描いている。

あとがきや解説でも随分教えてもらったがあまり長くなるので、忘れないように紹介だけにした。
少し前に読んだが、おおかた忘れているので、東京の展覧会を羨みながら再読した。






HNことなみ

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「MacBook Air」

2019-03-16 | 日日是好日



新しいMACに

新しいMACは賢い。まるで気持ちが通じるロボットのようだ。
恐る恐る使い始めて、丁寧すぎるくらいに教えてもらってやっと試してみていると、いちいち褒めたくなる。

特に文章をダラダラと打っていても片っ端から変換してくれる。
これがたまらなく楽チンで嬉しい。ここ勝手にカタカナにしてくれた。


SF作家でなくても、これで行くとMACが自動書記を始めて、思いもよらない独創的な文章を書いてノーべル賞を取るという離れ業も不思議ではないしと、これはナイにしても、将棋を覚えてプロ棋士が負けることはアリかもと思える。

車だって進化している。
自動運転の話が実現しそうだ。

目の不自由な人が、視線で文字化できるというのはとっくに聞いたことがある。
自動印字が可能になって考えただけで文字になる時代が来るかもしれない。

賢いパソコンに感動してもいい文章が書けるとは思えないが。褒めると伸びるのは人だけではないような気がする。





HNことなみ
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「ボリジ」の苗

2019-03-15 | 日日是好日
ことしはハーブを育てるぞ。といきおいこんで花屋さんにいった
お!!ボリジだ。

よぉし 今年は可愛い青い花を咲かすのだ。





そして花を摘んでグラスに浮かべてそれから、、、のことはあとで考えよう



  
京都府立植物園で







HNことなみ



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第2図書係補佐」 又吉直樹 幻冬舎

2019-03-10 | 読書



膨大な本読みだという又吉さんが、47冊の本との出会いを日常生活に絡めてエッセイ風に紹介している。機会があれば又吉研究をしてみたいと思っていたのでいい手引書になった。
又吉さんの「火花」が気になっていたが、チャンスがなくまだ読んでいなかったのです。

図書館の2月の読書会でちょうど課題図書になっていました。

これで読めると思ったが、どうも感想が書きにくい。300万部に迫る発行部数で、話題の書だったからか、それでもまだ肝心の作者又吉さんという人をよく知らなかったからか。

いつもの好奇心で調べ手間たらみたら、本の虫のような芸人さんでした。
少し前、本屋さんに行くと帯に印刷された顔があちこちからじっとこちらを見ていました。もうその頃は又吉さんは知る人ぞ知る読書家だと認められていたようです。

その時は「サキ短編集」を買ってきたがそこにも帯から又吉さんがこちらをみて推薦の言葉が書いてあリました。

図書館の読書会では、嬉しいことに課題の本に関連した本がたくさん並べて紹介されます。
「火花」の感想は少し置いておく積もりで「第二図書係補佐」からかりて読んでみました。

又吉さんは小学校から読書を始めていました。芸人の修行時代に入ってからも現在まで読んできた本の中から、よしもとが持っている劇場で発行しているフリーペーパーに書いた本の紹介から抜粋したものでした。
又吉さんの読書傾向を知るために最初に読んだのは、又吉研究にはいい思いつきでした。

本の紹介の前に、自分自身の当時の生活を書いたエッセイ風のものがあり、それに絡めたように本の紹介があります。

売れないで、生活に窮し、暗いトンネルを歩くような毎日が薄暗い筆致で描かれています。自伝風な過去の出来事もあります。

やんちゃで明るい少年時代から、今感じるようなどうも暮らし下手で人に会うのもあまり得意でなさそうな人柄になっていった訳も何か思い当たるような、どちらかといえば暗めの心理描写の多い本が紹介されているようでした。

文芸作家ということなので、好きな作家はそういったジャンルが多いのは当然でしょうが、雑食の私が読んだものと相当被っているところがあって、少し驚きました。
多分、古今東西の名著から流行り本まで読んで選んであるのでしょうから、少しくらい被っていてもおかしくはないのですが、それでも同じ本を読んで、ここに揚げてあるのは嬉しいことでした。

47冊の中で読んだものをあげると。

「夫婦善哉」「万延元年のフットボール」「赤目四十八滝心中未遂」「何もかも憂鬱な夜に」「月の砂漠をさばさばと」「巷説百物語」「告白」「江戸川乱歩傑作選」「螢川・泥の河」「中陰の花」「イニシェーション・ラブ」「山月記」「コインロッカー・ベイビーズ」「銃」「杳子」「「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」「人間失格」「変身」「夜は短し歩けよ乙女」「異邦人」「深い河」「キッチン」
およそ半分かな。忘れかけているものが多いけれど。
ちょっと気があうかもしれない。

という余談は置いておいて

最後の中村文則さんとの対談が特に面白かった。
二人のキャラクターが少し違うように思ったが、勝手な思い込みで、お互い旧知の間柄で話が合うようだ。
私は中村文則さんのものを何冊か読んでちょっとファンのつもりでいるので「おお 又吉さんも仲間かも」と思った。

興味深い言葉を中村さんがいっていた。
純文学ってものをたくさん読んだ人っていうのは、自分の内面に自然と海みたいなものが出来上がるんです。で、作家になるとかお笑い芸人になるとか、もちろんそれ以外のいろんな職業も人たちにとっても、非常に素晴らしいものなんですよ。つまりいろんな角度から物事を考えるようになる。例えば、ちょっと難しいけど ”ポリフォニー” というのがあって多声性って書くんだけれど.....又吉くんはたくさんの本を読んでいて海みたいなものが出来上がっていて、もともと持っている才能が表に出る際その海を通過しているように思うんです…意識してないかもしれないけど通過することによってああいう一風変わったものが生まれてくるんじゃないかなと僕は勝手に思ったんです。

中村さんの言葉はいい。本を読み始めて心の底がジンワリ湿ってくるようなら読書が好きになる。そして少しづつ海のようなものができてくる。その海には人によって色も深さも違っているかもしれないが、できれば私の海も、柔らかな感性を持った静かなみぎわに、思慮深い智慧と円満な人柄が少しばかり溶け込むようであってほしいなと思った。今はまだ方向も距離も程遠い位置にいるけれど。
中村さんと又吉さんの対談は、読む際の参考になる面白い話でした。





HNことなみ
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「春風」という歌

2019-03-09 | 日日是好日

オオイヌノフグリ


きらきらと春らしい日の光が窓越しに入ってくる。
キッチンで食器を洗っていて、何気なく口をついて出た歌に首を傾げた。

風吹くなよ風 この庭に
やよふくなよ風 柳の枝に
吹くな風 春風よ

どうして吹くな吹くなと口をついて出たのだろう、こんなホカホカとした柔らかい光が降り注ぐ春に。

なんだか不思議な気がしながら、今までまぁいいかと流してきたのを、ここで一番解決しようとネットにつないだ。

わかった。なるほどそうだったのか。

この元歌はアメリカの黒人奴隷が歌って来たプランテーションソングといわれ、亡くなった主人を悼む歌で「主人は冷たい土の中に」という題名で、民謡としてうたわれてきた。
いまではアメリカ民謡の父といわれるフォスターが作った名曲といわれているそうだ。

疑問だった「風吹くなよ」の繰り返しは二番の歌詞で、一番は「風そよそよ吹け」となっている。
題名は「春風」でフォスター作曲した「主人は冷たい土の中に」とは内容が違っているそうだ。

納得。






HNことなみ



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図書館の「返却のお知らせ」が残っていると

2019-03-08 | 日日是好日

ヒュウガミズキ



図書館の本には、よく「返却のお知らせ」が挟まっていることがある。
しおり代わりにするのに便利なのだが、どこかの誰かが借りた本の題名が何冊か並んでいると、その誰かの好みがわかるようでちょっと楽しい。
この人もしおりにつかったのかな。

今日「偏差値70の野球部」を読んでいたらこの紙切れがはらっと落ちた。

「偏差値70の野球部」
「五番町夕霧楼」

面白い組み合わせの本を読む人がいるものだね。

あれ?

「五番町夕霧楼」は貸出期限が来て一旦返却した、感想文を書いてなかったし予約もないというので借り直したのだった。
私の記憶力もここまで来たか、ではなくて、粗忽ぶり早合点癖に磨きがかかったというべきか。

しかし、こんな組み合わせは

「説経節」と「陽気なギャングが地球を回す」
とか
「中二階」と「月の砂漠をさばさばと」とかだと、趣が違う好みが面白い。気がする。

本読みならどんな本も読むし、どんな本を同時に借りてもありといえばありで、特に面白がることもなかったかもしれないが。







HNことなみ

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キッチン園芸で豆苗

2019-03-07 | 日日是好日


春らしくなると、庭になにか種をまいてみたくなった。
でも恒例の季節変わり目の風邪にかかった。
花粉症でしょうという声もあるのですが、とりあえずうちの中に何か緑を、という代替案で。
野菜室から豆苗を出して、一部は煮物の彩に使って、残りを窓際に置いた。
みるみる茂ってなかなかよろしい風景になってきた。きれいだ。
でもあと半分は今夜のお味噌汁に入れる。

これそのまま育てると花でも咲くのだろうか。それまで生き残るか切株が伸びてくると面白いのに。

次に三つ葉を買って、ついでにニンジンやダイコンの根っこを育ててみようと、ひとまず適当な瓶を洗ってみた。





HNことなみ
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又吉さんの本に出会う

2019-03-05 | 日日是好日
まさに遅れ遅れになっているが、気になっていた「火花」を氷室図書館読書会の推薦図書で読むことになった。

なぜ今まで読まなかったかは、それなりの理由を探せばあるにはあるが、なんとなく読んでみたかったのでチャンスだった。

面白かった。

でもあまり有名になって自分なりの感想が書きにくい。

それで「第2図書係補佐」を先に読んでみた。

好みがかぶるところが多くて面白かった。又吉さんは猛烈な数の本読みということだから、かぶる騒ぎではないかもと思うが、ここに挙げてある本は私もほとんど好きで読んだものだった。

ということは「火花」も共感するところが多いということかな。

ゆっくり感想をまとめてみよう。


マックブックになったので喜んで使い方を教えてもらっている。
花も咲いたのに写しに行く時間がない(いやその気になればいくらでも時間は作れるけど)

面白いことからする、それがいい。

一番Mac、二番読書、楽しい順に行こう。それが最高。
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「風の陰陽師」(2)三田村信之 絵 二星天

2019-03-03 | 読書


「風の陰陽師」気になっていた続きを読んだ。ますます面白くなってきた。


都の夜に不吉な兆しが現れた。闇の孕み子は道満に操られ人を襲い、黒主の妖術で都の夜は悪の跳梁する闇に包まれた。
気配を感じると清明は赤眉とともに退治に出て行ったが、闇は増すばかりだった。

清明は中納言邸に結界を張って咲耶子を守ってきたが盗賊袴垂保輔は、咲耶子を隠れ家から連れ去ってしまう。

咲耶子は五条堀川に連れ去られていた。黒主と道満は 咲耶子が帝の后になるのを妨害する。加茂忠平が娘を宮中に入れたいと思っていた。二人はそれに加担し、咲耶子が永久に眠ってしまう術をかけた。

清明は祖父が亡くなり、都を留守にしていた。帰ってみると咲耶子は中納言の別荘で眠り続けていた。
清明は咲耶子のそばで祈っていた。そこに師の智徳が来て清明は咲耶子の夢の中に送り込んでもらった。
そこは夢魔の世界だった。出合った二人は大ムカデの秋津と戦って、目が覚めた。

現れた闇の嫗を智徳が追い払い、都は再び明るさを取り戻した。

咲耶子は帝の后になるために宮中に入り、清明の初恋が終わった。

母の葛の葉は祖父の後をついで棟梁になった玄馬と結婚した。

余り変化が無い話なのであらすじだけを書いた。
中で貴船川をいかだで遡り貴船神社にいたる話は、よく知った川沿いの道の湿った空気を思い出した。



HNことなみ







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