例によって順不同のネタバレメモ書き。
映画のハゲタカは、どちらかというとRoad to rebirthじゃないよなーっというどうでも良い感想。
1. 新旧入り乱れての再会 in 西乃屋
西乃屋旅館を無事とりもどして、旅館のオヤジをやってる西野(治)の元にいつか見たような黒塗りの車が登場。
お父さんと同じ服装で猫をあやしていた治の視線の先は、鷲津。
「久しぶりだな。」という鷲津に対して、治は猫を抱いたまま探るような視線を投げております。
そんな鷲津と西野は、いつか見た西乃屋の裏口(旅館のタオル、ぞうきんなんかが置いてあった所)にやってきます。
前回は、ハゲタカ鷲津が西野に缶コーヒーを渡しておりましたが、今回はタバコのお出まし。
「最近は、どこも禁煙で・・・。」と嘆く西野。
完璧に、ヘビースモーカーな感じですな。カワイソウに。。。
ニコチン中毒じゃないから、私にはそこの苦しみは解りませんがね。
嘆きつつ、西乃屋唯一の喫煙スペース(全館禁煙だから:笑)で吸い始めた西野に、
「一本貰っていいか?」
と問いかける鷲津。
タバコを吸うんだよねー、この人も。
西野は無言でン、、て感じで渡してます。タバコ銘柄は、ドラマ版から変わってません。<黄色のパッケージのタバコ(アメリカンスピリッツ?)
受け取ったタバコを吸いつつ、鷲津は西野にこんなことを。
「頼みたいことがある。」
「力を貸して欲しい、と。」
鷲津さんが頼み事・・・<驚愕!
でも西野は返事がなし。
ただ、
「面白いシナリオを思いついた。」という鷲津の言葉にピクリと振り返りました。
さすが治くん、捻くれてます。<爆
無条件では手伝ってくれない。そこに面白いこと(西野がカラムことで生まれるメリット、面白さ)がないとね。流石に、西乃屋を4年間で軌道に乗れるようにしただけのことはありますね。<内心ではかなーり嬉しいとは思うけどさ。
「あぶく銭は、いいように使ってやらないとな。」
という鷲津は、どんな秘策を持っているのか?
果たして、逆転のシナリオなるか?
2. 反撃ののろし
アカマ社長室では、古谷社長とスタンリー・ブラザーズの外人(ジョンかジム)とお話中。
ですが、そこにお電話ですとのお知らせ。
後にしろ、という社長を他所に、いえ、、、と言葉を濁らせる部下の人。
スタンリーの外人の方だと。
そして電話にでてならば、かかってきたのは鷲津ファンドの金髪美人。
「鷲津さんからの伝言です。」
と軽やかな英語が流れてきます。
でも内容は相当、パンチが効いております。
「スタンリー・ブラザーズを買収する。」
という伝言。
自分の会社を買収する、という伝言にスタンリー外人はアワアワしております。
速攻で、対抗策を見つけなければ。
助けてくれる(資金が潤沢な)ホワイトナイトを見つけなければなりません。
鷲津は、中延さんと共にまた会見です。
スタンリー・ブラザーズに対して、買収をかけるという。
とっくの昔にアカマ自動車の舞台から降りていたと思っていた鷲津ファンドが、なぜ今頃になってアカマのファイナンシャル・アドバイザーのスタンリーを買収するのか?
各所困惑気味です。
東洋テレビでTVでLIVE放送で見ていた由香ちゃんたちも困惑気味・・・。
アカマを取られた腹いせではないか、とディレクターも言っていたし野中サンもさっぱり掴めていない様。
由香ちゃんも黙ったまま・・・。
一方、芝野サンは電話を鷲津に入れております。
「どういうつもりなんだ?」と。
それに対して鷲津は、
「想定の範囲内ってやつです。」と応える。
・・・ホリ*モン?
何にせよ、ギャラルホルンは打ち鳴らされたのです。
鷲津ファンド、反撃開始。
3. マンダリンホテル
鷲津ファンドがスタンリーを買収にかかる、という一報は当然のことながらBWの劉にも入った様です。そして状況を把握しないうちに上層部からつつかれております。場所はホテルの部屋に帰るエレベーターの中、、だからよっぽど急の電話なんですなあ。
話しながら部屋に向かおうとしてます。
私も掴みきれてない・・・と早口で報告している所を見ると矢張り鷲津ファンドの真意が掴めていないということになるでしょう。
とにかく調査してみます、、、とエレベーターを出た所で出会ったのは守山・・・。
一瞬、劉は刺されるか撃たれるか、、、と思いましたが兎に角両者は黙って劉の部屋に入ったみたい。
無言のまま部屋に入り、劉は黙ってアタッシュケースから400万だして守山に差し出します。
そして、「元いた場所に帰れ。」と言うのです。
元いた場所って何処だよ・・・と一瞬思いますが、帰る場所のない(というより切り捨てた)『頭を剃った』少年からすれば、アイデンティティーを保てる場所・・・ということになるのかな・・・?と推察。
ま、それはこの時点では解りませんが。
「騙してたのか?!」と守山は叫びます。
別に親友という訳ではない。お互いのことは、何一つ知らない。
だけど間には確かなシンパシーああったはずではないか、と。
守山君は、その400万を思いっきり床に投げ捨ててます、まき散らしてます。
正直、お金に窮々な人間としては、ちょっとばっかしムッとします。お金がないという現実を知らない甘ちゃんなのではないかと。つまり、貧しい、といっても餓死することもない、ような。
電気、ガス、水道代・・・肉親が病気になったりして払えなかった過去を持つ人間(つまり私)からすれば、凄まじく腹がたつ場面です。
持って帰れ、恥じゃない、それを受け取ってもお前は何も変わらないから!と。
劉は拾え!!と強く強く言っております。
恐らく、守山くんのことを劉自身は気に入ってたんだろうなー。何となく、愛を感じます。劉の教唆は守山君がアカマに切り捨てられてしまう一因になってしまいましたが、その結果を劉は予測していたのかしていなかったのか・・・。
「拾わなきゃいけないんだよ!」
自らもかき集めながら、そして守山のポケットの中に入れております。
迫真です。
その守山も、劉の意図に気付いたのでしょうか。
自ら、黙って、ポケットの中にお金を入れ始めました。
それを見つめる劉の胸中に上ってくるのは、何なのだろうか。
シンパシーか、オーバーラップか・・・。
「元いた場所」に帰れ!
は、様々な感慨を投げかけてます。
4. 中米会談? in 都内某所
鷲津ファンドに買収を仕掛けられたスタンリー・ブラザーズさん。
幹部たちは続々と集まっております。
勿論、ホワイトナイトと会うために、つまりはBW、中国系国家ファンド。
<それを新聞みながら監視する村田さん(笑)
ファンドの幹部たち(共*党幹部たちでもある)とホワイトナイト契約を結ぶスタンリー・ブラザーズ幹部たち。
色がものの見事に別れてますね。
中国系は、ものの見事に黒髪黒目。スタンリー側は、金髪碧眼。
そして部屋は、赤、赤、赤。
中国パワーがスタンリーを圧倒的に上回ってる、という示唆なんでしょうか・・・?
ハゲタカはビジュアル(色彩)からも攻めるぜ。
色の対比をハッキリとする演出、、というと何となく、映画「英雄」を思い出しますね。<あの映画は、始皇帝と暗殺者たちの話だったね・・・。
そして見事に契約成立。
その背後には・・・なんと西野治。
どうやら彼がこの場をコーディネイトしたみたい。ITバブルの寵児だった彼には、その時作った様々なリンクを持っていたのだろうな・・。
BW側としては、しかも鷲津とかつては敵対していた・・・という事情も鑑みてOK出したのかしら・・・。
西野は劉と握手を交わして言葉も交わしております。
その時に、西野の「うちの旅館のお客になってもらってます。」という言葉に劉が「是非、泊まらせて下さい。」と返しております。
その顔は、結構、やりきった感イッパイ。
鷲津ファンドよりも先手をうった形になりますもんね。
西野は是非どうぞ、と返しましたな。
なーんか、ありそうな表情でしたけど。松田龍平独自のオーラ、ということもあるけども、治の表情から感情を読むことはなかなか困難だなあ・・・。
鷲津ファンドが大失敗して、その後に劉が西乃屋に泊まりに来たとして。治は、ナチュラルに歓待しそうだー。
<鷲津が簡単にやられる、、、とは考えてないだろうけど。
会議が終って役者たちが退出した後、、会場の廊下に出てきたのは鷲津と中延さん。
スタンリーと中国系ファンドの会談は、全ては鷲津のシナリオの上だったのだなあ。
食いつきましたな・・・といった感じかな。
後はどうでるか・・・といった所かな。
+++++++++
よーし、あと少し!!!
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