外事警察(劇場版)を見ての感想。というか覚え書き。DVDが出るまでの繋ぎです。
という記事の第2弾です。
⇒外事警察ネタバレ感想覚え書き(果織編 No.1;家族ごっこ)
外事警察、濃すぎて1回では書ききれないものがあります。
試写会を含めて6回ほど見てますが、それでもまだ気付かないものが沢山あります。
ああ、深いぜ。早くDVD出てくれないかなあ・・・<公開はまだ終わってないぞ!!
とりま、奥田果織の続きから。
公安の魔物、住本と果織との邂逅から。
+++++++++++
⇒こうして噓は暴かれる。
夫である正秀が、実は某国のスパイであり、彼女との結婚が国籍を手に入れるものだった・・・との説明を受けた彼女。
夫の正体にビックリするか、デタラメを言うなと怒るのか・・・と思っていたけれど。彼女の反応は全然違うもの。
「噓だったのね?」「自分の子供でもないんでしょう?」
彼女の怒りは、自分に近づいてきた陽菜に対してのものだった。
・・・なぜ、私にこんな事を言うのだ!せっかく噓でも上手くいっているのに!
彼女に騙され?、噓を暴かれたことによる怒りじみたものが見えた瞬間、同時に、果織と正秀の結婚が「契約結婚」であり「家族ごっこ」していたのではないか?という推察が見えてくる。
だって、夫をかばったり、まさか、、、とかの話があまり出てこないのだ。
人も羨む家族・・だったはず。ハンサムな韓国人、可愛い子供。
歪みを抱えながらも、それなりに出来ていたはずの「家族」の形。
「自分の借金のために、国籍を売ったのよ!!」
そんなことを言われたくない!借金の苦しみを(自分がつくったわけでもない)味わった事の無い(彼女から陽菜はそう見えていたのでは?)人間に、解ってたまるか!
<戦前は、こういう形は良くあったよねえ・・・
この時点から、既に陽菜と果織の人生も感情も交わらない・・・ように見えて、なんだか切ない。
住本がいなかったら、2人だけでは、多分、ダメだっただろうなあ・・・と思うぐらいには。実際、彼女達が住本に関わる人間としてしか繋がりを持ち得ないように見えるし。
彼女たちは、共犯者とも違う、何か。言葉が悪いが、同じ病になった患者同士のような、何か。
「あなたも気になってるんじゃないですか?」
住本に「怒り」を操られた彼女は、こうして正秀の「秘密」を暴く。
髪を何度も手櫛で整えて侵入した先の事務所のロッカーを開けて出てきたもの(レーザー発火装置)を携帯で画像取得した彼女。
これで終わりと思いきや(まあ・・・夫の噓の証拠を警察に一度、提出してしまった時点で終わり⇒今まで通りの生活がおくれると思う事自体が甘いと思いますが。)
「では次の作業にうつります」
またもや住本に「怒り」を操られて動くハメに。夫が隠しもっていた装置に発信器を取り付けろ、と。
ムリです、という果織に、住本は本当にシンドイことを突きつける。
ここでの極めつけは、自分が一番、言われたくない秘密を赤の他人の住本に言われたこと(嫌だろうなあ・・・こういう風に言われるの)。
「・・・いつまで良い母親を演じるつもりなんだ?」
自分が娘を放棄した(未遂)こと。5歳になった今も、娘が言葉をしゃべらないこと。周りには父親に捨てられたショックで口がきけないと説明してきた噓の根源を暴かれて逆上する彼女。思わず住本の首を締め上げます。
<本当に苦しそうだったよ、、渡部さん。
「出来るよ」
「本当の自分に戻れば良いんだ」
悪魔に魅入られた後みたいな動作で、彼女がノロノロとアパートを出ていく。このシーンが本当に印象的です。
なまじ、真木さん(果織)が人形みたいに綺麗だから、余計にそう感じてしまうのでしょうな。
こうして世間(まわりに)に「家族」の噓をついていた彼女は、夫の噓を暴いて行くハメになるのだけれど。
まだまだ明けきれない夜の中に彼女はいた様子。
「信じていたのに!」
「何故だ!」
夫の逆上と共に意外な真実が待っている。
++++++++
なぜだ・・・果織編が終わらないよ?
まだ住本とか博士とかが控えてるのに。
豚骨ラーメンにトンカツとオリーブオイルが掛かった感じのドラマだから(濃過ぎる)、私ごときじゃ簡潔した文章に感想がおさまりつかないんだよな~。
という記事の第2弾です。
⇒外事警察ネタバレ感想覚え書き(果織編 No.1;家族ごっこ)
外事警察、濃すぎて1回では書ききれないものがあります。
試写会を含めて6回ほど見てますが、それでもまだ気付かないものが沢山あります。
ああ、深いぜ。早くDVD出てくれないかなあ・・・<公開はまだ終わってないぞ!!
とりま、奥田果織の続きから。
公安の魔物、住本と果織との邂逅から。
+++++++++++
⇒こうして噓は暴かれる。
夫である正秀が、実は某国のスパイであり、彼女との結婚が国籍を手に入れるものだった・・・との説明を受けた彼女。
夫の正体にビックリするか、デタラメを言うなと怒るのか・・・と思っていたけれど。彼女の反応は全然違うもの。
「噓だったのね?」「自分の子供でもないんでしょう?」
彼女の怒りは、自分に近づいてきた陽菜に対してのものだった。
・・・なぜ、私にこんな事を言うのだ!せっかく噓でも上手くいっているのに!
彼女に騙され?、噓を暴かれたことによる怒りじみたものが見えた瞬間、同時に、果織と正秀の結婚が「契約結婚」であり「家族ごっこ」していたのではないか?という推察が見えてくる。
だって、夫をかばったり、まさか、、、とかの話があまり出てこないのだ。
人も羨む家族・・だったはず。ハンサムな韓国人、可愛い子供。
歪みを抱えながらも、それなりに出来ていたはずの「家族」の形。
「自分の借金のために、国籍を売ったのよ!!」
そんなことを言われたくない!借金の苦しみを(自分がつくったわけでもない)味わった事の無い(彼女から陽菜はそう見えていたのでは?)人間に、解ってたまるか!
<戦前は、こういう形は良くあったよねえ・・・
この時点から、既に陽菜と果織の人生も感情も交わらない・・・ように見えて、なんだか切ない。
住本がいなかったら、2人だけでは、多分、ダメだっただろうなあ・・・と思うぐらいには。実際、彼女達が住本に関わる人間としてしか繋がりを持ち得ないように見えるし。
彼女たちは、共犯者とも違う、何か。言葉が悪いが、同じ病になった患者同士のような、何か。
「あなたも気になってるんじゃないですか?」
住本に「怒り」を操られた彼女は、こうして正秀の「秘密」を暴く。
髪を何度も手櫛で整えて侵入した先の事務所のロッカーを開けて出てきたもの(レーザー発火装置)を携帯で画像取得した彼女。
これで終わりと思いきや(まあ・・・夫の噓の証拠を警察に一度、提出してしまった時点で終わり⇒今まで通りの生活がおくれると思う事自体が甘いと思いますが。)
「では次の作業にうつります」
またもや住本に「怒り」を操られて動くハメに。夫が隠しもっていた装置に発信器を取り付けろ、と。
ムリです、という果織に、住本は本当にシンドイことを突きつける。
ここでの極めつけは、自分が一番、言われたくない秘密を赤の他人の住本に言われたこと(嫌だろうなあ・・・こういう風に言われるの)。
「・・・いつまで良い母親を演じるつもりなんだ?」
自分が娘を放棄した(未遂)こと。5歳になった今も、娘が言葉をしゃべらないこと。周りには父親に捨てられたショックで口がきけないと説明してきた噓の根源を暴かれて逆上する彼女。思わず住本の首を締め上げます。
<本当に苦しそうだったよ、、渡部さん。
「出来るよ」
「本当の自分に戻れば良いんだ」
悪魔に魅入られた後みたいな動作で、彼女がノロノロとアパートを出ていく。このシーンが本当に印象的です。
なまじ、真木さん(果織)が人形みたいに綺麗だから、余計にそう感じてしまうのでしょうな。
こうして世間(まわりに)に「家族」の噓をついていた彼女は、夫の噓を暴いて行くハメになるのだけれど。
まだまだ明けきれない夜の中に彼女はいた様子。
「信じていたのに!」
「何故だ!」
夫の逆上と共に意外な真実が待っている。
++++++++
なぜだ・・・果織編が終わらないよ?
まだ住本とか博士とかが控えてるのに。
豚骨ラーメンにトンカツとオリーブオイルが掛かった感じのドラマだから(濃過ぎる)、私ごときじゃ簡潔した文章に感想がおさまりつかないんだよな~。