鳥の巣頭の世迷い言

読書音楽観劇、ハゲタカ廃人、そしてアラシックライフをエンジョイしている三十路のお気楽会社員・ガバ鳥のblog

コミックマーケット95(C95)冬コミ サークル参加+通頒のお知らせ

2019年04月30日 20時13分26秒 | 日常
サークル:ひょうたん屋
日程:29日(土曜日)
場所:西(1,2)地区 ち-01a(映画ジャンル)

映画「ダンケルク」「シンゴジラ」のロケ地+αを巡った記録を本にして出品予定です。
余った分は通頒(Booth)に回します:https://luk5skywalker.booth.pm/
←2018年12月30日現在、通頒を実施中(2018/12/30追記)

<出品予定のもの>
1) 旅ケルク ダンケルクゆかりの地を巡る旅(2018年12月29日発行予定;冬コミの新刊)
2) ゴジりっぷ シン・ゴジラゆかりの地を巡る旅(2017年7月発行;2018年 再版)

1) 旅ケルク
映画「ダンケルク」のオタ遠足の記録(いわゆる、ロケ地巡り本)を作成いたしました。
2017年9月に本映画にハマって以来、ゆかりの地を地味に巡って撮影・記録した写真や、(素人ながらに)地味に集めた情報などを「オタ仲間に披露する旅の記録/遠足のしおり」をコンセプトに再編集したものです。
【仕様】B5サイズ 全36ページ(表紙含む)、フルカラー印刷(中綴じ印刷)
【値段】900円

2) ゴジりっぷ
2016年の夏に本映画にハマって以来、私が公共交通機関と徒歩で首都圏にあるシンゴジのロケ地や、ゆかりの地を地味に巡って撮影・記録した写真や情報などを「ロケ地巡りをするために上京してくるオタ仲間のために作る遠足のしおり」をコンセプトに再編集したものです。
2017年3月から5月にセブンネットプリントを通じて配布した同名シリーズを再編集した上で加筆と修正。さらに冬コミ(C95)にサークルとして初参戦するにあたり、再販いたします。これに併せ、誤字脱字を行なっております。また、立川予備施設の施設内部見学ツアーなど、追加取材ができた場所については写真の差し替えも行なっております。
【仕様】B5サイズ 全24ページ(表紙含む)、フルカラー印刷(中綴じ印刷)
【値段】700円


<旅ケルク(ダンケルク旅行本)サンプル>







<ゴジりっぷ(シン・ゴジラ ロケ地巡り本)サンプル>





万葉集を俄かに読むミーハーの記録

2019年04月16日 12時22分57秒 | 日常
新しい元号「令和」が発表されてから、その元となった万葉集に触れてみる機会がぐっと多くなったと思う(ミーハーだから、すぐ図書館で借りちゃうのよ)。

図書館で借りた岩波新書の「英語で読む万葉集」(リービ英雄 著)の中に、令和の元となった梅花の歌の序が載っていた。
大陸との交易地点である大宰府にて、輸入されたばかりの大陸文化の言語を用いて日本人が書いた散文…というのに新しい領域を切り開くぞという当時の人たちの気概を感じるところ。
そもそも、梅花というのも、中国からの輸入された花なのだし。
天平2年正月13日に大友旅人の家に集まって行われた宴会で詠われた梅花の歌の序は次の通り。
「初春の令月、気淑しく風和らぐ。梅は鏡前の粉に被き…(The air was clear, the wind was soft. The plum blossoms opened like a spray of powder before a dressing mirror….)…詩に落梅の篇を紀す。古今それ何ぞ異ならむ(In Chinese poetry are recorded works on the falling plum blossoms. What difference between ancient and modern times?)」

肝心の、大友旅人のうたった歌は次の通り。
「わが園に 梅の花散る 久方の 天より雪の 流れ来る(Plum blossoms fall and scatter in my garden; is this snow come streaming from the distant heavens?;私の庭に梅の花が散る。それとも、はるか遠い空から雪が流れてきているのだろうか?」

大陸文化の影響…といえば、大友旅人や山上憶良らは王羲之らによる蘭亭序を学んで序を書いたと言いますし、張衡の帰田賦(きでんのふ)から元文は来ている模様。
「仲春令月 時和気清(仲春の令月、時和し気清み)」

古今東西、自分たちの言葉で自分たちの感情を表現しようという気概は変わらないんだなあと思うなど。
そして、古文に親しむ機会を原文、書き下し文、現代語訳、英語訳等で様々な角度で得られることが出来るのは良いなあと思う。いろいろ楽しい。


Ref)
リービ英雄(2004年)「英語で読む万葉集」岩波新書
きょうのまなざし(2019年4月1日付)「帰田賦と万葉集に見る「令和」新元号」(https://www.kyotocity.net/diary/2019/0401-reiwa/)(参照2019-04-16)