goo blog サービス終了のお知らせ 

鳥の巣頭の世迷い言

読書音楽観劇、ハゲタカ廃人、そしてアラシックライフをエンジョイしている三十路のお気楽会社員・ガバ鳥のblog

這ってでも行った先@シンゴジ舞台・ロケ地巡り(立川)

2016年12月27日 12時46分41秒 | シン・ゴジラ
東京を中心に物語が展開する映画・シンゴジラ。
よって、東京にはそれだけで本映画を物語る施設などがあふれています。
ということで、ワタクシ、東京在住の強みを生かし、またまた行ってまいりました。
今回は、東京都立川市にある立川広域防災基地です。
この中に、予備施設などが含まれています。



立川予備施設の全景(Ref.1)



「有明も市ヶ谷も危険です!政府の機能を一時的に立川へ移す必要があります!(意訳)」と言ったのは郡山危機管理監でしたが、実際、内閣府(防災)が出した資料にもそんなことが書いてありました。
シンゴジがリアルの上に成り立っている虚構の映画なんだなあとシミジミ感じる瞬間です。
(発災により霞が関地区一帯が被災し、政府中枢機関の業務継続が不可能になった場合、立川市にある立川広域防災基地に政府中枢機能を移転させることが決められている。
つまり、現実においても、ここが人員・物資の緊急輸送の中継・集積拠点として災害応急対策活動の中枢を担うことになる。(Ref. 2,3,4))

さて。
一般人であるワタクシは政府要人のようにヘリで移動する訳でもなく、矢口たちのように車でも徒歩でも移動するでもなく、電車で最寄駅であるJR立川駅へ移動いたしました。
JR立川駅からテクテクと歩くこと数十分。
自衛隊の立川基地(陸自+航空隊)を横目にずんずんと道(ワタクシは「這ってでもいきますロード」と呼んでおります。)を歩いていくと見えてくるのがその施設になります。



       
自衛隊の基地(立川駐屯地):陸自だけでなく航空部隊もある基地なので敷地は広い



這ってでも行きますロード:ここでも撮影が行われていたとのこと(Ref. 5)


当該の防災施設は白い小さな建物で、道すがらに見てきた警察署や病院の方が立派で大きいくらいです。
旧館と新館の2つの棟からなる建物です。
ここに、巨災対のメンバーや政府要人(生き残り等)が詰めて、極めて高度な政治的な決定や行政的な処理を行っていくことになる訳です。

          

因みに、立川予備施設の近くには昭和記念公園があります。
作中では志村と早船が取引をした現場として表示がありますが、実際のロケ地ではないとのこと(公園の職員さん曰く)。
実際、公園の中をウロウロしてみたのですが、劇中で見られるような樹木やベンチは昭和公園には存在しませんでした。
どこにあるのか、その後の情報に乞うご期待です。


  
昭和公園(実際):ロケ地はここではない...が、名前の響きだけで興奮できます(変態野郎)。



それにしても、立川には多くのシンゴジラに係る施設やロケ地が多く点在しています。
少し歩けば、矢口とカヨコが核攻撃について話していた、モノレール基地の外観を見ることが可能です。
ここも実際のロケ地です(中には普段は入れません)。


モノレール基地:中には入れないので外の表札だけ...。カヨコと矢口が話していた場所。


そこかしこにシンゴジラの痕跡が残る立川市...といった感じでした。
矢口たちが通ったであろう道路や建物をぼんやり眺めながら時間を過ごすのも、案外悪くありません。




ちなみに。
今年の秋口には、当該施設の内部を実際に見学するツアーがありました(Ref.5)。
応募者多数の場合は抽選です。
で、当然のように私も応募しましたが、ものの見事に抽選に外れてしまいまして(すごい競争倍率だったみたいです)。
大人しくポストカードをもらってスゴスゴと建物を外側から撮影したのでした。
いえ、もらったポストカードも十二分に可愛いのですがね、やっぱり見てみたかったなあ。


        




******


最寄駅:JR立川駅


Ref.)
1. 日本の災害対策(内閣府)
2. 政府中枢機能の代替拠点に係る基礎的調査業務(内閣府)
3. 防災の観点から見たリアルタイム状況把握の必要性(内閣府;H26年1月)
4. 立川広域防災基地 災害対策本部予備施設(概要)(内閣府)
5. 立川市ホームページ⇒

この世界の片隅に:立川シネマシティ舞台挨拶れぽ(2016年12月10日)

2016年12月11日 12時22分59秒 | 舞台・コンサート感想
立川シネマシティで 行われた「この世界の片隅に」の舞台挨拶付きの上映に行って来ました。
映画の感想を語りたいのだけど、まだ上手く言語化できなくてモドカシイ限り。
とにかくすごい映画だったよ!とまずはレポートしたいところ。
(現在、重ーくなってる感想レポを削りまくり中です…)

さて、その舞台挨拶について記憶に残っている一部をレポート。
記憶力も皆無だし、帰りの電車の中でぽちぽち記憶のかぎりメモっていたのをまとめているので抜けが沢山あります(なんちゃってレポというやつです)。
公式スタッフさんもカメラも録音機も入っているとアナウンスがあったので、フルレポートは公式でお楽しみに下さいm(_ _)m ←やってくれると信じてる!

さてさて、レポートに戻ります。
黄色いワンピーツの「のん(能年玲奈)」さんと、ジャケットの片渕監督が入場。
のんさん、とにかく可憐で可愛かった。←語彙力0レベル
舞台挨拶は、のん+監督+司会(女性の方…すみません、名前を失念)の3人で進められた。

*挨拶
のん:みなさん、こんにちは。すずさんの声をやらせて頂きました、のんです。今日はよろしくお願いします。
監督:監督の片渕です。今日は沢山、席を埋めていだたいて(or 来ていただいて)ありがとうございます。今日はよろしくお願いします。

*横浜映画祭での受賞について
司会:嬉しいニュースが届いていると思いますが、横浜映画祭で作品賞の受賞、審査員特別賞の受賞、おめでとうございます。また、2016年の日本映画のベスト映画賞第1位も獲得されました。(2人の気持ちは)いかがですか?
のん:本当に素晴らしいことなので、びっくりしまして。作品に関わった全ての人のお陰で取れたのだと。監督が6年作り続け、監督の執念、本物だなあと(監督とのんさん、笑い合う)。審査員特別賞をいただけたのもびっくりしまして。それもキャストの皆さまのお陰で取れたのかなと感じていて。私が代表して賞を頂いたのだと思っていて。とても嬉しかったです。
監督:日本映画、まず、横浜映画祭なんですけども。本当に映画を愛する方々が集まって今年で38回という伝統ある映画祭で、そこでの審査で作品賞を頂いたこと、今年の日本映画の1位を頂いたのは本当に誇らしいことだと思っています。1位というのは実写映画、アニメの映画とか取り混ぜての1位なんですね。また、この映画をみた後の感想で頂くんですけども。アニメーションを見てる気がしなかった、実写な気がした。映画そのものじゃない気がした、すずさんが隣にいたような気がした。
そういう意味では、我々のやったことが実写/アニメの境を超えたところで評価して頂いたんじゃないかなあと思った。ありがたいと思っています。中でも、のんちゃんの演技が本来であれば主演女優賞のようなところで審査して頂いても僕は良かったじゃないかと思うんですけども、アニメーションの声優が賞をとるようなところに至ってないので。でもなんとかってことで、審査員の方々が評価してくださったんじゃないかと僕は想像しています。そういう想像するだけの演技を彼女はやってくれたと思っています。(のんさんに向かって)本当に、おめでとうございます。

*動員数の増加について
のん:すごく喜ばしいことですね。私は今年の8月からアフレコに参加して…。監督の6年に比べもにならないかもしれないのですが。そのお話をいただいた時に、すごい作品に参加させて頂けたと。このような作品に参加できるのは、これから役者をやって行く上でないんじゃないかっていうくらい。とても嬉しく思っていたので。そんなすごい作品が沢山の人に受け入れられて賞をいただけたりして、すごい嬉しいですね。監督やスタッフ、関わってくれたみんなで形にしていったものなので。(←のんさん、執念、6年という言葉がお好きなキーワードなのかな?結構、気に入って使用していたように感じた。監督も、それを聞いて笑っていた。)
監督:映画が始まってちょっと経って、層が違ってきたよ、親子連れが増えてきました。お子さん、どれくらいなの?お子さん40代です(会場、笑う。)40代の子供さんが誘って連れてきてくれている…そういうアニメーションは初めてだったのですが、昨日、知り合いが90代の知り合いを連れてきたと…2時間も大丈夫かと思ったのですが。僕らが思った以上にこの映画は、他の人にも見てもらいと思ってくれるような人たちが沢山いらっしゃって。僕らが宣伝できることって限りがあるんですけども。それ以上にお客さんたちがこの映画が自分の映画だと思ってくださって。この映画を沢山、自分の知ってる人や信頼する人たちに見てもらいたいと思ってくださっているのが本当にありがたいなと思います。そういう意味で、皆さんには感謝しております。

*極上音響、効果音などについて
のん:(立川シネマシティの極上音響上映は)すごかったですね。本当に気持ちよくって。自分の声が流れているのを忘れるほど。自然と心の中に入ってきて心地良かったです。
監督:音楽も素晴らしくて。効果音も特に生生しい音が沢山ついているんですけども。すずさんが料理をしているところは楽器は菜箸を使ってたりして。そんなものもあるんですけども、一番こだわったのは人の声でした。(のんさんに向かって)たいへんだったもんね?動いちゃダメだって言われたもんね?
のん:はい
監督:人の声を…喋ってる音だけでなく、息の音も全部録音できるように、普通のマイクじゃなくて、指向性の特に優れているガンマイクでもって、のんちゃんの口元を狙って録ったんです。それが上から…口のところを狙って録っている。最初、のんちゃんも動いて芝居をしようと思ったようなんですけども。
のん;こんな(左右に動いてみせるのんさん。ハムスターか!ってくらい可愛い)
監督:左右に動かないでください。そしたら…(のんさんをチラッとみる)
のん:(ジャンプをしながら)ジャンプはダメですか?
監督:上下もダメです
みんな:笑
監督:でも、本当にそうなんです。上にマイクがあるんですけども、俯くと台本に声が反射して音が反射でもう1回マイクに入ると音が変わっちゃうくらい鋭敏なマイクで録っているんですね。のんちゃんはじめ、みんなの声ってだけじゃなくて、呼吸の音もですね、丸ごと拾えるようにしてですね…。だから、僕は、この映画の中のすずさんたちがそういうようにして存在感を得たような気がします。

*監督を質問ぜめにした女優
のん:すずさんがどういう人かっていうのを掘り下げるために、いっぱい。あと、台本と原作と…映像のために変わっているところを監督がどうお考えなのか、箇条書きにして。①、②、③みたいにしてLINEで送りました。
監督:LINEは大体夜くらいにくるので。寝る前に半分送って。起きて半分を送って。明け方くらいに全部揃ったんじゃないかなと思うけど。
??:そういうサイクルで。
のん:アフレコの合間を使って。
監督:まだアフレコ自体が…のんちゃんは4日かけて録音したんだけども。4日といっても連続して4日じゃなくて。間に何日も空いていて。全体を通じると全部で1ヶ月くらいな気がする。その間、まだ画面が出来上がっていないところとか。せっかく録音いたセリフに合わせて人間の芝居を変えるとか(or アニメーションが作りなおす)。そんなことをしてた。それが夜終わって家に帰った頃くらいに返事を書いて。
のん:すみません(苦笑)ご迷惑かけて。現場の状況とかもすごいことになっていて。監督も食べ物も何も食されずに仕事に没頭しているっていう。集中されているのも聞いていたのですが。自分の思いが止められなくて。
監督:ちょうど仕事終わった頃なので。寝る前と起きた時と、布団の中で(返事を返した)。アフレコと絵を作る仕事をしていて。でも、ちょうどその頃には映画を完成した映画っていうのが自分でもわかった上でつめをしている状態で。のんちゃんは(そのときに)この部分は原作と違うけど聞いて来てくれるんですけどね。アフレコや絵コンテの段階でセリフをきる作業をしていたのって、4年ぐらい前なんですね。それを改めて返してくれることで、自分は4年前にこんなことを考えてやっていたなって、そのとき考えてたことと、今考えてることってちょっと違っていて。色々こう、整理する時間になってそれは良かったですね。結果的には、すずさんは本当の意味で大人になっていくっていうのが、そのやりとりの中で組み立てられていったという感じですね。
のん:良かったー(吐息)
会場:笑
司会:今、初めて明かされる思いですね。(監督と主演の間に)往復書簡があったと。

*忠実に再現された街並み、人たちについて
監督:こうの史代さんが生み出された「すず」さんっていう人が、自分では本当にいる人だなって捉えたかった。本当にいる人だとしたら、後ろにある町も本当にある町にしたかった。なので、そこにある建物は当時あった一軒一軒を再現しようと思った。町っていうのは建物だけじゃなくてそこに住んでる人も含めて町なので。原爆で亡くなった方の顔写真はできるだけ集めてあるわけです、広島で。このうちにはこういう人が住んでいらっしゃったんだなって、それを画面に引き写したりしてたんですが。何より、すずさんが迷子になってもたれていた窓辺があるんですけども、あれは広島の平和記念公園のレストハウスって建物で。今でも残っています。当時は大正屋呉服店っていうですけども。今でも…(のんさんに向かって)行きましたよね?
のん;はい、階段の高さがバラバラになってる….
監督:昭和4年に建てられた建物が原爆に耐えて残っていて。そういう建物を映画に描いていると、この映画を観た後にみなさんが広島に行かれた時に、「あ、ここですずさんがもたれていたのか」と実際にモタれられるんです。僕らが作れるのは画面の中だけなのでさわれないんですけども、この映画に出てくるいくつかは触れるんですね。それはだから、広島でもそうですし、呉でも、今での残っている建物を写し出そうと思いました。映画が終わってもみなさんの中で映画が広がっていくことができるじゃないかと思います。良かったら広島や呉にいっていただければと思います。

*最後に一言ずつ
のん:みなさん、今日はおこしいただいてありがとうございます。とても、嬉しいです。これからもっともっと、この映画が広がっていけばいいなと思うのですが。お友達などにオススメしていただけたら嬉しいなと思います。よろしくお願いします。
監督:本当に、ここの立川シネマシティは良い音で。僕らが録音した通りの音が映写していただいて、こんな大きな画面で写していただいて。多分、みなさんがご家庭でDVDで観てたら絶対聞こえないような音であったり、さっきいった人の声の細やかなところとか、画面の隅々にいるちっちゃな人でも動かしているんですけども、ひょっとしたら会えなくなってしまいます。すずさんがスクリーンの上で活躍できるのって実は限りがあって。映画はロングランしてくれたらうれしいですが、いつかは上映されるようになる。今なら僕らがこういう風に見て欲しいという万全の体制が映画館で再現できますので、繰り返しすずさんを見に来ていただけるとありがたいかなと思います。どうかよろしくお願いします。


+++

最後に記念撮影がありました。
私のアホ面が公式Twitterにのる日が来ようとは、ついぞ思いもしませんでした。(米粒みたいな大きさでしたがね。)
広島や平和公園には何度も足を運んでいる私ですが(修学旅行、家族旅行、個人旅行など)
、今度はすずさんの足跡をたどる旅をしたいと思いました。

アトムと科学の子どもたち@シン・ゴジラ感想

2016年12月05日 21時00分53秒 | シン・ゴジラ
根岸さん(原子力規制庁)を見てると、浮かんでくるイメージが2つある。
1つは鉄腕アトムの主題歌、もう1つは福島原発の事故の後の写真だ。





根岸さんは巨災対チームの中で一番、核の恩恵と恐ろしさを解っていた人物であろう。
新元素(ゴジラプルーム?)の発見に純粋に喜び、そして核爆弾の投下に憤る人なのである。
これは全くの想像だが、彼は大学で原子力に関する学問を習得したのではないか?と思う。
(そして、科学大好き少年であると見た。彼は科学の可能性を信じる人だと思う。)

核爆弾の投下を聞いた際の彼の憤る理由は想像に難くない。
科学が諸刃の劔であることを、あの時に痛いほど実感していたに違いないのである。
そしてそれを使う人間の恐ろしさ、あるいは滑稽な結果すらも。

ヤシオリ作戦において、彼は放射線量のモニタリングの担当者として前線指揮チームへ同行した。
おそらく、いつ/どこの地点の数字を見れば良いのか、注目すれば良いのかが即座にわかる人物として彼は同行をしたのだと思う。
同行は依頼されただろうし、また、「この目で確かめたい」と自ら同行を志願をしたのだろう。
(←某火山の噴火の際に、プロの写真家に現場を撮影させるよりも、火山学者に写真技術を習得させて撮影させた方が必要な画像を取得できて効率が良いということは耳にした。ので、彼が同行するのは、むしろ自然かな?と思う。)

もしかして根岸さんは、牧元教授の心情を理解できる、数少ない一人なのかもしれない、と思う。

「だから意図的にDOEのデータをは抜きにしたのか」

この時の言葉と表情は彼の存在の一部を物語っていたとも思う。


鉄腕アトムの歌詞(一部抜粋)
空をこえて 星のかなた ゆくぞ アトム ジェットのかぎり 心やさしい 科学の子 十万馬力だ 鉄腕アトム


(追記)2017/01/12
逆に、安田さんは牧元教授の心情に余り深入りしていないように思えた。
牧さんについての情報を矢口からメンバーが聞いている時に、一人、興味がないように見えた。
彼は科学者として牧さんが何を解析していたのか、に興味はあっても個人的な心情には足を踏み入れようとはしないように思えた。(あえて、なのか。自然に、なのかは不明)

嵐ライブツアー2016 Are You Happy? ソロ感想:札幌公演1日目(2016/11/11)

2016年12月05日 04時10分03秒 | アラシックなライブ+イベント
幸運なことに、嵐ライブツアー「Are You Happy?」の札幌公演(11月11日ー13日)に入ることが出来ました。
詳細なレポートは他の方がすでに出していらっしゃるので、それは割愛しようと思います。
端的にいうと、「ああ、楽しかった!」と思えるライブでした。
去年のJaponismは、いうなれば、ジャニーズの歴史や日本の伝統文化などを嵐が少なからず背負った形となっているようでした。
対して、今回のライブは文字通り、背負うことも気負うこともないもので。
会場を出た後に感じたのは「ああ、楽しかった!」だけでした。
(←別段、Japonismが楽しくなかったというわけではない。念のため。)


取り急ぎ、感想をば。

*大野さんソロ
なんというか、カッコいいのとシュールの間をいったりきたりしていた感じでした。
特に、モニターに流れている映像がシュールの極みをいっており…。
カッコいいだけでない、愉快なだけでない、シュールなだけでない、凄いだけじゃない、そんなトムヤムクンスープのような。
初見の印象としては、寺山修二の戯曲「毛皮のマリー」のポスターみたいな(横尾忠則がデザインしている)。
部屋に閉じ込められてこじ開けようとしているような動作を表すパントマイムは見事だったし、
フレーズの合間に踏まれたステップも見事なものだったし、
歌声も伸びて綺麗で...だったのですが、後ろのスクリーンで流れる映像が(笑)
沢山の小さな大野さん(Jrを想定?)が踊っていたり、その中の一人がヘッポコ踊りをしていたり
あるいは、ひょうきんな顔をする大野さんがいたり...。(ちなみに、映像の内容は毎日少しずつ違っていたようです。)
本当に、どういう反応をするのが正解だったんだろう?と今でも分りません。
そんな、「????!!!!」というソロでした。

*櫻井さんソロ
CDを聞いた時の印象は「手堅いな」でした。
夫にしたいNo.1!みたいな印象をもつ櫻井さんですが、なんか、そんな印象でした。
実際のライブでみると、エンタメ感満載の大人の可愛らしさがあふれたものでした。
翔さんは真面目とフザケと気遣いの間で生きてる人間な感じがありますが、それがよく出てたなーと。
ただ、最初の挨拶の際に先にハケル⇒着替える⇒挨拶
という感じですが、挨拶(アオリ、もしくはC&Rを伴うもの)をするときには既にソロの時の衣装だったので、若干、のーみそが混乱しそうになりました。
ソロの衣装がホワワーンとしたものだったからもしませんが。←コットンシャツ+パンツみたいなやつで。
ドラマ撮影の後とあって、体や顔の肉も絞れられており、シュッとしておりました。素敵。

*相葉さんソロ
あもーれー!と言いたくなるような舞台、エンタメショー的な感じでした。
カッコいいというのもあるし、楽しいというのもあるし。
相葉さんが他のグループのショーをプロデュースしたり台本を書いたりしたら楽しいだろうな、と思うような。
それくらい、独創性がありユーモアがあるものでした。
相葉さんの普段はおとぼけ天然いやしキャラ...という感じを受けますが、この時ばかりは「運動神経キレキレの男っぽい人」という印象を持たざるを得なくなる、そんなショーだったと思います。
バク中もカッコよく決めておりました。
次の曲の「青春ブギ」へのつなぎも素敵でした。素敵!相葉先輩!と掛け声をかけたくなりましたw←やめれ


*二宮さんソロ
大海の中に浮かぶ小舟みたいだなー...と最初に思いました。
ゆらりゆらゆら、沢山のファンのペンライトに囲まれて踊る、白い衣装のニノちゃん。
沢山のJr.に囲まれて踊っているのに、ひどく1人を感じるというか、そんなソロでした。
シャキシャキと踊るニノの姿がまぶしかったです。
なんというか、孤独に見えて、なんだかとってもアイドルだなーっと思いました。←語弊のある言い方
今回は踊ってくれて嬉しかったです。
勿論、前回のタップも素敵だったんですけどね。


*松本さんソロ
さすがMJ!的な、そんなソロでした。
彼の生きてきた道そのものがリンクされているというか。
特に、後ろに流れる映像が。
MJとかかわってきた人たち(小栗旬、中村勘三郎ファミリーなど)の画像が順々に流れていき、それが歌詞とよく絡まっていて。
松本さんの歌声は甘く感じる部分(文字通り、スイートな意味で)があるのですが、歌声にもマッチしてたなと。
涙腺がダラダラになってしまった、そんなソロでした。
松本さんのファン歴が長いひと、あるいは歌舞伎クラスタにとっては忘れられないソロになるんじゃないかなーとフト思いました。
(いや、MJいつもカッコいいんだけどね。)



今さらながらのネタバレ気味な感想メモでした。