紅白で、翔さんがピアノを披露する、、、ということで詳細を確認した。
それで思ったこと。
最初は、うわわわわ~wと思い、思わずDVDの合宿映像を思い起こしてニヤニヤしてたのだけど。
「潤くんは、きっとワクワクドキドキしているに違いないv」とか。
でも、詳細を聞くにつれて。グッと胸がアツくなった。
翔さんが演奏するピアノは、特別なピアノ。
それは、いわき市の豊間中学校のピアノ。
津波で流され、砂まみれ、破損した。
自衛隊の方々の善意で、何とか体育館に設置されることになったのだけど。
ピアノはその後、心ない人たちの手により鍵盤がむしり取られ、更なる破損を受けることとなった。
ピアノショップいわきの遠藤社長とそのご家族が、もう一度、このピアノから音色を奏でて子供たちに希望を与えたいという一心で、自費でコツコツ修復をしてきたものだということ。
今もって、そのピアノは、弦を張り替えたばかりで音が安定せず、また鍵盤の高さも微妙にずれ、大変な調整をおこなっている。
それは、調律師である遠藤さんが、本番までギリギリにピアノに付きっきりで作業を行うことになる程に。
そのピアノを、嵐の櫻井翔が奏でる、紅白の有志で歌い上げる、ということに大きな意味を感じたい。
「どうして櫻井が」「どうして地元のアーティストではないのか」という疑問の声が、ネット上にも散見していたのも事実。
だけど、「嵐の櫻井翔だから」注目してもらえる一面もある、と思いたいし、翔さん自身も、そう思っているのではないか。
ツイッター情報(ピアノの紹介をしていたカメラマン・高橋智裕さんのツイッター)によると、翔さんはギリギリまで引き受けることを悩み、受け入れたとのことだから。
震災が発生して、早くも9ヶ月余りが過ぎた。今もって解決されていない問題が山積している。
だけど、そうは知っていても。
TVに映らなくなったせいかもしれないが、私自身、赤十字への寄付をする機会がめっきり減ってしまったし。余り気味だった献血も、今は不足気味だと聞いている。
<定期的に募金するって大事ね・・・毎年ボーナスの後に、定期的に寄付をするようにしようと思いましたね、珍しく☆
津波の凄惨な光景を映像で流さなくても、「思い起こす」ということにおいて、もしかしたら「櫻井翔という人材を使う」ことに大きな意味をおいたのではないか?
そう思いたい。
紅白での仕事に対する姿勢が、医療系番組のナビゲーターへ繋がっていったように。
目の前の仕事を真摯に誠実にこなしていっていることが、こうも鮮やかに次に繋がって行く、ということを体現してくれている翔さん。
その姿を見せてくれて、本当に感謝している。
紅白をじっくり見てこうと思う。
+++++++++++
半年かけて再生を果たしたピアノ。
それは、いまも沢山の傷跡の残るものでした。
が、どこか澄んだ音色を響かせます。
調律師の遠藤さんや福島の子供たちの思いを乗せ、"ふるさと"を奏でたいと思います。
櫻井 翔
<高橋さんのツイッターより>
嵐の櫻井さんは、紅白で弾く、豊間中学校のピアノに、そんなたくさんの想いの詰まったものに、自分が触れても良いものか葛藤し悩み続けた挙句に、被災地の方々の為にと、引き受けたそうです。そんな彼の想いも感じながら、当日は観てください。
“日常”が“非日常”になり、“非日常”が“日常”になってしまった今年。だからこそ“いつも通り”を努めてきました。“いつもどおり”で“いつも以上の笑顔”を届けたい。2012年につながる紅白になりますように。
嵐