例によってネタバレメモ書き。
順不同。台詞は曖昧。<観賞後2週間位たったので、かなり忘却の彼方・・・。
来週にハゲタカ鑑賞(2回目)をしたいので、何としても書き終わっておきたい。
1回目と2回目で、ハゲタカの印象って変わってくるので、なんとしても2回目のフィルターがかかる前に第一印象を書いておきたいのだ・・・。
1. 謀略者たち in 鷲津ファンド
某ホテルでの中米会談からタイムコースを前後して。
謀略者たちは、本拠地(鷲津ファンドオフィス)にて事項を確かめ合っております 。
謀略者、この場合は鷲津と西野、、ということになりますが。
資金が欲しいスタンリー。
ノウハウ・リンキングが欲しい中国系国家ファンド。
利害の一致した両者は、スタンリーの求める金額・ファンドの求める条件の契約書にサインをしたようです。
食いつくかな?ということを西野は鷲津に問いかけております。
鷲津は、スタンリーの社長の給料の額(70億!だった?)を挙げて、「これ以上、何を望むって言うんだ?」と逆に問い返します。
ともなれば、それは鷲津が歩んできた道程(ホライズン時代)を否定することにもなると思うのですが、或る意味「再生」を果たした鷲津さんにとっては、自然な流れになるのか・・・?
経営状態が実はボロボロだったスタンリーについて、西野は厚化粧をしているとコメントしております。
「俺もそうだったからね・・・。」
西野の発言には、虚業が実業を買おうとしている、、、という鷲津のかつての言葉がベースに入っているのだろうな。
シミジミと述回している西野を見やる鷲津の表情には、少し父性じみたものが見えた・・・気がしました。
「Greed is good、強欲が善の時代は終った」
鷲津の言葉には、並々ならぬものが感じられます。
ファンドの役割の変換、自ら属していた世界のシステムの破壊・・・。
目の前で言われたら、多分、ゾクって来そうです。
案の定?、西野は、「喫煙ルームはどこかな?」という言葉を残して部屋を後にしておりますが、ぜっっったいゾクゾクっとしていたに違いないと踏んでます。<ゾクっとしたから部屋から出たんでしょうけど。
鷲津は破壊者としてどう動くのか?
2. アイデンティフィケーション in どっかの工事現場
夜の工事現場(B型のヘルメットを思い出す・・・)にて、鷲津さんは佇んでおります。
乗ってきた車は、変わらず、黒塗りの車でございます。
そこにやってきたのは、やはり黒塗りの車にのった劉(運転手付き)。
遅れてやってきた劉、余裕綽々で挑戦的に鷲津に畳み掛けてます。
「どうしたんだよ?」
「後手後手に回ってるじゃないか?」
そんな飽くまでも挑戦的な劉に対して、鷲津が掛けた言葉は私にとって意外なもの。
「アカマを愛していたんじゃないのか?」と。
こういう台詞は、むしろ芝野さんが言う言葉じゃないの?
鷲津が使うとしても、もうちょっとネチッとした口調(大河内ファミリーに対して言ったように)で言うと思うけど。
と思うような、意外な言葉。
そういった言葉は、当然劉には堪えてないようですが。守山に金を渡したことで、アカマに対する何かにフタをしたのですかね?
しかし、その鉄壁の防御も、鷲津により容易く崩壊されますが。
「お前の故郷を調べた。」
「劉一華、お前は誰なんだ?」
その言葉に、急に(本当に急に!)狼狽えるような顔をする劉。
アイデンティティの崩壊した瞬間になるのかな・・・。
「頭を剃って」日本に来て(残留孤児3世)、でも日本人としてなじめず(日本語がしゃべれずに虐められた by 村田さん)。
苦学してアメリカに渡って、鷲津に出会い鷲津になろうとした。
でも誰にもなれなかった、誰かになれるはずもなかった。
「お前こそが、アカマを愛していたんじゃないのか?!」
自己は自己に依る処を求めよ、というのは仏教の教えである処ですが、何となくそれを喚起させるシーンです。
サイの角のようにただ独り歩め、という言葉と共に、孤独に先に往くしかない人の切なさそのものも見ているかのようです・・・。
しばし相手の目に縋るような目をしてから劉は去りましたが、自己の構築したアイデンティティが、自分がなりたかった相手から崩される・・・(しかも、その前に劉は鷲津に拒まれてるんだよね。「お前に何が解る?」って)、という重傷を負ってしまいました。
果たして、劉は自身を再生できるのだろうか?
3. 弾丸は放たれた in 鷲津ファンド/アカマ/スタンリー
ミーティングルームには、メンバーズが集結しております。
<中延さん、村田さん、金髪美人、若い兄ちゃん(改訂:若本猛という役名らしい)他。
そして行うのは、本格的な攻撃。
「アメリカを買い叩く!!!」
鷲津ファンドの武器は、オルトXというスタンリー・ブラザーズの出している商品。
詐欺まがいのものだ、という中延さんの言葉から容易に推察出来るのは、サブプライム・ローンという商品ですね。
それを武器にするというわけだ<実は、200億円分ほど買っていた。アラブの金はこうして使われた(笑)
そして、弾丸は放たれる。
「そちらの商品を即刻解約したい。」
鷲津から電話を受け取ったスタンリー・ブラザーズ日本法人の坂本さんは大慌て。
いくら何でも、200億円の大金は、すぐには用意出来ない。
しかも、かかってきた時間は、日本市場が閉まる時間。よって、ロンドン市場に助けを求めるしか無いっと。
「ロンドンに至急、連絡を!!!」と叫んでいた坂本さんもですが、同じオフィスのヒトたちにも混乱が伝わって凄いことになりそうです。
<実際には、慌てて廊下に飛び出したりして、事情を知らない他の社員のドーナツを落っことしていたりしていたらしい(未公開シーン)。
しかし、その大慌ても報われない。<涙
それさえも「想定の範囲内」だった鷲津さん。飯島さんに頼んで、ロンドン市場に手を回してスタンリーが資金調達出来なくするようにしてしまった。<坂本さん、報われない・・・。
資金調達に失敗した、という報はファンドにとって著しい損失になる(by 中延さん)ので、これによりスタンリーの混乱は拍車をかけられる。
そして混乱に乗じて、鷲津たちはオルトXを含めたスタンリー関連商品を売りまくる。
「売って売って売りまくれ!」
誰かがスタンリー商品を大量にたたき売っていくこと+資金調達失敗で、著しく株価が下がるスタンリー。
アカマではスタンリーの外人(ジョンかデイブ)が、頭を抱えております。「OH-,,,No,,,」みたいになってます。
それを見た古谷社長も大慌て。
どうなっているんですか、芝野さん!!とこっちも大慌て。
芝野さん、うっすらの原因(鷲津)を察しているものの、何とも言いようがなく・・・。
にしても、古谷社長。
どうしていっつもファンドの人と一緒なんだろう・・・。5兆の会社といっても、元は工場のオヤジみたいなものなんだから、生産ラインとか回ればいいのにさ・・・。
4. マンダリンホテル
スタンリーはひん死であります、そして、ひん死の者と手を組んだものも、また道連れにされようとしております。
言わずとしれた、中国系国家ファンド(略語を忘れた)。
ピンチ極まりありません。
そのピンチに対処しなければならない劉一華は・・・。
何故か動いておりません。
普段の彼ならば、会議の合間にでも資料を読み込み戦略を練り上げていることでしょう。だのに、何もしてない。
窓の外を見てるだけ。
爪を噛んでる所をみると、幼児に返ったのかと心配しきり。
切ない・・・。
そんな彼とは無関係に、BWスタッフがTV会議の時間ですと通達に。
黙って会議に向かう劉。
何を考えているのかな・・・。なんか、ここは切ないなあ~。
そんな劉を置いてきぼりに、幹部たちはアカマに注ぎ込んだ資金を引き上げにかけないと、とても保たないということでアカマからの撤退を指示しております。
短時間の間に、アカマ+スタンリーと立て続けに資金を放出してきたせいか、もう保たないということでしょうか?
「十分収穫はあった。」
「君の地位は保証する。」
という幹部の言葉が白々しい響きであります。
何もかもなくした・・・と思われる劉は、資料をテーブルからたたき落として会議から途中退場です。
どうするんだよ・・・劉。
取り繕うだけの余裕さえ、もうなかったのか、取り繕う必要性を見出すことをしなかったのか・・・。
<自分より年上の劉なのに、姉のように心配するよ、私は(笑)。
++++++++++
あと少し!!!
例によって順不同のネタバレメモ書き。
映画のハゲタカは、どちらかというとRoad to rebirthじゃないよなーっというどうでも良い感想。
1. 新旧入り乱れての再会 in 西乃屋
西乃屋旅館を無事とりもどして、旅館のオヤジをやってる西野(治)の元にいつか見たような黒塗りの車が登場。
お父さんと同じ服装で猫をあやしていた治の視線の先は、鷲津。
「久しぶりだな。」という鷲津に対して、治は猫を抱いたまま探るような視線を投げております。
そんな鷲津と西野は、いつか見た西乃屋の裏口(旅館のタオル、ぞうきんなんかが置いてあった所)にやってきます。
前回は、ハゲタカ鷲津が西野に缶コーヒーを渡しておりましたが、今回はタバコのお出まし。
「最近は、どこも禁煙で・・・。」と嘆く西野。
完璧に、ヘビースモーカーな感じですな。カワイソウに。。。
ニコチン中毒じゃないから、私にはそこの苦しみは解りませんがね。
嘆きつつ、西乃屋唯一の喫煙スペース(全館禁煙だから:笑)で吸い始めた西野に、
「一本貰っていいか?」
と問いかける鷲津。
タバコを吸うんだよねー、この人も。
西野は無言でン、、て感じで渡してます。タバコ銘柄は、ドラマ版から変わってません。<黄色のパッケージのタバコ(アメリカンスピリッツ?)
受け取ったタバコを吸いつつ、鷲津は西野にこんなことを。
「頼みたいことがある。」
「力を貸して欲しい、と。」
鷲津さんが頼み事・・・<驚愕!
でも西野は返事がなし。
ただ、
「面白いシナリオを思いついた。」という鷲津の言葉にピクリと振り返りました。
さすが治くん、捻くれてます。<爆
無条件では手伝ってくれない。そこに面白いこと(西野がカラムことで生まれるメリット、面白さ)がないとね。流石に、西乃屋を4年間で軌道に乗れるようにしただけのことはありますね。<内心ではかなーり嬉しいとは思うけどさ。
「あぶく銭は、いいように使ってやらないとな。」
という鷲津は、どんな秘策を持っているのか?
果たして、逆転のシナリオなるか?
2. 反撃ののろし
アカマ社長室では、古谷社長とスタンリー・ブラザーズの外人(ジョンかジム)とお話中。
ですが、そこにお電話ですとのお知らせ。
後にしろ、という社長を他所に、いえ、、、と言葉を濁らせる部下の人。
スタンリーの外人の方だと。
そして電話にでてならば、かかってきたのは鷲津ファンドの金髪美人。
「鷲津さんからの伝言です。」
と軽やかな英語が流れてきます。
でも内容は相当、パンチが効いております。
「スタンリー・ブラザーズを買収する。」
という伝言。
自分の会社を買収する、という伝言にスタンリー外人はアワアワしております。
速攻で、対抗策を見つけなければ。
助けてくれる(資金が潤沢な)ホワイトナイトを見つけなければなりません。
鷲津は、中延さんと共にまた会見です。
スタンリー・ブラザーズに対して、買収をかけるという。
とっくの昔にアカマ自動車の舞台から降りていたと思っていた鷲津ファンドが、なぜ今頃になってアカマのファイナンシャル・アドバイザーのスタンリーを買収するのか?
各所困惑気味です。
東洋テレビでTVでLIVE放送で見ていた由香ちゃんたちも困惑気味・・・。
アカマを取られた腹いせではないか、とディレクターも言っていたし野中サンもさっぱり掴めていない様。
由香ちゃんも黙ったまま・・・。
一方、芝野サンは電話を鷲津に入れております。
「どういうつもりなんだ?」と。
それに対して鷲津は、
「想定の範囲内ってやつです。」と応える。
・・・ホリ*モン?
何にせよ、ギャラルホルンは打ち鳴らされたのです。
鷲津ファンド、反撃開始。
3. マンダリンホテル
鷲津ファンドがスタンリーを買収にかかる、という一報は当然のことながらBWの劉にも入った様です。そして状況を把握しないうちに上層部からつつかれております。場所はホテルの部屋に帰るエレベーターの中、、だからよっぽど急の電話なんですなあ。
話しながら部屋に向かおうとしてます。
私も掴みきれてない・・・と早口で報告している所を見ると矢張り鷲津ファンドの真意が掴めていないということになるでしょう。
とにかく調査してみます、、、とエレベーターを出た所で出会ったのは守山・・・。
一瞬、劉は刺されるか撃たれるか、、、と思いましたが兎に角両者は黙って劉の部屋に入ったみたい。
無言のまま部屋に入り、劉は黙ってアタッシュケースから400万だして守山に差し出します。
そして、「元いた場所に帰れ。」と言うのです。
元いた場所って何処だよ・・・と一瞬思いますが、帰る場所のない(というより切り捨てた)『頭を剃った』少年からすれば、アイデンティティーを保てる場所・・・ということになるのかな・・・?と推察。
ま、それはこの時点では解りませんが。
「騙してたのか?!」と守山は叫びます。
別に親友という訳ではない。お互いのことは、何一つ知らない。
だけど間には確かなシンパシーああったはずではないか、と。
守山君は、その400万を思いっきり床に投げ捨ててます、まき散らしてます。
正直、お金に窮々な人間としては、ちょっとばっかしムッとします。お金がないという現実を知らない甘ちゃんなのではないかと。つまり、貧しい、といっても餓死することもない、ような。
電気、ガス、水道代・・・肉親が病気になったりして払えなかった過去を持つ人間(つまり私)からすれば、凄まじく腹がたつ場面です。
持って帰れ、恥じゃない、それを受け取ってもお前は何も変わらないから!と。
劉は拾え!!と強く強く言っております。
恐らく、守山くんのことを劉自身は気に入ってたんだろうなー。何となく、愛を感じます。劉の教唆は守山君がアカマに切り捨てられてしまう一因になってしまいましたが、その結果を劉は予測していたのかしていなかったのか・・・。
「拾わなきゃいけないんだよ!」
自らもかき集めながら、そして守山のポケットの中に入れております。
迫真です。
その守山も、劉の意図に気付いたのでしょうか。
自ら、黙って、ポケットの中にお金を入れ始めました。
それを見つめる劉の胸中に上ってくるのは、何なのだろうか。
シンパシーか、オーバーラップか・・・。
「元いた場所」に帰れ!
は、様々な感慨を投げかけてます。
4. 中米会談? in 都内某所
鷲津ファンドに買収を仕掛けられたスタンリー・ブラザーズさん。
幹部たちは続々と集まっております。
勿論、ホワイトナイトと会うために、つまりはBW、中国系国家ファンド。
<それを新聞みながら監視する村田さん(笑)
ファンドの幹部たち(共*党幹部たちでもある)とホワイトナイト契約を結ぶスタンリー・ブラザーズ幹部たち。
色がものの見事に別れてますね。
中国系は、ものの見事に黒髪黒目。スタンリー側は、金髪碧眼。
そして部屋は、赤、赤、赤。
中国パワーがスタンリーを圧倒的に上回ってる、という示唆なんでしょうか・・・?
ハゲタカはビジュアル(色彩)からも攻めるぜ。
色の対比をハッキリとする演出、、というと何となく、映画「英雄」を思い出しますね。<あの映画は、始皇帝と暗殺者たちの話だったね・・・。
そして見事に契約成立。
その背後には・・・なんと西野治。
どうやら彼がこの場をコーディネイトしたみたい。ITバブルの寵児だった彼には、その時作った様々なリンクを持っていたのだろうな・・。
BW側としては、しかも鷲津とかつては敵対していた・・・という事情も鑑みてOK出したのかしら・・・。
西野は劉と握手を交わして言葉も交わしております。
その時に、西野の「うちの旅館のお客になってもらってます。」という言葉に劉が「是非、泊まらせて下さい。」と返しております。
その顔は、結構、やりきった感イッパイ。
鷲津ファンドよりも先手をうった形になりますもんね。
西野は是非どうぞ、と返しましたな。
なーんか、ありそうな表情でしたけど。松田龍平独自のオーラ、ということもあるけども、治の表情から感情を読むことはなかなか困難だなあ・・・。
鷲津ファンドが大失敗して、その後に劉が西乃屋に泊まりに来たとして。治は、ナチュラルに歓待しそうだー。
<鷲津が簡単にやられる、、、とは考えてないだろうけど。
会議が終って役者たちが退出した後、、会場の廊下に出てきたのは鷲津と中延さん。
スタンリーと中国系ファンドの会談は、全ては鷲津のシナリオの上だったのだなあ。
食いつきましたな・・・といった感じかな。
後はどうでるか・・・といった所かな。
+++++++++
よーし、あと少し!!!
例によって映画・ハゲタカのネタバレの続きです。そして順不同。
ネタバレメモを書いてから、第二回視聴と行きたいのに、速くしないと上映が終りそうな勢いです。
1. 東洋テレビ独占取材 in マンダリンホテル
東洋テレビに劉から独占取材の申し出が来ます。
由香ちゃんはモテモテですね。
ま、由香ちゃんのバックグラウンドを知った上での申し出・・・ですが。それを承知で飛び込んだんだったら、由香ちゃんも記者として成長した・・・ことになるのでしょうか。
<割り切って利用することが、別に悪いこととは思いませんからね。主流にするには危険ですが、脇(スパイス程度)として利用するのは別段問題ないような気がします。
劉はタートルネックのシャツですね。ブランドものなんでしょうが、それにしてもラフだなあ。勿論、視聴者に対してのアピールも含まれてるのでしょうが・・・。
ま、そんなこんなで取材開始です。
まずは派遣工たちの待遇/集会について。
それにしても心の奥底に囁くような言葉を劉は吐くね。
「君も、コチラ側の人間だったはずだ。」と。
鷲津に父親が自殺に追い込まれてから、地獄を見てきたのだろう?
ジワジワと言葉が染み込んで行くような感じです。
劉の旦那、ネチッこいですぜ。蛇みたいに、メフィストフェレスみたいに訴えかけます。
「現実を見ろ、それが君の役目だ・・・。」
三島由香はどう出るか?
キャスターとして、個人として。
どう闘う?
2. 抗議活動 in 競技場前の広場(←オリンピックをしていた会場の名前忘れた)
オリンピックが行われていた競技場(なんて名前だっけ?)前の広場には、様々なアカマの派遣の人たちが集まっております。
そして、野太い声が広場に鳴り響いております。<主に男性が多いですが、見る限り女性もいたようですね。
その中で、孤軍奮闘している守山くん。
拡声器とアンチョコを持って、必死に演説内容をチェックしております。
そんな中、主催者の内の一人が。
「我々の手違いで、集会は中止になりました!!!」と行きなりのデモ中止宣言。
なんてこったい。
BWの差し金か?裏切り者が出たぞー。
「フザケルな!」と出席者側はカンカン。
主催者側はもみくちゃにされております。そして守山くんも抗議者たちにもまれながらも反論を試みる。
「やるって!」
やるから黙れ、話を聞いてくれ、話をさせてくれ!
そんな守山君の願いもむなしく、モミクチャにされる人、人、人。
子供のサッカー試合のように、秩序と戦術のないチームではサッカーボール1つに集中してしまってとにかく群がり群がりどうにもならない状態といった所か。
その状況下を取材しているのは東洋テレビスタッフ(カメラマン、野中さん、ディレクター、由香ちゃん)たち。
しかし、野中さんはやっぱり腰が引けてるみたいですね。アカマ自動車は、東洋テレビに200億円以上の広告費を入れているから、広告主を批判するのはマズいという訳ですな。
役員連中の首が飛ぶ、、、と言う野中さん。
その視線の先には、
「やるって!」
という守山くんが頑張っております。
しかし、その中、思わぬニュースが飛び込んできますが。
アカマとBWの業務提携ニュース。
こっちの方が、ニュースバリューがある!!と野中さんは由香ちゃんを説得するも、由香ちゃんは動かず。<カメラマンさんも動いてませんでしたね。ディレクターはどうだったかな・・・。
「三島!!」という野中さんの声に背を向けて、由香ちゃんは労働者たちの取材を敢行するのでした。
ジャーナリストとして、一歩踏み出したということかどうなのか。その奥底には、先日の劉との取材があることは言うまでもないのでしょうが。
「話を聞かせて下さい!!」
「どうか!」
必死に群衆に取り付くも、まともに話は聞けない状況。
それでも食い下がる。
さてさて。
格差を報道しておきながら、格差社会勝ち組の報道機関は、どう動くのか?
<滅茶苦茶の皮肉です。格差社会、とわめいておきながら、実は一番格差のある所のマスメディア、というのは周知の事実ですもんね。
そしてその裏側では、糸を引いている人間が車の中で会談中・・・。
「このデモもすぐに収まりますよ・・・。」
と話しかける劉の先には・・・アカマ自動車の古谷社長。
まんまと、メフィストセレスの罠にかかった様・・・。目が変わってます。ぜんぜん、違う。少なくとも、ニューアカマGTの発表の時とは明らかに違う。
そして、目の死んだ社長は、派遣のヒトたちを正社員として契約する旨を了承しているのでした。守山を除いて。
「意思を持った人間がいてもらうと困る」・・・と。
それを無表情で見つめるのは、守山を「誰か」にした劉。
劉は、何を考える・・・?
3.アカマ自動車
鷲津がドバイで頑張っている間、アカマでは大変なことになっております。
勿論それは、社長が鷲津ファンドとの提携を停止してBWと手を結ぶという方針を打ち出したから。
南国に態々行き、レストランで説得工作(劇場未公開)までした芝野さんは当然納得しない。
どうしてだ?と問いつめる芝野さんに対して、
「憧れや夢、そんなもので食って行けるほど生易しい時代ではない。」と宣う古谷社長。
「こんな時代だからこそ、夢や希望を語るリーダーが必要なんです!」と訴える芝野。
「私が何故、この仕事を引き受けたとお思いですか?」
それは、このアカマ自動車にかつて自分が憧れていたからだと説得する芝野。
日*のフェアレディXみたいなものかしら。
アカマGTが出たときも、きっと沢山の人たちが驚嘆と憧れの目で見たのでしょう。いつかは、GTをと。
それは、国を越えてもきっと同じなんでしょう・・・。
しかし、古谷社長の腹はもう決まっているようで。
「何も変わらないんだよ。」と嘯き、、、そして。
4. BWとアカマ自動車との合同記者会見 in マンダリンホテル
なんつー現実だろう。
BWとアカマの企業カラー(青と赤)が入り交じって、何ともまあカラフル。
凝ってるなあ、美術スタッフさん・・・。
BWの由来が赤(中国)を隠すため、ということもあるだろうけども、単純にアカマに対する色として青を持ってきたのかな・・・とも思います。
ブルーといえば、ブルー・ブラッドという考え方もありますが・・・。
<貴族/優良種のこと
「鷲津ファンドがホワイトナイトではなかったのか?」という問いかけに対して「方針が合いませんでした。」という古谷社長。
この人はー。<溜め息
その記者会見には勿論、アカマ派遣工たちの抗議集会への取材を終えた由香ちゃんたちも遅れて合流。
由香ちゃんたちが着いた頃には、劉たちは記者たちを引き連れて退室直前。
その流れの中、敢然と立つ由香ちゃんに向かって
「見たか、これが現実だ。」と嘯く劉に
「憎しみでは、何も変わらない」と言い返す由香ちゃん。
憎しみだけでは、、、という由香ちゃんに矢張り成長が鑑みれたな・・・と感涙。
由香ちゃんたち(三島製作所のお母さんも含め)は、鷲津を赦しているものね・・・。
「怨執の彼方」という言葉がぴったりだなあ。
このエピソードを見て思い出すのは、森永ヒ素ミルク事件の話。
森永の粉ミルクの中にヒ素が混入しており(工場のシスティマティックな問題のせいでしょうか?)、それを飲食した乳児たちが多く障害を負ってしまった。
その際、責任者たる森永社長は東西南北から被害者たちからもの凄い恨まれていた。殺してやろうと思っている患者の家族もいたそう。
だが彼は、最後には被害者たちの家族の方々に感謝されつつこの世を去った。
それは何故か、と被害者家族を弁護していた側の中坊氏(元弁護士)が語るには。
森永社長は、事件が起こってから誠心誠意、とにかく患者たちの為に奔走したからなのだそうだ。
とにかく、真摯に、誠実に。
乳児たちの多くは、結局は障害を負うことになって、それは家族に重くのしかかることになったのだけども。
それでも、森永社長が奔走していた姿の果てには、被害者たちの赦しが待っていたわけだ。
由香ちゃんの強い背中を見ていると、なんだか、そのエピソードを思い出します・・・。
赦すというのは、強く美しい・・・。
5. 孤軍奮闘 in オリンピック国立競技場前広場
「誰かになるんだ!!」
拡声器を使って、精一杯叫んでいる守山の視線の先には、誰もいない広場。
おそらくは、正社員にするという旨が告げられたのでしょうね。
待遇が改善されるのであれば、もう、抗議集会する意味も大義もないもんね。
「誰かに、なるんだ・・・!!」
誰もいない広場に屈む守山。
切ないなあ・・・。
6. 鷲津ファンド
アカマとのパートナーシップを解消した鷲津ファンドではありますが、そんなことには拘泥していない様子の鷲津たち。
それぞれに土産を持って帰ってきた鷲津たちは、その情報を披露しております。
その中には、、、。
村田さんが、中国の湖南省より持ち帰ってきた情報にはトンでもないものがありました。
パラパラと写真をめくって行く鷲津。
貧しい村、古いあばら屋、そして・・・壁の赤い車の絵・・・。
その赤い車に、鷲津はじっと見入っており・・・そして。
「どういうことだ、これは?」
芝野さんに連絡をしております。
劉一華は、劉一華ではなかったと。
湖南省の劉一華は、今もまだ湖南省におり生活しているという報告に、芝野さんは愕然としております。
劉はニセモノ。
では、彼は誰なのか・・・。
その問いに、村田さんは一つの示唆(確証がないから示唆だろうか?)を致します。
これより奥地に、『頭を剃った』少年がいたと。
つまりは戸籍を取り替えて、別人として生きている人間がいると。
それが劉である確証はない・・・と言いつつも、アカマ買収に関わる劉一華は、どう見ても、その少年ではないか・・・。
少年が描いたであろう赤い車の絵を前にして、暗然とした気持ちでイッパイになる芝野。
でもこの情報はうかつには流せないよね・・・。リスキーだし確証もないし。
取りあえず解っているのは、劉がニセモノであることだけ。
そして、、、赤いアカマに憧れを抱いていた少年であったろう、、ということだけ。
かつての日本人のように、芝野のように。
オーバーラップしますねえ。
「社長。何故、私がこの仕事(アカマ再建)を引き受けたとお思いですか?」
芝野は、古谷社長にこう言っていた。
切ないな・・・。
事情を承知してしまった鷲津は、眉間に皺を寄せております。
かつての自分、かつての芝野、かつての西野、かつての由香・・・。それが劉に集約されてるような感じなのかな・・・?
「俺は、アンタだ。」
「貴方は、私なんだ。」
オーバーラップ、オーバーラップ。
外には夜の帳が降りております。
様々な人間たちの事情を飲み込み、夜の闇が静かに佇んでいるだけです。
+++++++++++
ふう.
ようやく佳境にさしかかる所・・・か?
ネタバレです。
まだ終りません・・・。公開が終っちゃうよー(汗)。
例によって、順不同のネタバレ。
1.どっかのレストラン in マンダリンホテル
「俺は、あんただ。」
という劉。
ホライズンの暗い部屋から、誰知らず一人で拍手していた気弱な青年から程遠い。
そんな挑戦的な劉に、鷲津は
「お前に何が解る?」とツンツンツーん。
どこかで聞いた(言った)台詞だと、思ったのでしょうかね?
ドラマ版ハゲタカでは、鷲津自身が芝野に言ってた台詞ですもんね。
そして、西野には言われた台詞でもある。<このシーンは、TV未公開だったと思う。DVD BOXには入ってます。
挑戦的な劉は、そんな鷲津の内心にも気づかず(無視して?)
「楽しかったんだろ?鷲津・・・。」
と言い放ちます。鷲津、、、て呼び捨てですがな。しかも鷲津ぅと言ってるみたいに聞こえます。
なんか、絡まれてますよ、鷲津先輩・・・。
三流大学(意外だー。東大・・・ではないにしろ、関関同立位のレベルの大学は出てると思ってました。まあ、でも対する劉は、プリンストン大学出だから、大抵の大学では手が出ない程度の名門校出身者になりますが・・・)を出て銀行の兵隊だった鷲津が、札束でもって人をひっぱたく様なことをして楽しかったんだろう?と揶揄してます。
少し、図星を突かれたような鷲津さん。ちょっとムッとしてた・・・様な。それとも、自分の態度を鑑みて苦く思ってたのかな。歴史は繰り返すーみたいな。
ドラマ版で、大河内社長に対して「借金に肌の色も国籍も関係ない。」と言ってましたし、ちょっと(劉との間に)共感するエピソードではあったのではないでしょうか。
対する劉は、どこまでも挑戦的。ここでまたドラマ版ハゲタカのオーバーラップ。1-2話の鷲津に近いですね。
「俺は、あんただ。」
ループだわな・・・。
2.マンダリンホテル
再びの会見を、劉(というより、ブルーウォール・パートナーズ;BW)は強いられてます。
国家系ファンド(中国)の出先機関としてのBWだと、マスコミにリークされたから。
<アカマ経由か?スキャンダルも含めて情報を集めろ!といっていたし。上に上がれば上がるほど、プライベート情報までもがビジネスネックになり得るのですね。なんつーか、可哀想だ・・・。
それに対する会見になるわけですね。
ここで、中国国家による買収計画・・・という筋が公のものになるわけで。
個人的に。
一見すると中国が悪者みたいに見えるけどそれは違うよな・・・と少し思うわけで。国として栄えて生きたいならば、やはり資源は必要で。
それは、インフラ、人材、ネットワーク、すべてが含まれるわけで。それを求めて中国国家は、エリートを次々とアメリカの大学(ハーバードとかは多かった気がする)やファンドに人材を送り込み、資金と資源を武器に登りつつあるわけで。
「世界の工場からの脱却」を目指すため・・・と最初のシーンで幹部たちが言ってましたが、あれは一部真実だったのではないかと思います。
それを非難することは、出来ないと思うわけです。
閑話休題。
そんなこんなで劉が会見。
「中国が、日本の企業を買ってはいけませんか?!」
「共に栄えていきたいのです。」
鷲津の間逆ラインを走っとります。
そんなTV中継を、他人事のように見つめるのは、昼食休憩中のアカマ社員たち。
他人事のようです。
会社を自分の会社としては、捕らえてないですね。となると、やっぱり期間工の人たちが映ってたということか。
次々派遣先が変わるんじゃ、ね。持ちにくいよね・・・。
3.空港 in 成田?
鷲津ファンドの幹部s3人が、そろってお目見え。
村田さんは一人で出張。
鷲津さんは金髪美女を引き連れて出張。
「よろしくお願いします。」
「はい。」
それぞれの向かった先は。。。
4.アカマ自動車会議室
会議室には、芝野が役員たちに今のところの経緯を説明しとります。
持ち株比率として、BWが57%?、鷲津ファンドが31%(位だっけ?とにかく曖昧)で、圧倒的に不利だという状況が出てました。
まだまだ保留株があるから、それが鷲津ファンドに流れたら話は別でしょうが。
BWの中身を知っていても、劉個人のパーソナリティーに共感して売る人間は結構いる・・・というアカマ幹部の言葉には納得。
鷲津はかなーり損してますよね。ロジカルに正しいはずですが、感情的に賛成しづらい人間というパターンにはまってます。
ライオンソースねた元となった、ブルドッ*ソースの場合は、買収する側のスチー*パートナーズのリヒ*ンシュ*イン会長の傲慢な言い様も反発される一因となったようですし。
<ブルドックを救いに来た・・・とか未開発の日本の市場は・・・とかの言葉を会見中に連発していたそうな。そりゃ、怒られるよ。図星だけど言っちゃあいけなかったってパターン。
「このままでは終わってしまうぞ!!!」
という社長の言葉に、何もない社員(といっても幹部だけど)たち。
うな垂れてます・・・。
「私の代で、アカマは終わってしまう!!!」
空気は重く、そして、白い。
5.お食事会 in どっかのファミレス
守山くんと赤いハゲタカ、仲良くファミレスでお食事しております。
この間は、華やかなホテルレストランの雰囲気に呑まれた感のある守山だけど、ここはテリトリー内だもんね。
結構リラックスしとります。
そして、その真向かいには劉が上着を脱いでシャツを腕まくり?しとります。そんでガツガツ喰いです。
「これ食っていい?」と聞いて、ライスをバクバク食ってます。
いつかの西野のようです。<「終わりなき入札」の回でしたっけ。
あの時、真向かいにいたのは由香ちゃんでしたが。
その中で、劉は昔話をしゃべります。
「昔、真っ赤なアカマGTを見たんだ。」
「夢だったのかなー?」
夢か現か。
そんな幻のようなエピソードに、守山君は沈黙、返答しようがないです。
個人のエピソードに他人が口を挟む権利はないもんね。
守山君は、若いのにエチケットはわきまえてるみたいです・・・。
ガツガツ食いの劉に、守山も少しは警戒が解けたのでしょうか?
待遇に対する愚痴?を言い始めます。
「俺たちを調達するのは、人事部じゃないんだよ。調達部なんだ。」
俺たちは部品と一緒なんだ、、、と守山は愚痴ってます。
ま、愚痴ってるだけで何もしとりませんが。不平不満はあるが、それに対してアクションを起こす気は毛頭ないみたいですね。
「俺たちは、誰かであっちゃいけないんだよ。」
自分を持つと、苦しいしね・・・。
かくして、「知識をもたない労働者」(注意→カッコ内は私の造語です;もともとは、知識労働者という言葉がある・・・らしい。)が増えていくわけだよね。悪く言うと、奴隷根性というのがありますが。
そんな守山に、「いつか何処かであったような」劉が言うのだ。
「誰かになるんだよ、守山…。」
そんな劉に触発されたかのように、守山くんの目の色?が変わったような・・・。
守山くんは、「誰か」になるのか?
6.アカマ自動車会議室
社長室にて。
BW幹部s(劉+BW幹部s+弁護士)と、アカマ社長+芝野が相対しております。
持ち込まれた議題は、アカマ自動車での派遣工の待遇について。
派遣工たちの理不尽な待遇(理由をつけて正社員にしていない等)について、追求しております。
された社長たち。
なんでこんなこと?という感じで書類に見入っております。
BWは、そんな派遣工たちにリーダーが存在して共闘行動を起こそうとしているようだ、、という情報を与えます。
また、それを抑えることが出来るとも。
BWが示した写真には・・・守山の姿が。
ということは、守山が組織してアカマ派遣工たちの待遇アンケートも取ったんだろうな…と推察。
結構、行動力あるね。組織の仕方は、劉が示唆を与えたのではないかと思いますが。
<推察。知識と経験がない彼が、待遇や出自が様々な人たちを団結させられるかな・・・と。
「彼は、大したものですね。」
近く、集会を開くらしいですよ。
我々であれば、それを止めることが出来る・・・。
と囁くBW側。
完璧に、メフィストフェレス(悪魔;元ネタはダンテの神曲)みたいになってますね。
獲物は目の前。
さあ、どうする?
7.ドバイの会談
金髪美女と鷲津、ドバイの王様(王子様かも)に面会です。
面会時間は十数分と通訳に言われる鷲津たち。王子様はご多忙です。
与えられたその時間中、金髪美女が英語でプレゼン。
「所詮、ニセモノは本物には勝てない。」と。
その間、鷲津は王子様の前なのに足を組み黙っているだけ。
当然ですが、王子の関心を惹きますわな。王子の前でひざ組んでて、しかも結構ふてぶてしそうな態度ですぜ。
王子には潤沢な資金があるはずで、それに見合うだけの待遇を様々な企業・ファンドから受けてきたはずで。
<だからこそ、王子の背後の壁には様々な国・企業・ファンドのロゴステッカーがあった
それなのに、鷲津は不貞な態度である、、と。
「あなたはしゃべらないのか?」という通訳の言葉(英語)に、
「あなたがしゃべらないからだ。」とアラビア語で答える鷲津。
通訳者ではなく、自身が交渉の場に出てきてくれ、、、とのアピール。
おかげで交渉のテーブルに着くことが出来そう。
「シュクラン。」;ありがとうございます。
という鷲津の言葉を皮切りに、鷲津ファンドは反撃なるのか?
+++++++++++
うーっ。
まだ終らないです・・・。
某mixiのハゲタカコミュで、鷲津たちのことを表した中に私も好きなフレーズがあったのでここにちょりっと引用。
鳥は飛ばねばならぬ(坂村真民)
鳥は飛ばねばならぬ
人は生きねばならぬ
怒濤の海を
飛びゆく鳥のように
混沌の世を生きねばならぬ
鳥は本能的に
暗黒を突破すれば
光明の島に着くことを知っている
そのように人も
一寸先は闇でなく
光であることを知らねばならぬ
新しい年を迎えた日の朝
わたしに与えられた命題
鳥は飛ばねばならぬ
人は生きねばならぬ
これに加えて、独り、ということから何となく浮かびます。
ということから、
「サイの角のように、ただ一人歩め」というフレーズも頭に浮かびます。
この言葉は、ダンマ・パダの中で触れられてます。
(生データは、岩波書店;中村元が訳してるダンマ・パダを参考に)
ま、お釈迦様の言葉ですがね。
なんとなく、そう思いました。