河川敷に台風の大水で運ばれてきた木がある。根本の太さは60~70cmくらいある。種類は分からないけど二股になっているので広葉樹と見た。広葉樹を薪として見ると木の種類によって火力が異なる。コナラやニセアカシアは火持ちも良いし火力も強い。ところが似たようので栗は火力は弱い。でも木は硬いから薪にする手間は同じ。同じ手間で火力が弱いんじゃぁパスだ。

写真-1 台風で流されてきた大木
木の色は少し赤味がある。樹皮があったって分からないくらいなのに丸裸な木だ。試しに薪の長さに切って持って帰った。持った感じは軽い。割ってみるとスパッっと簡単に割れた。ストーブで燃やすと火付きが良く、燃え尽きるまでの時間は短いっぽい。針葉樹説急浮上。これだけの大木だと庭木では無さそうだ。といって匂いを嗅ぐとヒノキやスギではない。アカマツでもない。標高の高いところにあるシラビソとかそういうのは下流まで流れてくることは無いと思われる。すると候補はサワラかモミ。モミの木はこんなに赤味は無い。だとするとサワラかな。これは佐久でたまに見かけるヒノキに似た木だけど馴染みの無い木なのでどんな木なのか分からない。

写真-2 木目は真っ直ぐで綺麗に揃っている

何か見て分かる方法は無いかと考えた。ふと木を拡大してみたらどうかってことで彫刻刀で削ったのをマイクロスコープで見てみた。本当は断面を見たいんだけど上手く削れないので木目に沿って削った。写真-3が謎の木である。

写真-3 謎の木
先ずは最初に考えた広葉樹。コナラ、桃、桐が写真-4~6だ。乾燥した年数が異なるのが今ひとつなんだけど思いつきでやってるので仕方ない。兎に角写真-3とは様子が違うっぽい。滑らかなようでも拡大するとこんなにゴツゴツしている。だけどこんな風に木を見たことがないので似てるのかそうでないかなんて分からない。

写真-4 コナラ

写真-5 桃

写真-6 桐
次は針葉樹。それが写真-7~10 である。カラマツはハゼかけ棒なのでかなり年数は経ってると思うんだけど綺麗な筋で。これらは広葉樹の写真と比べると似てるっぽい。なので河川敷の木は針葉樹の可能性が高い。

写真-7 カラマツ

写真-8 イチイ

写真-9 ヒノキ

写真-10 アカマツ

写真-11はイチョウ。これは葉っぱが扇形だ。針の形とは程遠いのに何故か針葉樹となっているというのをヨメがネットで見つけた。削った木を拡大してみたら写真-4~7の針葉樹に良く似ている。少なくとも木の構造は針葉樹。生きてる木のせいか模様が綺麗で何となく瑞々しい。

写真-11 イチョウ

木の色は少し赤味がある。樹皮があったって分からないくらいなのに丸裸な木だ。試しに薪の長さに切って持って帰った。持った感じは軽い。割ってみるとスパッっと簡単に割れた。ストーブで燃やすと火付きが良く、燃え尽きるまでの時間は短いっぽい。針葉樹説急浮上。これだけの大木だと庭木では無さそうだ。といって匂いを嗅ぐとヒノキやスギではない。アカマツでもない。標高の高いところにあるシラビソとかそういうのは下流まで流れてくることは無いと思われる。すると候補はサワラかモミ。モミの木はこんなに赤味は無い。だとするとサワラかな。これは佐久でたまに見かけるヒノキに似た木だけど馴染みの無い木なのでどんな木なのか分からない。


何か見て分かる方法は無いかと考えた。ふと木を拡大してみたらどうかってことで彫刻刀で削ったのをマイクロスコープで見てみた。本当は断面を見たいんだけど上手く削れないので木目に沿って削った。写真-3が謎の木である。

先ずは最初に考えた広葉樹。コナラ、桃、桐が写真-4~6だ。乾燥した年数が異なるのが今ひとつなんだけど思いつきでやってるので仕方ない。兎に角写真-3とは様子が違うっぽい。滑らかなようでも拡大するとこんなにゴツゴツしている。だけどこんな風に木を見たことがないので似てるのかそうでないかなんて分からない。



次は針葉樹。それが写真-7~10 である。カラマツはハゼかけ棒なのでかなり年数は経ってると思うんだけど綺麗な筋で。これらは広葉樹の写真と比べると似てるっぽい。なので河川敷の木は針葉樹の可能性が高い。





写真-11はイチョウ。これは葉っぱが扇形だ。針の形とは程遠いのに何故か針葉樹となっているというのをヨメがネットで見つけた。削った木を拡大してみたら写真-4~7の針葉樹に良く似ている。少なくとも木の構造は針葉樹。生きてる木のせいか模様が綺麗で何となく瑞々しい。

ただただ感心してます。(^^)
こんなことしたのは初めてです。
ヨメ兄に割った丸太を見て貰ったけど広葉樹も捨てがたい様子だったと丸太を持ってったヨメが言ってました。