病院の待合室で週刊誌を読んだ

　行った病院には雑誌が置いてあった。コロナ騒ぎが起きてから感染対策として新聞や雑誌を置かなくなった病院ばかりだけどここには置いてあった。それは初めて行った２年前と変わらない。恐らく雑誌を撤去しても意味無いと思ってるのだろう。週刊文春の最新号に『ＢＡ.５は本当に怖いの？』という記事があった。記事には致死率も重症化率も下がったとあり、最後の方にはこんな風に書いてあった。


８１ページ＠週刊文春　2022年8月18・25日合併号

　治療薬ったってインフルエンザのタミフルは１週間寝込むところを４日にする程度。飲むタイミングを逃すと処方してもらえない経験あり。効かない、というよりあと４日寝込めばって頃に飲んでもそれが３日になるのかどうか程度だ。そもそも今コロナになっても市販薬飲んでろと言われてるし保健所の指示を待つという放置プレイの間に症状は悪化。国が５類にするのを何故か避けてるからそれを取り繕うためにやってることは滅茶苦茶で矛盾だらけだ。

鼻から胃カメラ

　診察後、検査するかどうか聞かれた。医者の見立てに間違いはないだろうけど自分の目で見たいので希望した。この病院では鼻から胃カメラを挿入するのを選べる。鼻からのが楽そうだし試してみたかったってのもあてそれにした。でも俺は諸般の事情で鼻中隔が大きく変形してる。そんな話をしたら曲がってる方が良い時があるという意外な返事。というのも曲がってるから片方は広いってわけだ。なるほど、そんな利点があるとは気付かなかった。受付で検査日を予約した。検査料は５千円、何か悪いところを取ると１万５千円と言われた。幾ら３割負担とはいえ５千円は思ってたより２倍高かった。ただ実際は４千円弱で収まった。


ベッドで寝ながら撮った胃カメラ

　喉から十二指腸まで検査した。逆流性食道炎と言われたけどそれ以外は異常なし。胃の入り口がやや広いというのは５年前の人間ドックで言われた通りだ。何となくこれはどうにもならないっぽい。薬はどうするって聞かれたので新センロックがあると言ったらガスター１０という名前が出てきた。処方薬とどう違うか聞いたら処方薬の方が作用が強いってんでこちらにした。ネキシウムカプセルという初耳薬で予想通りこちらの方が市販薬よりずっと安かった。毎日飲む人も居るけどトンプク的に使っても良いそうだ。持病に昇格しそうだけど何とか若干の食生活で昇格を阻止出来るかどうか。





　鼻中へ麻酔をかけたけどそのせいか鼻水が止まらなくなった。数時間しても止まらないので試しに鼻炎薬。止まった。





　胃カメラを英語でなんというのか調べたら gastric camera と出た。stomach ではなく gastric という初耳単語。でもこれを見てガスター１０の名前のガスターは『胃』だったんだと気がついた。

飼料用トウモロコシは昔の味だった

一丁前のトウモロコシ

　ここのところヨメは庭の小さな畑の草取りをしてるので家庭菜園は小綺麗だ。とはいえ農家目線なら消毒もしないし肥料も思い出した頃だから放置農園だろうな。府中に居た頃、学校でトウモロコシの種を貰って家の脇に蒔いた。当時住んでた家には庭と呼べるものは無かった。そしたら大きさが１０ｃｍも無いような実がなった。中の粒の大きさはゴマ。こんな小さくても実をつけるんだと母は感心してた。それに比べたら少なくとも大きさは立派なもんだ。


食べ頃の実が見えた

　皮を少しこじ開けて中を見たら一丁前の粒になっていた。早速茹でて食べてみた。もっと味気の無い不味いものかと心配したけど子供の頃に食べたのと同じ味だった。これならまだ婆さんが生きてた頃、このトウモロコシの種を蒔いて欲しかった。でもこれは今では甘くなくて不味い判定なんだな。でも食べたことない人だとどうなんだろ。知り合いで興味を示した人がいたので食べたいと言ったら送るつもり。




焼いてもみた。




１粒１粒綺麗に取れるのも特徴だ。中身は水っぽくなく詰まってるので食感は豆にやや近い。








　缶詰に入ってるトウモロコシでコーンスープを作るんだけどどうしても甘味がある。以前帝国ホテルのコーンスープ缶を貰った。甘味が少なくて美味しい。使っているトウモロコシが違うんだろうな。何だろ、まさかの飼料用？