二子山西岳の新エリアに行ってきた。まぁ俺はここまで間口を広げなくても十分なんだけど案内してくれる奇特な人が居たから行ってみた。寒そうだったけど昼には晴れるからという予報に期待したけど実際は晴れるどころか小さな氷の粒が舞い降りてきた。晴れるどころか雪模様。溜まった氷の粒は全く融けなくてまるで砂がかかったよう。山の天気は変わりやすいと言われるけど天気予報の方が変わりやすいよ。
岩場は良く整備されていた。相当の労力が注ぎ込まれてるって感じだった。岩場までのアプローチは直線的に登る道が多いけどここは珍しくつづら折れ。なので楽だった。
ルートは面白かった、晴れてたらね。午前やった『来空(5c+)』がある面には弱いながらも風が常に吹いてたので岩が冷えてしまったようだ。特にルートの上部が冷たかった。案内してくれた人は寒いので早々に帰りたかったようだけど、午後、用足から戻って来たヤルキマンマン女子がハーネスを履いてるところを見て「もう1本登りましょう」と心にもない(?)一言。まぁ結果的には午前やってた『来空(5c+)』がある面よりは冷たくなかった。
まだ公開して間もないのでたまに岩が欠けることがある。『めおとキャンドル(6b+)』、右手でホールドを摘んで左手でクロスして5本目のクリップをしようとした時、摘んでたホールドの一部がポリッと欠けた。それがボキッと折れたり手を離して手繰り落ちしたらシャレにならないのでヌンチャクをむんずと掴んだ。この瞬間フラッシングは成らず。ヨメ達は登れてるし、このグレードでテンションはと一瞬思ったけど安全第一。ちなみにライン取りが難しかったのでオンサイトだとこの場所まで行けなかったかも。登ったルートは3本だけ。デシマルグレードだと5.10と易しいのばかりだったので全てクライムダウンした。クライムダウンは全て上手く行ったのでまぁ良し。
寒いので2時頃撤退。残ってたのは知り合いの3人組だけ。でも弓状にはもっと沢山人が残ってた。少なくとも車が5台以上残っていた。この日アプローチでも登る時でもダウンを脱ぐことはなかった。なのに汗をかかなったという寒さ。こんな寒い中でやったのは初めて。