へっぽこ超望遠システムで適当に撮影していたらその中にこんな鴨が写っていた。最初に気がつく特徴は嘴の先だけオレンジ色という点だ。調べてみるとずばりこれはカルガモの特徴。これで鴨は5種類目か。オシドリらしき派手なのも数えると6種類。けっこう色々といるもんだな。
デジカメのレンズの前に単眼鏡があれば超望遠となる。単眼鏡が8倍でカメラのズームを約2倍にしたので都合15倍くらいなので35mmのカメラなら500mmくらいのレンズをつけたのと同じだ。だけど単眼鏡とカメラの双方に焦点調整があるので何らかの形でカメラと単眼鏡を固定しないとどうにもならない。しかもこうやるとカメラの自動焦点は上手く働かない。
約1年前にこれをやるために買った単眼鏡だけど、その時は小型化に拘って薄い金属版を使って作ろうとした。しかし薄いとはいえ金属版の加工は思ったより厄介であえなく失敗。そこで今回は厚手のベニヤ板とツーバイフォーの余り材で作ってみた。ツーバイフォーには穴を開けて単眼鏡を貫通させている。何だかんだと木は加工し易い。
使ってみると手間をかけた割には今一つというか所詮こんなものというか。まず明るい太陽の下では液晶が見えにくい。そこで夕方近くになってから試す事にした。そしたら焦点が合ってるのがどうかが分りにくいというのが分った。自動焦点機能はダメなので手動で焦点を合わすんだけど画面が小さいわ対象物も小さいわではっきり分らない。
この程度の単眼鏡なら千円程度で買えちゃうけど、離れた所に居る鳥を鮮明に写すならそれなりのお金をつぎ込まないとダメというのを実感。そりゃまぁそうだよね、500mmのまともなレンズならもっと口径が大きくないといけない。こんなにコンパクトじゃ暗くて見えないのは当たり前。だけど対象物の存在を確める程度なら十分な場合もある。
1月15日、どんどん焼きはこの日にやることが多いみたいだ。この日は天気が悪かったことが多い印象があるけど今年は晴れ。しかも気温が高くて少し残ってた雪は殆ど融けて春のようだった。どんど焼きとも言うけどこの記事では子供の頃に聞いた言葉を使っている。
前に住んでた山梨でもこれはやっていた。俺が子供の頃は準備は小学生と中学生がやった。山から竹を取ってきて櫓を作り、中に正月の松や飾りが入る部屋を作る。隙間があれば燃えを良くするために杉の葉を入れる。外側はモミノキの枝で多い、倒れないように縄でくくっておく。ざっとこんな感じでそれを10~20人くらいの子供で数日もしくはそれ以上の日をかけて作る。東京から引っ越してきた俺もこういうのを何回かやって鉈だの鋸の使い方を覚えた。
燃やすのは夜だけど、作り手の子供はバケツに水を入れて待機したりするので楽しむことは出来なかった。もしかするとこういうのはうちの集落だけだったかもしれない。燃やすのが終わると完全に消す前にスコップか何かに熾き火を持って帰って炬燵に入れたりしたもんだ。
何時の日からか子供が女の子ばかりになったり全体的に少なくなったりした。ではどうしたかというと今度は大人が作るようになった。集落の大人が1軒から1人ずつ出て土曜と日曜の2日間で一気に作ってしまうのだ。子供は全く居ないわけでもないけど大人がうじゃうじゃ居るせいかもう一切手伝わない。
こんな風にどんどん焼きという形は残っているけどその裏方は随分と変ってしまった。なんだか夏休みの宿題を父親がやってしまうような感じがする。櫓の出来はとても良いのだがそれで子供にとって何か意味があるのか、と思う。
写真はうちの集落のどんどん焼き。ここでも準備は大人がやっていた。だけど昔も大人がやってたのかどうかは知らない。火の周りには白いヘルメットをかぶった消防団員ばかり目立ち、他は大人が少々。田舎のお祭りに有り勝ちな見物人より主催者のが多いってやつだ。また真昼間にやるせいか知らないけど今一つ盛り上がりに欠けている。昼行灯では言い過ぎだけど火というものは夜見るのが良い。