Long Ming Diary ~I'll show you myself honestly~

イルミネーションが街を彩ります。このblogは幅広い話題で彩りますよ

9月は中間決算です

2006年09月13日 21時59分27秒 | LongMing的資産運用"ろん"
通常の企業は3月が本決算になってます。つまり、4月~翌年3月までが1つの会計年度(=Fiscal Year)ということですね。国の予算もそうなってますし、4月が進学、就職などの人生のスタートであることからも皆がだいたいわかっていることだと思います。

で、企業はいきなり1年分をまとめて帳簿で締めてると誤差が大きくなるし、経営の実態もつかみにくいので、ちょうど半年を迎えたところで一度帳簿を閉じます。これを中間決算といいます。3月が本決算なら9月が中間決算です。

もちろん、2月が本決算の業界もあります。たとえば、流通業界は2月が本決算のところが多いです。

そうはいっても、日本の株式会社では3月決算の会社が多いのが事実であり、その半年前の9月に着目する投資家も多いのです。

それは、なぜか?もちろん業績が期待よりも大きければ株が買われて株価が上がる要因になりますし、逆なら下がる要因になります。それによって自分の資産が増えるか、減るかが決まるので気になるところです。

もうひとつ着目するのが、「株主優待」です。株主優待とは、文字通りに株主に与えられる優待のことです。モノをくれるところや、店舗を経営してるところなら字店舗で使える商品券、あるいは汎用で使えるQuoカードなどの金券をくれるところもあります。

よく金券ショップで売られてたりしますが、ANAやJALならば、国内線が半額で乗れる優待券をくれたりします。こうした優待を目当てに買う人も増えるので株価が上がることもあります。

もちろん、会社の業績がよければ配当金が支払われることもあります。

でも、気をつけないといけないのは、株を買っただけではダメだということです。株は別に証券取引所じゃなくても買おうと思えば買えるんです。自分で株を持ってる人を探して、その人と価格交渉をし、お互いに折り合いがつけばの話ですが。実際はそんなことは出来っこないので、証券取引所で買うんですね。取引所は、証券会社を通じて株を買いたい人と売りたい人が価格交渉をする場なんです。今はコンピュータで自動的にやりますが、一昔前は証券マンが手でサインを出し合いながら価格交渉をしている姿がテレビとかに出てましたよね。取引所で株を買うと、4営業日後にオカネと引き換えに株を手に入れます。売ったほうは株の売却代金がもらえます。

こうして買った株はそのままでは誰が持ち主なのかを会社側はわかりません。わからないということは、配当金の支払いも出来ないし、株主総会の案内もできません。正確には、株を発行したときには、誰にいくらの株を渡したのかは記録してあるので、その人に、「誰に売ったの?」ということを聞いて、さらに次の人に聞いて…ということをすればわかるんですけどね。でもやりませんね。

ということで、株主優待や配当金を受けるためには、権利確定日までに「株主名簿」というものに名前を書いてもらわないといけません。「私はあなたの会社の株を持ってるんですよ」という手続きです。コレを行うには株が手元にないといけないので、5営業日前に株の買い注文が成立しないといけません。4営業日前ではありませんよ。権利確定日は株主登録をしないので、その前日が名簿登録の締め切りです。その日に株が手元にないとダメなので、5営業日前となるんです。

今は「株券」がほとんど存在しません。株を買うことが出来たら、電子化された状態で、「保管振替機構」略して「ほふり」に株主として登録されます。これで初めて、優待や配当の権利が確定します。

ちなみに、今年の9月の権利確定日は、30日がお休みなので、29日(金)となります。ということは、5営業日前なので25日(月)が権利付きの最終取引日になります。25日の午後3時の段階で株を持ってる人(=株主名簿に名前がある人)が権利をもらえます。権利が確定した後は、いつ株を売ってしまっても権利が消えることはないので、26日に売ってしまってもOK。逆に26日に買った人は権利がありません。

私の持ってる株もいくつかは9月に中間決算を迎えるので何がもらえるか楽しみであります。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿