Long Ming Diary ~I'll show you myself honestly~

イルミネーションが街を彩ります。このblogは幅広い話題で彩りますよ

管制ミスが続きますね

2007年10月22日 00時56分07秒 | つれづれ日記
先日、伊丹では着陸しようとした飛行機が、降りるべき滑走路を間違っていて、それを管制官も注意しなかったので、あやうく離陸しようとした飛行機とぶつかりそうになったということがありました。伊丹ではその前も、離陸しようとした飛行機が許可なく滑走路を横切ったことがあったりもしました。

事故が相次ぐので、国土交通省が特別に調査に入ったと言うニュースもありました。

その矢先、20日には、今度は関空で同じような事故がありました。

離陸しようとした飛行機が、着陸機を待ってから滑走路に入るよう指示されたのに、その指示を誤認し、滑走路に入ってしまったんです。そのとき、着陸しようとしていた飛行機があったのですが、そのパイロットが滑走路に飛行機があるのを見つけて管制官に連絡。管制官は着陸を取りやめる指示を出し、事なきを得ました。

前回の伊丹の事例では、平行に滑走路があることが混乱のひとつの原因とされましたが、今回の関空も実は平行に滑走路があります。でも、伊丹と違って、平行ですが、ターミナルビルや管制塔を挟んで平行になってるので、どちらの滑走路なのかは判断が付きやすいし、指示も分かりやすいのです。

今回はそんな原因ではなく、単純にパイロットと管制官の行き違い。

最近は、こういう管制官が問題になる事故が多いですね。ちょっと前には、焼津沖で2機の飛行機が空中衝突しそうになり、裁判になったりもしてます。

一度は僕も目指した職業ですから、ちょっと人ごとには思えません。高校生のとき、もしかして採用辞退者がたくさんいれば、僕にも採用される余地はあったので、採用のお声がかかれば、外大なんて簡単に辞めて管制官になっていたでしょう。そうしたら渦中の管制官になっていた可能性は十分にあります。

確かに管制官も人間ですし、やっぱりミスはあるんだと思います。そこを機械がサポートしてミスを事故にする前に防止する仕組みがやっぱり必要なんでしょう。

管制官になるには相当の訓練もしますし、採用試験である程度の適性を見られています。採用試験では記憶力や空間把握力を問われます。生半可なキモチでは勤まらない職業ですから、ちゃんとハード面でのサポートを期待します。じゃないと、安心して飛行機に乗れないですから。

それにしても、伊丹、関空と近畿圏が危ないですねぇ。

実は近畿圏は相当に空域が逼迫しているのです。空港だけでも、伊丹、関空、神戸、八尾があり、徳島空港も空域が近いです。それに、伊丹、関空は離着陸数がハンパないうえに、それぞれの空港が近接してるし、騒音問題で飛行ルートがものすごく限定されているので、相当に神経を使うんではないでしょうかね?

でも、我が地元の中部圏も実は似たような感じで、域内には中部空港、名古屋空港があり、自衛隊の小牧基地、浜松基地、岐阜基地もあります。特に、自衛隊の基地では、戦闘機、輸送機の離着陸が多いのです。しかも、三重には訓練空域もありますし、結構込み入った空域なんですよね。

空も広いようで実は狭いんですよ。