心理学

2016-01-18 16:07:56 | あれこれ
私は心理学は嫌いである。
尤も、「心理学」という学問は立派なものなのだろうとは思う。
私も教職課程を受けているので、「児童心理学」とか勉強したはずだが、全く覚えていない。
「魂」とか「心」に関する本を読み漁っていたときに、
心理学系の本もいくつか読んだ。
それなりになるほどと思うこともあった。

友人に私が密かに「心理学オタク」とレッテルを貼っている人がいる。
彼女は人間関係が苦手で、心理学にしたがって、他人の言動を分析して、
理解しようとして、なんとか他人と関わっていくことができるというようなことを言っていた。

彼女と話していて、だんだん怖くなった。
「夫がそういうことを言うのは、こうこうこういうことの裏返しだと思うのよね」
「あの人は、自分がこうだと思いたいから、私に対してああいう態度をとると思うの」
この人は、私のことも、言動の一つ一つを、このように分析してかかっているのだろうか!?

「あなたの言葉から、あなたのコンプレックスが理解できるような気がする」
彼女は、私のコンプレックスを一体何だと思ったのか!?
興味はあったけど、聞く気になれなかった。

心理学をよく知らない立場で言うのもなんだけれど、
それは一つの「傾向」ではないのだろうか?
誰もがみんな同じように考えて、同じように行動するわけないじゃないか。
十把一絡げに、私のとった行動がこういう心理からと決めつけてほしくない。

優秀なカウンセラーさんや臨床心理士さんといった人は、
もちろん、その個人個人に合わせた対応をされているのだろうと思うけれど。
(こういう人たちと直接関わったことはないのでわからないが)

あなたの記憶の中で…

2016-01-18 15:01:09 | あれこれ
記憶については前にも書いたことがあるが…。
記憶って、本当にあてにならない。
自分が記憶したいことだけを、自分だけのストーリーの中で記憶していくんだ。
日々の暮らしの中で、その記憶はどんどんゆがめられ、
自分のストーリーの中で、都合のいいように書き換えられていく。

それ以前に、あなたと私が同じ現場に遭遇しても、何を見ているかは、あなたと私で違う。
違うものを見ていたあなたと私が、その記憶をそれぞれに塗り替えていく。
何年も先に、あなたと私が「記憶合わせ」をしたら、
同じ体験をしたはずのあなたと私の記憶は、全く違ったものになっているかもしれない。
そう考えるとちょっと哀しい。

でも、興味もわく。
あなたの記憶の中で、私は一体どんな人間だったんだろう?

聞いてみたい。
IGUちゃんに、
Tくんに、
あなたの記憶の中で、私はどんな存在ですか?

過去はただ懐かしいだけのものではない。