娘の彼氏

2020-03-07 13:05:59 | 日記
娘に彼氏ができた。
私の高校の卒業生だという。
私としては、もうそれだけでオッケーという感じだ。
(どれだけ高校愛があるんだろう!?)
8歳年上だという。
すぐにじじいになっちゃうよなあと思ったけど、
私たち夫婦の歳の差と同じである。
商社で経理をやっているとかいう話。

娘ももうすぐ29になる。
これを逃したら後がないと思う。
私ほどではないとしても、結構ひきずるタイプみたいだし。

まだ結婚するとか、同棲するとかの話は全然ないらしい。
「お母さんは、変なお母さんがいなければいいよー」などと話しているうち…。
いろいろわかってくる。
ご両親共に、私の高校の卒業生だという。(えっ!?)
4人兄弟で、弟がたくさん(?)いる。
お父さんはかつて(?)どっかの病院の理事長をしていて…(ええ~~っ!?)
「怖くてそれ以上は聞けなかった」。
それはわかる。私も怖い!!
そこで卒業生名簿を出してきて…。
お父さんの勤務先にはある病院名が…。
それはかつてべーちゃんのお父さんが院長をしていた病院だった。
べーちゃんは今はそこの病院との関わりは無さそうだが、今度聞いてみよう。

娘がいない時にちょっと調べてみた。
お父さんは外科医で、その病院の系列の病院で院長をしてみえたようだ。
今は違うようだが。
びびってきた。
うちの高校はすごいところである。
確かに、私のようなバカばかりじゃない。
同期生にも近づけないようなすごい人はいっぱいいる。
そっち側かあ~~~!!!!!

高卒のお父さんの娘なんてダメって言われるかもしれない。
ミュージシャンでドレッドヘアーの弟がいるなんてダメって言われるかもしれない。
一気に気が重くなった。

Mちゃんに話してみた。
Mちゃんは私よりノリノリで…。
すごいすごい!!娘ちゃん良くやった!!
将来は安定。幸せになれるよ!!

ものすごい違和感。
私は間違っても「良くやった」なんて思えない。
Mちゃんは息子くんが7歳年上の女性と結婚したいと言ったとき、ものすごく反対したそうだけど、
私はそっちの方が受け入れやすい。

まあ、何はともあれ、本人同士は仲良くやっているようだ。

相続

2020-03-07 12:38:50 | 生い立ち・家族
父は再婚しただろうか?
私には母親の違う兄弟がいるのかもしれない。
そんなことを思う。
そうであった方がいいと思う。
父にも、最期を看取ってくれる家族があればいいと思う。


以前そんなことをここに書いた。

そんな悠長なことを思っている場合ではなかったのである!!!

姉は結婚していない。
当然子供もいない。
ということは…。
姉が亡くなった時、もし他に兄弟がいたなら、
私あるいは子供たちの他に「相続人」がいるということである。

それほどお金や物に執着しているわけではない。
それでも、この歳になるまで存在も知らない「兄弟」に姉の持っているものを渡すと思うと、
心穏やかではない。
母が亡くなった時にも、母の持っていたものをどう分けたって、
いずれはうちにくるのだくらいに思っていた。
姉が自分で築いた財産だけならともかく、
祖父から受け継いだ家屋敷がある。
それが父の身内に渡るようなことになったら、母はどんなに嘆くことか。
もちろん、私がその兄弟の立場だったら、相続は放棄するだろう。
私の周りの人間関係を考えても、たいての人は放棄するだろう。
でも、そればっかりはわからない。
兄弟にとっては正当な権利なのだから。

ある時ふとそのことに思い当たった。
姉とはそんな類の話をほとんどしたことはなかったが、さすがに言ってみた。
誰か詳しい人に聞いてみた方がいい。
母が亡くなった時お世話になった司法書士さんに聞いてみると姉は言った。
でも、実際に行動は起こしていないだろうと私は思っていた。

それから半年くらいたったろうか?
聞くとはなしに聞いていたテレビからの音声。
「兄弟には遺留分がないので、なんたらかんたら…」。
ふと気になって調べてみる。
姉が亡くなった時に父が生きていたら…。
相続人は父一人である。
その父はどういう状態かわからない。
認知症がひどくて正常な判断ができる状態でないということもあり得る。

姉にその話をした。
案の定、姉は司法書士さんと連絡を取ってはいないと言った。
ずっと教員として忙しくしていた姉は、私のようにワイドショーやバラエティ番組を見ることはあまりなかっただろう。
だからそういった知識はあまり無いようだった。
私がいろいろ言っても、そんなバカなことはあり得ないという感じ。
「でも、法律っていうのはそういうものらしい」。
さすがに姉もすぐに司法書士さんに連絡をしたようだ。
「みなみの言うとおりだった」。
それでも実感はないようだ。
父はともかく兄弟にそんな権利があるなんて…。
それで、二人で司法書士さんに会いに行った。

「一番簡単なのは、みなみさんがお姉さんの養子になることですよ」。
「はあ!?」
その時はその「簡単」の意味がわかっていなかったと思う。
でもいろいろお聞きして、とにかくは姉の遺言があればいい。
公正証書遺言というのを作れば、お金はかかるけど後が楽。
紙に書いて実印を押しておくだけでもいいけど、お姉さんが亡くなったらそれを持って家裁に行って…。
父には遺留分があるが、兄弟にはないので、
父が亡くなっていた場合、兄弟のことは心配しなくていいとのことだった。

私はせめて自分の他に相続人がいるかどうかくらいは知っておきたい。
そう言うと、
兄弟の戸籍を取ることはできない。父のならできる。
父の戸籍を取れば、子供が産まれていれば記載されているからわかると。
そこで司法書士さんがおっしゃる。
母が亡くなった時に、父のハラ戸籍は取っている。
女性なら、再婚すれば夫の戸籍に入るから、それ以降のことはわからないが、
男性は、妻や子供が自分の戸籍に入ってくるのだから、
平成の改籍が行われた平成18年ころまでのことは記載されている。
自分はおせっかいな性格なので、もしそこにお父さんが再婚したり子供が産まれたりしていれば、
それを一言言ったと思う。
でもそんな記憶はないので、多分お父さんは再婚されていませんよ。

それを聞いてほっと気持ちが楽になった。

帰り道に姉が言う。
「再婚してないはずはないと思う」。
私もいろいろ考え合わせればそうかなと思う。
とにかく家に帰って戸籍を調べてみると。

夜連絡がきた。
父の戸籍は、母と離婚した1年くらい後に「消除」とあった。
送ってもらった写真では、読みにくいし、戸籍の見方もよくわからないが、
頭に書かれていた住所は私の知っているものではなかったので、
母と結婚している間は、本籍は実家とかの現住所とは違ったところだったのかもしれない。
素直に考えれば、再婚した時に本籍を変えたと考えるべきか?
とにかく何もわからなかったのである。

戸籍を取ってみるかと聞いてみた。
元々姉はそういうことをしたくないということは知っていた。
必要なら行ってくれと言われた。
父のことには関わりたくないのだろう。

なんだか私も気持ちが萎えた。
とにかくは、姉が遺言を書いておいてくれれば何とかなるのである。
そのことを確認してはいないが。
また気がそっちに向いたら、父の戸籍を取ってみようと思うかもしれない。


私が願ったこと

2020-03-07 11:34:50 | ねこ部
野良猫にエサをやり出したのは夫だ。
でも、今さらすべてを夫のせいにする気はない。

マダちゃんは何度も仔猫を産んだ。
でも、大抵はみんな申し合わせたようにどこかに行ってしまった。
ずっと家にいられても困るが、
3ヶ月くらいの仔猫がどこかに行ってしまうのは切なかった。

猫屋敷になるのは困る。
でも、大丈夫。きっとなんとかなる。
そう思おうとした。
でもその時、それは仔猫がどこかに行ってしまうことを望んでいるのか?
ちょっとそんな風に思ったりもした。

「きっとなんとかなる」。
そう思うことの恐ろしさを思い知ったのは、みいちゃんが最初に産んだ仔猫が、
オス猫に襲われて死んでしまったときだった。
「これが私が願ったことの結果なのか!?」
そう思った。
神様は、何でも私の願いを叶えてくれるのである。

ちこちゃんが死んで、次におこげに同じ症状が現れた時思った。
「メスだから?」
外猫が増えると困る。
私がそう思っているから、メスの仔猫は次々と死んでいくのだろうか?

本当に大変な思いをして、2匹の仔猫を助けた。
良かった。せっかく助かった命。誰かもらってくれないだろうか。
そんな風に思ったけれど、心のどこかで思った。
「助けてしまった」

おこげちゃんはどこかに行ってしまった。
メスだから?
私が望んだことだから?

束の間の…

2020-03-07 11:18:11 | ねこ部
今は束の間の平穏な日々だ。
今いる外猫は、みいちゃんと、みいちゃんの生んだオス猫のくつした、そしてちびみ。

マダちゃんはずいぶん前に帰って来なくなった。
エイズに感染している子だけど、具合が悪くなったようではなかった。
いなくなる前はまるまると太っていた。
以後、たまに姿を見せるようになった。
最初のうち、来るたびに前より太っているようで、安心した。
最近はわりと頻繁に顔を出す。
いつも少しごはんを食べて、どこかへ帰っていく。

どろちゃんも、ある日突然いなくなった。
変わった子だった。
1歳を過ぎても全く発情する様子もなく、穏やかで怖がりだった。

みいちゃんが産んだ仔猫のうち、片目を失くしたちゃいろちこちゃんは、病気で死んだ。
病院に連れて行ったときには手遅れだった。
お花をいっぱい一緒に入れて焼き場に連れて行った。
その3日ほど後に、メスの仔猫のおこげちゃんにちこちゃんと同じような症状が現れた。
この子は手遅れにならないように。
病院に連れて行って、注射と点滴をしてもらったが、全く改善された様子はない。
さらに、もう1匹のくつしたちゃんにも同じ症状が…。
2匹を病院に連れていく。
検査でとんでもないものが見つかった。
感染症。
「入院させれば隔離部屋になるので、1泊2,3万かかります」。
「血液検査の結果からすれば、入院したとしてもあと2,3日でしょう」。
「家の中に別の猫がいるんですが…」。
「隔離してください」。
薬を強いものに変えてもらい、毎日注射と点滴に連れていく。
朝、恐る恐る隔離部屋をのぞく。あ、動いてる。まだ生きてる。
3日目くらいだったろうか?
おこげちゃんの目は、死を宣告された子のようには見えない。
なんだか生き生きしてるように見える。
それまで無理やりに口の中にチュールを押し込んで食べさせていたのだが、
皿の上のチュールを自分で舐めだした。
試しにドライフードをやってみる。
それも食べた!少しだけど水も飲んだ!!
先生も驚いていた。
「もちろん、治ることはあります」。

2匹は元気になったが、3週間ほど隔離していた。
そして外へ、みいちゃんのもとに帰っていった。
すっかり大きくなっていた。
隔離暮らしは大変だった。
病院でもいろいろな思いをして、私はもう外猫にはあまり関わりたくないという思いを強くした。
中の子も体調を崩していた。
ワクチンは打っていたが、病気がうつったかもしれないという思いは常にどこかにあった。
さんざんな正月だった。

そんな時に、今度はみいちゃんが怪我をした。
車にぶつかったのか、高いところから落ちたのか?
足がぶらぶらで全く動かない。
骨折は、ぐーちゃんの時に経験している。
病院に連れて行ってもしてやれることはない。
手術まではしてやれないし、痛み止めは使わないことはわかっていた。
かわいそうだけど、そのまま様子を見る。
このまま動けなかったら困るなあ。
かなり心配したが、今ではほとんど見た目は以前と変わらないくらいに回復した。
良かった。

でも、みいちゃんがそんなでずっと動かずに家にいたので、
仔猫たちもどこにも出かけない。
ずっとうちにいれば、おこげにも避妊をさせるべきか?
もうすぐ6か月になるので、そろそろ真剣に考えなければ…。
と思っているうちにおこげはどこかに行ってしまった。

ちびみは、もう1歳にはなっているはずだが、まだ仔猫を産む様子はない。
この子もどろちゃんのように発情しないタイプなのだろうか?
まさか、そんなこともないだろう。
などと思っていたら、1月の末だったろうか?
オス猫と遊んでいた。
ぐーちゃんパパと呼ばれている、たまに来るぐーちゃんにそっくりなオス。
この子は、前にみいちゃんとも仲良くしていた。
この子が来ても、みいちゃんも威嚇する様子もない。
本当に仔猫たちのパパなのかもしれない。
(パパはみんな一緒なの!?)
あの時、ちびみが本当に子作りをしていたなら、4月の初めには仔猫を産むだろう。
いまだに触らせてもくれないちびみがうちで仔猫を産むかどうかはわからない。

あと1か月弱。
それが我が家の束の間の平穏な時間。