ディズニーランドに行った。
当時、東京ディズニーランドは、オープンしてまだそんなにたっていなかったと思う。
IGUちゃんは、前にも来たことがあったらしく、
その時は、スペースマウンテンが点検中で乗れなかったそうで、
スペースマウンテンをすごく楽しみにしていた。
並んで待つ。
私、「これさー、建物の中に隠れててよくわからないけど、見えたらきっと怖そうなんだろうな」
IGU「わくわく」
私 「どきどき」
IGU「わくわく」
私 「どきどき」の繰り返し。
いよいよ順番が来る。
私は、怖い怖いと最初目をつむっている。
途中で、思い切って目をあける。
「おもしろい」とつぶやく。
目をつむっていたのがもったいない。
降りてから、
私 「面白かったねー!!」
IGU「…。俺、怖かった」
私 「…。もう一回乗りたい」
もう一度並ぶ。
私 「わくわく」
IGU「どきどき」の繰り返し。
IGUちゃんが、どこへ行くとも言わず歩いている。
どこか公園の中を横切って行く。
プラネタリウムの建物が見える。
「あんた、こういうの好きでしょー?」
「うん」
どうしてそんなこと知ってるんだろう?
IGUちゃんとプラネタリウムの話なんかした記憶がない。
もしかしたら、仲良くしてた高2のころにそんな話してたのかな?
とにかく嬉しかった。
IGUちゃんの部屋に遊びに行ったとき、昼過ぎだったと思うけど、
近くのラーメン屋さんに行くという。
歩いて行けるとこと言うので、大きいカバン持ってくのもなと思い、
財布だけ持って出かける。
そしたらラーメン屋さんは休みだった。
IGUちゃんはブツブツ言いながら歩いて行く。
電車の駅。
ちょっと!私財布しか持ってない!!
でも、土地勘もないし、従うしかない。
結局新宿に行き、そのまま夜はディスコに。
財布一つ持っただけで。
そう言えば、IGUちゃんディスコ好きだったなあ。
よく連れて行かれた。
私は、リズム感悪いので、苦手だった。
踊っててもどうも乗り切れない。
チークタイムを楽しみにしていたら、
「俺、チーク嫌い」とさっさと席の方に行かれちゃった。