仔猫は1匹、例のお兄さん(実は結構おじさんだった)にもらわれていった。
家にメスがいるからと、オスの方をもらっていった。
そのお兄さんが仔猫を引き取りに来た時、私は仕事中だった。
そろそろ帰ろうと思う頃に夫からメールがきた。
「チビ雄がもらわれていきました」
ありがたいことだけれど、ちょっと哀しくなった。
ほどなく帰宅するとチビ雌がいない。
他の大きい子たちはみんないた。
どこかに隠れているのかと思ったけれど、ちょっと心配だった。
夫の話では、チビ雄が箱に入れられて連れていかれるのを他の子たちは見ていたそうだ。
車が行ってしまうと、マダちゃんだけはちょっとそちらの方を見ていたそうだ。
その後すぐにエサをやった。
チビ雌もマダちゃんも元気にガツガツとエサを食べていたと言う。
私が帰宅するまでに、そんなに時間はたっていなかったと思う。
でも、その時にチビ雌はいなかった。
それっきり帰ってこない。
先月のこともあるから、そのうち帰って来るんじゃないかと微かな期待をする。
でもまだ帰ってこない。
2匹の仔猫を離れ離れにするのはかわいそうだと思った。
でも1匹残っていれば、マダちゃんにはいいのじゃないかと思った。
でも、こんな風に残った1匹もいなくなってしまった。
マダちゃんは久々に、仔猫を呼ぶ独特の声で鳴いていた。
大きい子のお出かけについていって、はぐれて帰ってこれなくなることはあるんじゃないかと思っていた。
でも、1匹だけでいなくなった。
片割れを探しに行ったのかもしれない。
そう言えば、前回もそうだったのかもしれない。
せめてもの救いは、片割れのチビ雄ちゃんはきっと幸せに暮らしていけるだろうということだ。
それにしても、ついこの間まで一緒にくっついていた2匹の、
この明暗を思うとあまりに哀しい。
家にメスがいるからと、オスの方をもらっていった。
そのお兄さんが仔猫を引き取りに来た時、私は仕事中だった。
そろそろ帰ろうと思う頃に夫からメールがきた。
「チビ雄がもらわれていきました」
ありがたいことだけれど、ちょっと哀しくなった。
ほどなく帰宅するとチビ雌がいない。
他の大きい子たちはみんないた。
どこかに隠れているのかと思ったけれど、ちょっと心配だった。
夫の話では、チビ雄が箱に入れられて連れていかれるのを他の子たちは見ていたそうだ。
車が行ってしまうと、マダちゃんだけはちょっとそちらの方を見ていたそうだ。
その後すぐにエサをやった。
チビ雌もマダちゃんも元気にガツガツとエサを食べていたと言う。
私が帰宅するまでに、そんなに時間はたっていなかったと思う。
でも、その時にチビ雌はいなかった。
それっきり帰ってこない。
先月のこともあるから、そのうち帰って来るんじゃないかと微かな期待をする。
でもまだ帰ってこない。
2匹の仔猫を離れ離れにするのはかわいそうだと思った。
でも1匹残っていれば、マダちゃんにはいいのじゃないかと思った。
でも、こんな風に残った1匹もいなくなってしまった。
マダちゃんは久々に、仔猫を呼ぶ独特の声で鳴いていた。
大きい子のお出かけについていって、はぐれて帰ってこれなくなることはあるんじゃないかと思っていた。
でも、1匹だけでいなくなった。
片割れを探しに行ったのかもしれない。
そう言えば、前回もそうだったのかもしれない。
せめてもの救いは、片割れのチビ雄ちゃんはきっと幸せに暮らしていけるだろうということだ。
それにしても、ついこの間まで一緒にくっついていた2匹の、
この明暗を思うとあまりに哀しい。