母が亡くなった後で、実家から持ってきた秘密の宝箱。
封印された過去の数々。
その中で、一つだけ封印を解いてないものがあった。
高校時代にIGUちゃんからもらった手紙。
東京からもらった手紙は、手紙の束の中に入っていたが、
高校時代にもらったものは、別の袋に入れてあって、
それをそのまま袋ごと封印して、
他のものの封印を解いた時にも、そのままにしてあった。
その中に入っているはずの一番大切な手紙の内容は、別のところに写しがあったし、
特に読む必要もないと思っていた。
それをとうとう開けてみた。
特に理由があったわけでもなく、
手紙の束の3度目の整理をしようと思って、
そのついでに開けてみようと思ったのだ。
なんとまあ!!
という感じだった。
東京時代以降のIGUちゃんは、あまりにいい加減なヤツだったのだけれど。
あの頃のIGUちゃんのなんと真面目なこと!?
ふりをしてただけだったのか?
そして、バレンタイン以前の手紙は…。
めちゃくちゃラブラブぅ~~
あそこまでラブラブな手紙もらってて、それでも私告れなかったのかよ!?って感じ。
そしてもう一つ。
「俺のことを一番わかってるのはみなみ」
それは、ずっと後になってIGUちゃんが私の友達に言った言葉だけれど、
私はIGUちゃんのことを全然わかっていなかった気がする。
少なくとも、つきあう前のIGUちゃんの考えていたことは、
今読んでもわからない。
IGUちゃんは、あれだけラブラブの手紙を私にくれながら、
どうしても、私を好きになることに抵抗があると、何度も何度も書いてあった。
それは一体何だったのだろう?
今さら想像しても仕方ないのだけれど、いろいろ考えてしまった。
今、IGUちゃんに会えたなら、いろんな話ができる気がする。
でも、あんまり「会いたい!」とは思わない。
たまにそんな気になる時もあるけれど。
何だろう?
IGUちゃんとのことは、あちらの世界へ行った時に全部わかる。
そんな風に思ってしまう。
生まれる前に、IGUちゃんと私はどんな約束をしてきたのか。
あちらの世界に行ったら、IGUちゃんだけでなく、他の人とのことも全部わかるはずだけれど、
そんな風に思うのは、IGUちゃんだけだ。
やっぱり私にとって、IGUちゃんは特別なんだと思う。
IGUちゃんは今倖せだろうか?
倖せであってほしいと思う。
封印された過去の数々。
その中で、一つだけ封印を解いてないものがあった。
高校時代にIGUちゃんからもらった手紙。
東京からもらった手紙は、手紙の束の中に入っていたが、
高校時代にもらったものは、別の袋に入れてあって、
それをそのまま袋ごと封印して、
他のものの封印を解いた時にも、そのままにしてあった。
その中に入っているはずの一番大切な手紙の内容は、別のところに写しがあったし、
特に読む必要もないと思っていた。
それをとうとう開けてみた。
特に理由があったわけでもなく、
手紙の束の3度目の整理をしようと思って、
そのついでに開けてみようと思ったのだ。
なんとまあ!!
という感じだった。
東京時代以降のIGUちゃんは、あまりにいい加減なヤツだったのだけれど。
あの頃のIGUちゃんのなんと真面目なこと!?
ふりをしてただけだったのか?
そして、バレンタイン以前の手紙は…。
めちゃくちゃラブラブぅ~~
あそこまでラブラブな手紙もらってて、それでも私告れなかったのかよ!?って感じ。
そしてもう一つ。
「俺のことを一番わかってるのはみなみ」
それは、ずっと後になってIGUちゃんが私の友達に言った言葉だけれど、
私はIGUちゃんのことを全然わかっていなかった気がする。
少なくとも、つきあう前のIGUちゃんの考えていたことは、
今読んでもわからない。
IGUちゃんは、あれだけラブラブの手紙を私にくれながら、
どうしても、私を好きになることに抵抗があると、何度も何度も書いてあった。
それは一体何だったのだろう?
今さら想像しても仕方ないのだけれど、いろいろ考えてしまった。
今、IGUちゃんに会えたなら、いろんな話ができる気がする。
でも、あんまり「会いたい!」とは思わない。
たまにそんな気になる時もあるけれど。
何だろう?
IGUちゃんとのことは、あちらの世界へ行った時に全部わかる。
そんな風に思ってしまう。
生まれる前に、IGUちゃんと私はどんな約束をしてきたのか。
あちらの世界に行ったら、IGUちゃんだけでなく、他の人とのことも全部わかるはずだけれど、
そんな風に思うのは、IGUちゃんだけだ。
やっぱり私にとって、IGUちゃんは特別なんだと思う。
IGUちゃんは今倖せだろうか?
倖せであってほしいと思う。