時の流れ

2015-07-29 18:34:30 | あれこれ
歳をとると月日の経つのが早く感じられるという。
確かに、一か月あっという間。一年あっという間。
集金の仕事をしているので、月のサイクルがはっきりしている。
暇な時期が待ち遠しくて、サイクルを追いかけているうちに、一年はすぐ過ぎる。

感覚的にも、何かの出来事を思い出すとき、
「ついこの間のこと」に感じるのは、2-3年前のこと。
「ちょっと前のこと」は、5-6年前なんてのもザラだ。

特に私は、グズというか、腰の重い人間なので、
何かしようと思っても、グズグズしているうちに、どんどん時は流れていく。

でも、昔のことをいろいろ思い出してみると、
確かに若いころは、時間の流れ方がちょっと違っていたような気がするのである。

記憶があいまいなせいもあるが、
あの出来事とこの出来事は、時期が重なってはいないはずだけれど、
歳を考えると、同時期の出来事だったのかしら?とか。
あの出来事があってから、ほんの一か月のうちにあっちの出来事もあったんだー!!とか。

ほんの短期間のうちに、いろんなことが次々起こっていたんだなーって思う。
それが若いってことなのかしらん?

そうだよな…。
結婚してからは、子供の誕生など重要な出来事は確かにあったけれど、
ほとんどは、家族を通してのことだったんじゃないかな?
独身時代は、純粋に自分のために生きてた部分が多かったんだろうな。
だから、それだけ凝縮されていたんだろう。

同じことの繰り返しじゃないから、言い換えれば、安定していなかったから、
時はゆっくり流れていったのかもしれない。
もちろん、同じことの繰り返しの今が、倖せでないと言うつもりはない。



10痛い

2015-07-24 14:20:01 | あれこれ
五十肩で、整形のリハビリに通っている。

理学療法士の先生によく聞かれるのが、
「今の痛みは、痛みを1から10に分けたらどのくらい?」ということ。
ちょっと痛い程度で、「2か3」とか、「3か4」と言ってるうちはよかった。
これ、結構痛い、でも一体どれくらいだろう!?と悩んでしまい、
「10痛いって、どういうもんですか?」と聞くと、
「死ぬほど痛い!」と即答された。
死ぬほど痛いかー!!!
死ぬほど痛いで、真っ先に浮かんだのが、
ちょっと前にテレビで話題になっていた、大木凡人さんの大動脈解離の話。
ああいうのを死ぬほど痛いというのだろうな。

うーん…。
死ぬほど痛いには程遠い。
大体私は、死ぬほど痛いなんて経験したことな…、
あ、あった。
あれは、若いころ、中耳炎で鼓膜を切開したとき。
「ちょっと痛いからがんばってね」くらいの声かけはあったと思うが、
わけがわからないでいるうちに、2人の看護婦さんに押さえつけられ、
…目から星が出た!!
あれは、一瞬だけど死ぬほど痛かったぞ!

そのとき(整形で悩んでいたとき)は、5とか6とかじゃ、あまりに自分に厳し過ぎると思い、
「7」と答えておいた。

それ以来、しばしば痛みのレベルについて考える。

お産は?
お産は確かに痛いけど、10とは思いたくないな。9。
うーん…。よくよく思い出してみる。痛かったなー。やっぱ 9.5にしとこ。

頭痛持ちの私が我慢できずに薬を飲むときはどれくらいだろう?

そうこうするうちに思い出した。
10痛かった経験!!
10痛かった経験を忘れていられるなんて、私は何て幸せ者だろう!?
歯医者だよ、歯医者!!
神経抜く治療していたときで、最初に削ったときはちゃんと麻酔うってくれたんだけど、
その後何回かこねくり回すでしょ?
あのとき、麻酔うってくれないんだよ!
めちゃくちゃ痛くて、私叫びまくったのに、麻酔うってくれないんだよ!
何回か恐怖におののきながら、通ったんだよ!

後日、歯医者さんをしている友達に聞いたら、「考えられん」と言われた。
あれは何だったんだろう!?
あれは10痛かったぞ!!
もちろん、それ以来その歯医者には行っていない。

今日も整形でリハビリ。
先生「これは?」
私 「ちょっと痛い」
先生「1か2?」
私 「2!1ではない(キッパリ!)」


2015-07-24 14:18:14 | 戯言
恋をするのって、こんなにエネルギーが必要だったんだ。

今の若い人は、あまり恋愛をしないと聞くけれど、
エネルギーが足りないのかな?
それとも、他のことで使い果たしているのかな?


自意識過剰

2015-07-23 10:39:54 | あれこれ
私は、容姿に関してはコンプレックスの塊だった。
とは言っても、特別ぶっさいくだったわけではないと思うが…。
少なくとも、中学まではかわいくもなければかわいげもなく、
そういった自覚をずっとひきずっていたんだと思う。

高校時代の親友は、めっちゃくちゃかわいい子だった。
性格も良くて、誰もが認めるクラスの(いや、学年の)アイドル的存在だった。
よく言われる「かわいい子の隣には、必ずブスがいる」という、そのブスが私。
でも、彼女は大好きだったから、そんなこと考えたことなかったけどね。
今でも、彼女と街を歩くとなかなかおもしろい体験ができる。
チラシとかティッシュを配っている若いお兄さんは、
明らかに私たちより若い人向けだと思われる案内を渡してくれるし。
レストランでは、イケメンのウエイターさん(?)のサービスがいやに良い。

自分ではよくわからないのだけれど、
高校の卒業アルバムの私は、ものすごく写りが良かったらしい。
アルバムが配られたとき、自分で見るより先に、クラスメートから、
「みなみ!すっごくかわいくうつってる!!」と言われた。
まあ確かに、かわいく撮れてはいるけど、そんな風にいわれるほどか?と思っていた。
それから、男子を含む何人もの友人から同じことを言われた。
そこまで言われると「実物はそんなにブスかよ!?」と思えてくる。
(素直に喜べばいいものを…)
極めつけは、大学進学後、知らない男の子から電話がかかってきた。
「○○くんから、卒業アルバム見せてもらったんですが、付き合ってもらえませんか?」
ばっかじゃないの!!
この写真を撮ったときのことは覚えている。
写真屋さんに、「笑った顔と真面目な顔と、どっちがいい?」と聞かれ、
「笑った顔」と答えて、笑った顔で撮った。
すると、「笑うと寂しそうな顔になるから、もう1枚真面目な顔で撮ろう」と言われた。
採用されていたのは、笑った顔の方だった。

たまに「かわいい」と言ってくれる人はいても、
誰もが認める美人さんとか、かわいい子とは、やっぱり何かが違う。
そんな風に思っている。
ところがところが、こんな私が、実は自意識過剰だと思う。
写りのいい写真など、何度も何度も見てしまうし。
ビデオに写ろうものなら、自分の姿ばかりを追ってしまう。

今まで、年をとるのがいやだなんて思ったことないけれど、
若い子に恋したら、オバサンなのが悲しくなった。
そこで、少しでも若かった自分に会いたくて、
11年前の、コーラスをしていたころの、演奏会のDVDを観てみた。
(このDVDはなかなか良く写ってたのは、ちゃんと覚えていたんだよ!)

うん。なかなかいいじゃない!?特にこっちの角度が…。
ビデオ写りで見ると、美人さんのあの人やこの人よりイケてるかも?
表情がいいんだよねー。感情移入して歌うタイプだから、表情だけはいつも先生から褒められたし。
うーん…。この曲なんて、色気まで漂ってるんじゃないの?
…。まあ、心の中で思ってるだけだから、罪はないよね?

調子に乗って、古いアルバムも引っ張り出して見てみる。
結婚前のものは実家にあるので、そこまで若いものはない。
夫「何かいい写真あった?」
私「うん。めっちゃかわいいの見つけた!」
夫「誰の?」
私「わたしー!!」
あきれる夫に、「これ、コピーしてアップにしといてね!!待ち受けにするから」
幼稚園の役員をしていたときの、運動会の写真だから、…18年前?

もう、コンプレックス捨てよう。
時々鏡の前で、自分の顔が母や姉にそっくりに見えて愕然とする。
たまに写真を撮ると、「老けたなー」と思ってがっかりする。
でも、自分の心の中でだけ、「私はかわいいんだよ」って認めてあげよう。
好きな服を着よう。

神様からの警告

2015-07-22 13:53:34 | 戯言
昨日の出来事は、衝撃だった。
オフコースなんて聴いてたからだろうか?
たったあれだけのことで、自分があんなに動揺するなんて思わなかった。
涙が出そうだった。

彼の同僚さんの言葉の一つ一つが意味ありげに聞こえる。
違う意味に聞こえる。
それって事実と違うじゃん。方便でしょ!?って思える。
あそこのラインには何かありそうな気がする。
それは直観?直観なら、私の直観はあてにならないので、気にしないでいられる。
でも、何て言うんだろう?確信めいた直観?
それは当たってきたような気がするのだ。

すべては私の思い過ごしで、ただのタイミングの問題だったのかもしれない。
でも、そうだったとしても、これは神様からの警告だと思った。
ちゃんと心の準備をしておきなさいという。

心の準備。

…心の準備?

恐ろしい思いがよぎった。
まさかいくら何でもあそこまで!?
自分の心をなめていたかもしれない。

私がこの人生で一番辛い日々を過ごしたのは、18歳のときだった。
何と表現したらいいかわからないけれど、
本当に辛かった。苦しかった。
またあんな思いをするのだろうか?

あのときは苦しかったけれど、周りの誰もがわかってくれていた。
気遣ってくれた。
慰めてくれた。
そっとしておいてくれた。
それでもあんなに苦しかった。
今度は一人で耐えなければいけない。

思いが形になるのなら、どこにでも飛んでいけるのなら、
私の思いよ、飛んで行け!彼のところまで。