ななこちゃん。
コーラスをしていた時の友達。
最初の印象は、私が友達になれる人じゃないと思った。
セレブ感があったから。
まるで価値観の違う人だろうと思った。
実際、ななこちゃんのご主人の家は、昔からの地主さんみたいで、
今はマンションを建てたり、アパートを建てたりして、その管理会社をしているみたいだ。
ものすごいお金持ちってことはないかもしれないが、豪邸に住んでいるし、そこそこに裕福なお宅だと思う。
練習の後、大勢でランチに行っていたころは、常連さんだったので、
そこそこに親しくはしていたが、パートも違ったし、そんなに仲が良いとは思っていなかった。
でも一度、Mちゃんの家にはるちゃんと遊びに行った時、
お昼のおかずを一品ずつ持って行こうということになって、
電車で持って行けるメニューに困って、
お料理が得意というイメージのあったななこちゃんに相談したことがあった。
ななこちゃんは、フィナンシェを作ろうと言って、材料を用意しておくから出かける前日に家においでと言ってくれた。
フィナンシェはおかずじゃないけどなあと思いながらも、好意に甘えてお邪魔した。
もちろん、材料費は払ってきた。
そしたら、フィナンシェに卵の黄身は使わないので、
その残った黄身を使ってシュークリームを作ったから取りにおいでと言われた。
(その黄身は、私がお金を払った卵の黄身だからということである)
そんなことがあった。
ずいぶん前のことである。
その後は、私もコーラスをやめてしまったし、年賀状のやり取りくらいで、
やっぱりそれほど仲が良いとは思っていなかった。
ななこちゃんは、社交上手で、ママ友さんたちとずいぶん仲良くやっているという印象だった。
ちょっと理由があって、年に数回、ななこちゃんを含む数人で名古屋にランチに行っていた時期があった。
他の人とは交通手段が違って、大抵いつもななこちゃんと二人で電車で出かけていた。
そんなある時、娘と名古屋に出かける時に、偶然駅でななこちゃんに会ったことがある。
ななこちゃんも別の人と一緒だったけれど、
私を見つけるなり、すごく嬉しそうに手を振ってくれて、
「ランチ行こうよ!絶対誘ってよ!!明日にでも連絡ちょうだいよ!!」
と、強引とも言えるように言ってくれた。
前から、ランチ行こうみたいなことは言われていたような気がするが、
私は、やっぱりななこちゃんと二人のランチはちょっと気を遣いそうと言うか、
二人で出かける気にはなかなかなれないでいた。
でも、そこまで言われてしまったので、翌日ではなかったけれど、連絡してみた。
「嬉しい~!!ありがとう~~!!」とノリノリの返事がきた。
ななこちゃんは、車の運転が得意だから、そのうち遠出しようと言ってくれていた。
なかなかそんな機会はなかったが、ふと紅葉が見たくなった時誘ってみた。
その時聞いてみた。
「こんなこと聞くべきじゃないんだろうと思うけど、私でいいのかな?」
「ななこちゃんにはお友達がたくさんいるし」
ななこちゃんは、たくさんいるのはお友達じゃなくて知り合いだと言う。
なんか、私にはそうは見えないけれど、そうなのかなと思った。
今の私はかなりななこちゃんに気を許している。
かなり本音で話している。
でもやっぱりどこか警戒しているところもある。
そんなに頻繁に会うわけでもない。
ななこちゃんは自分から誘ってくることはないけれど、何かのおりに、「また誘って」と言ってくる。
誕生日のメッセージをくれた時にもそんなことを言っていたので、
昨日、ふと思いついて「今日は忙しいですか?」と聞いてみた。
ななこちゃんは喜んでという感じでつき合ってくれた。
なんだかとっても楽しかった。
それでもよくわからない。
ななこちゃんはどうして私を友達に選んでくれたのだろう?
知り合いじゃなくて友達って思ってくれてるんだよね?
コーラスをしていた時の友達。
最初の印象は、私が友達になれる人じゃないと思った。
セレブ感があったから。
まるで価値観の違う人だろうと思った。
実際、ななこちゃんのご主人の家は、昔からの地主さんみたいで、
今はマンションを建てたり、アパートを建てたりして、その管理会社をしているみたいだ。
ものすごいお金持ちってことはないかもしれないが、豪邸に住んでいるし、そこそこに裕福なお宅だと思う。
練習の後、大勢でランチに行っていたころは、常連さんだったので、
そこそこに親しくはしていたが、パートも違ったし、そんなに仲が良いとは思っていなかった。
でも一度、Mちゃんの家にはるちゃんと遊びに行った時、
お昼のおかずを一品ずつ持って行こうということになって、
電車で持って行けるメニューに困って、
お料理が得意というイメージのあったななこちゃんに相談したことがあった。
ななこちゃんは、フィナンシェを作ろうと言って、材料を用意しておくから出かける前日に家においでと言ってくれた。
フィナンシェはおかずじゃないけどなあと思いながらも、好意に甘えてお邪魔した。
もちろん、材料費は払ってきた。
そしたら、フィナンシェに卵の黄身は使わないので、
その残った黄身を使ってシュークリームを作ったから取りにおいでと言われた。
(その黄身は、私がお金を払った卵の黄身だからということである)
そんなことがあった。
ずいぶん前のことである。
その後は、私もコーラスをやめてしまったし、年賀状のやり取りくらいで、
やっぱりそれほど仲が良いとは思っていなかった。
ななこちゃんは、社交上手で、ママ友さんたちとずいぶん仲良くやっているという印象だった。
ちょっと理由があって、年に数回、ななこちゃんを含む数人で名古屋にランチに行っていた時期があった。
他の人とは交通手段が違って、大抵いつもななこちゃんと二人で電車で出かけていた。
そんなある時、娘と名古屋に出かける時に、偶然駅でななこちゃんに会ったことがある。
ななこちゃんも別の人と一緒だったけれど、
私を見つけるなり、すごく嬉しそうに手を振ってくれて、
「ランチ行こうよ!絶対誘ってよ!!明日にでも連絡ちょうだいよ!!」
と、強引とも言えるように言ってくれた。
前から、ランチ行こうみたいなことは言われていたような気がするが、
私は、やっぱりななこちゃんと二人のランチはちょっと気を遣いそうと言うか、
二人で出かける気にはなかなかなれないでいた。
でも、そこまで言われてしまったので、翌日ではなかったけれど、連絡してみた。
「嬉しい~!!ありがとう~~!!」とノリノリの返事がきた。
ななこちゃんは、車の運転が得意だから、そのうち遠出しようと言ってくれていた。
なかなかそんな機会はなかったが、ふと紅葉が見たくなった時誘ってみた。
その時聞いてみた。
「こんなこと聞くべきじゃないんだろうと思うけど、私でいいのかな?」
「ななこちゃんにはお友達がたくさんいるし」
ななこちゃんは、たくさんいるのはお友達じゃなくて知り合いだと言う。
なんか、私にはそうは見えないけれど、そうなのかなと思った。
今の私はかなりななこちゃんに気を許している。
かなり本音で話している。
でもやっぱりどこか警戒しているところもある。
そんなに頻繁に会うわけでもない。
ななこちゃんは自分から誘ってくることはないけれど、何かのおりに、「また誘って」と言ってくる。
誕生日のメッセージをくれた時にもそんなことを言っていたので、
昨日、ふと思いついて「今日は忙しいですか?」と聞いてみた。
ななこちゃんは喜んでという感じでつき合ってくれた。
なんだかとっても楽しかった。
それでもよくわからない。
ななこちゃんはどうして私を友達に選んでくれたのだろう?
知り合いじゃなくて友達って思ってくれてるんだよね?