だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

セガール親父と、さらばミラノ!

2014-06-17 21:31:03 | 映画
今はなき、銀座三原橋地下街にあった銀座シネパトス。2010年から続いた“男たちのヒート祭り”、主にスティーヴン・セガールの「沈黙」シリーズ(日本のみのタイトルですが)や…

その他、まさに男たちのアクション映画を続々公開した、ファンにはうれしい企画でした。ジョン・アヴネット監督、ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノ主演「ボーダー」(08)

ミミ・レダー監督、モーガン・フリーマンとアントニオ・バンデラス主演「ザ・エッグ ロマノフの秘宝を狙え」(09)。ジョン・カラン監督、ロバート・デ・ニーロとエドワード・ノートン…

ミラ・ジョヴォヴィッチ主演「ストーン」(10)。ジョルジョ・セラフィーニ監督、ウェズリー・スナイプス主演「ゲーム・オブ・デス」(10)。ラウロ・チャートランド監督、スティーヴン・セガール主演…

「沈黙の復讐」(10)や、キオニ・ワックスマン監督「沈黙の監獄」(12)など。しかし祭りは、2013年3月31日劇場の閉館と共に惜しまれつつ終了。そして2014年夏!

銀座から新宿へ移動して、復活を遂げます。タイトルも「復活!!男たちのヒート祭り」です。お待たせ。沈黙シリーズ最新作が復活第1弾になりました。当然と言えば当然。

沈黙の処刑軍団」(13)の監督は、ずっとセガールと組んでいるキオニ・ワックスマン。今回のセガールは、正義の味方ではなくなんと悪役!予告編はこちらでどうぞ。

裏社会を牛耳る大物アレクサンダー(スティーヴン・セガール)は、右腕ハースト(ブレン・フォスター)にある男の殺害命令を出します。相手は、仲間だった囚人アイスマン(ヴィング・レイムス)

ハーストは刑務所に潜入するのですが、アイスマンの策略によって別の男を殺害。ハーストは両手の骨を砕かれるのですが、メキシコ人コック(ダニー・トレホ)に、両手を治療してもらいます。

今やセガール映画は、祭りでないと見れない?さらに残念なことに上映する新宿ミラノ3館とシネマスクエアとうきゅうは12月末で閉館。銀座の丸の内ルーブルは8月3日閉館。またか…。
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スライから、ステイサムへ。

2014-06-16 21:25:30 | 映画
スティーヴン・ナイト監督「ハミングバード」(12)のジェイソン・ステイサムは、アフガニスタンで5人の仲間を殺され、報復のために敵を5人殺害した特殊部隊兵士役。

軍事裁判を逃れ、ロンドンの下町でホームレスとなっていました。人目を避けて暮らす中、仲間の少女に心の安らぎを見ていたのですが、少女はギャングにさらわれてしまいます。

ステイサム演じる男は、偶然のチャンスを得て他人に成りすまし、少女を探すのでした。ここでもスーツ姿の颯爽としたステイサムは、切れの良いアクションを見せてくれます。

超~カッコイイ!現在46歳のステイサムは、少し(?)薄くなった頭が心配ですが、出演作、主演作も続々公開。しかも「エクスペンダブルズ」(10)「エクスペンダブルズ2」(12)の…

シルヴェスター・スタローンが主役を譲ったとなれば、期待は高まります。なんでもチャック・ローガン原作をスライが脚本化。自ら主役を演じる予定が、「エクスペンダブルズ」で共演した…

ステイサムの才能に惚れ込んだそう。うむ。それが「バトルフロント」(13)なんです。監督は、「デンバーに死す時」(95)「コレクター」(97)「サウンド・オブ・サイレンス」(01)

「クローン」(01)「ニューオーリンズ・トライアル」(03)などのゲイリー・フレダー。アクションやサスペンス映画が多いですね。元麻薬潜入捜査官フィル・ブローカー(ジェイソン・ステイサム)

彼は1人娘マディ(イザベラ・ヴィドヴィッチ)のために、危険な仕事や過去を忘れて再出発を決意します。家族との静かな生活を求め、今は亡き妻の田舎へ引っ越して来ます。

そんな親子に目をつけたのは、裏で街を牛耳る麻薬密売人ゲイター・ボーダイン(ジェームズ・フランコ)。ある目的のために親子に近づいていきます。学校でマティに危険が迫り…

共演はウィノナ・ライダー、ケイト・ボスワース、クランシー・ブラウン。「ディス/コネクト」(12)「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」(14)のフランク・グリロも。楽しみ。
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デクスター・フレッチャー監督、ピーター・ミュラン主演ミュージカル。

2014-06-14 21:44:16 | 映画
スコットランド出身のピーター・ミュランの初監督作は、自身の体験を映画化した「オーファンズ」(98)。母親の葬儀の前に、集まった4人の兄弟が様々なトラブルに遭う人間ドラマ。

未見です。見なくっちゃ。2作目「マグダレンの祈り」(02)は1964年のダブリン、性的に堕落した少女たちの矯正施設だったマグダレン修道院(1996年閉鎖)の実態を描いています。

この作品は、ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞。他の出演作には「トレインスポッティング」(96)、カンヌ国際映画祭最優秀主演男優賞受賞の「マイ・ネーム・イズ・ジョー」(98)

「私が愛したギャングスター」(00)「めぐり逢う大地」(00)「猟人日記」(03)「トゥモロー・ワールド」(06)「BOY A」(07)、そしてサンダンス国際映画祭審査員賞受賞の「思秋期」(10)

「戦火の馬」(11)「ビトレイヤー」(13)などに出演。その容姿から受けるイメージは、やさしい父親役だったり、強面のギャングだったり…本当に様々に変化します。最新作はなんとミュージカル!

サンシャイン♪ 歌声の響く街」(13)の監督は、俳優のデクスター・フレッチャー!わぉ!ロンドン出身の彼は、1966年1月31日生まれで今年48歳。もうそんな年なんですね。

デレク・ジャーマン監督「カラヴァッジオ」(86)、ガイ・リッチー監督「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」(98)、マシュー・ヴォーン監督「レイヤー・ケーキ」(04)など。

スコットランド、リース。結婚25周年を迎えるロブ(ピーター・ミュラン)とジーン(ジェーン・ホロックス)。そこへ、アフガニスタンでの兵役を終えた息子デイヴィー(ジョージ・マッケイ)と…

娘リズ(フレイア・メーバー)の恋人アリー(ケヴィン・ガスリー)が帰郷します。25周年パーティの最中、ロブに24歳になる隠し子がいることが発覚。果たして、この家族の未来は?

本作は、80年代スコットランドの国民的バンド“プロクレイマーズ”の名曲の数々を使用。2007年、英国発の大ヒットミュージカルを基にした家族ドラマ。ぜひ、幸せになりましょう。
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シャーロックは生きていた!

2014-06-13 21:50:03 | DVD
NHK-BSプレミアムですでに放映されたので、ご覧になった方も多いはず。そう!「SHERLOCK シャーロック3」(14)。ソフトの方は、DVDもBlu-rayも7月4日発売です。

主演のベネディクト・カンバーバッチは、シャーロックにはまり役!シリーズ1作目「SHERLOCK シャーロック」(10)で、すっかりハマってしまいました!原作ファンだし。

そこで、シリーズごとに3話製作されるエピソードをちょっと復習。シーズン1「SHERLOCK シャーロック」では、第1話「ピンク色の研究」。アーサー・コナン・ドイルの原作では『緋色の研究』

第2話「死を呼ぶ暗号」、原作は『恐怖の谷』と『踊る人形』。第3話「大いなるゲーム」、原作は『ブルースパーティントン設計書』。続くシーズン2の第1話「ベルグレービアの醜聞」

原作は『ボヘミアの醜聞』。第2話「バスカヴィルの犬(ハウンド)」、原作は『バスカヴィル家の犬』。第3話「ライヘンバッハ・ヒーロー」、原作は『最後の事件』 『プライオリ学校』 『犯人は二人』

そして今回のシーズン3では、第1話「空(から)の霊柩車」、原作は『空き家の冒険』。第2話「三の兆候」、原作は『四つの署名』。第3話「最後の誓い』、原作は『最後の挨拶』と『犯人は二人』

ちなみにシーズン2の『犯人は二人』は、“Charles Augustus Milverton”で、シーズン3の『犯人は二人』は、“The Adventure of Charles Augustus Milverton”

原作は同じ(The Adventure of ~ )で、56ある短編の31番目の作品で『シャーロック・ホームズの帰還』に収録。ロンドン一の恐喝王チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートンが登場。

各エピソードと原作を比較するのも、超~楽しい!それでハマりました。番組を企画、製作総指揮、脚本化したのはスティーヴン・モファットとマーク・ゲイティス。←マイクロフト・ホームズ役。

他にジョン・ワトソン役はマーティン・フリーマン、レストレード警部役はルパート・グレイヴス、ハドソン夫人役はユーナ・スタッブス。ジェレミー・ブレット版と比較するのも、超~楽しい!
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インドの“ロミオとジュリエット”

2014-06-12 13:32:45 | 映画
いったい何が起きているの!?うれしいじゃありませんか、またまたインド映画の登場。先日“3カーン”の1人、サルマン・カーン主演「ダパング 大胆不敵」(10)をご紹介したばかり。

そうか、シネマート系列の劇場で開催される“歌って!踊って!インド映画祭”の1本なんですね。ちなみに「ダパング 大胆不敵」は、7月26日からシネマート新宿で公開。

そしてもう1本、同日シネマート六本木で公開されるのが「あなたがいてこそ」(10)です。監督は、昨年10月に公開された「マッキー」(12)のS・S・ラージャマウリ。

何度も書いてしまいますが、インドは連邦公用語のヒンディー語の他、多数の言語の国。方言を含むと800種類以上あるとか!!映画だって、3カーンの“ヒンディー語映画”

スーパースター・ラジニカーントの“タミル語映画”、他にも“テルグ語映画” “カンナダ語映画”などがあります。S・S・ラージャマウリ監督は、テルグ語圏の映画人。

1982年、対立するラミニドゥ家とラガワ・ラオ家。ついにラミニドゥの弟とラガワ・ラオは一騎討ちとなり、2人とも亡くなります。ラミニドゥは、ラオの息子の殺害を誓います。

28年後。村を出て大都市ハイダラバードで荷物配達の仕事をしていたラオの息子、ラーム(スニール)は、仕事をクビになった矢先、故郷の土地を相続しているという知らせを受けます。

売却しようと村へ向かうラーム。立ち寄った駅でアパルナ(サローニ)という女性に出会います。村に着いたラームは、土地を売却するにはラミニドゥの手助けが必要なことを知ります。

ラミニドゥの息子マッラスーリ(スプリート)と出会ったラームは、アパルナがラミニドゥの娘であることを知るのでした。果たして?これって“ロミオとジュリエット”?

スニールは、1974年アーンドラ・プラデーシュ州出身。ダンサーに憧れ、95年映画界入り。本作でスターに。サローニは、1977年マハーラーシュトラ州生身。2人とも初めまして。
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ホドロフスキーのダンスって?

2014-06-10 21:42:19 | 映画
アレハンドロ・ホドロフスキー、今年85歳。ロシア系ユダヤ人の子として生まれ、12歳で首都のサンチィアゴへ移住。その後サンティアゴ大学で、心理学と哲学を学びます。

その時、フランス映画「天井桟敷の人々」(45)に出会います。ホドロフスキーは大学を中退し、1953年パリに渡ります。そこでマルセル・マルソーと知り合うのでした。

1967年メキシコに渡り、「ファンドとリス」(67未)で監督デビュー。「エル・トポ」(69)「ホーリー・マウンテン」(73)「サンタ・サングレ/聖なる血」(89)と続きます。

監督作はこれだけで、スチュアート・サミュエルズ監督「ミッドナイトムービー」(05)と、「ポドロフスキーのDUNE」(13)に出演。「エル・トポ」と「ホーリー・マウンテン」にも。

「サンタ・サングレ/聖なる血」から、23年ぶりの新作「リアリティのダンス」(13)が公開されます。「エル・トポ」以来のホドロフスキーファンには、超~お待ちかねだったでしょう。

1929年代、軍事政権下のチリ。少年アレハンドロ・ホドロフスキー(イェレミアス・ハースコヴィッツ)は、ウクライナから移民してきた両親と暮らしていました。

暴力的な共産主義者の父ハイメ(ブロンティス・ホドロフスキー)と、息子を自分の父の生まれ変わりと信じる母サラ(パメラ・フローレス)。そして学校では、いじめられていました。

厳しい現実の世界といじめられっ子の自分…。チリの田舎町トコピージャを舞台に、青い空と黒い砂浜、サーカス、波が運んだ魚の群れ、青い服に赤い靴…とアートな映像が広がります。

原作は、同名の自伝。父ハイメ役は、監督の息子5人の長男ブロンティス・ホドロフスキー(1962年生まれ)。風変わりな行者役は、クリストバル・ホドロフスキー(1965年生まれ)。

自殺するアナキスト役に、アダン・ホドロフスキー(1979年生まれ)で、音楽も担当。母サラ役のパメラ・フローレスはオペラ歌手で、本作のセリフをすべて歌っているそう。すごい!
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失敗した「DUNE」を見よう!

2014-06-09 21:36:47 | 映画
フランク・ハーバート(1920~1986)原作『デューン DUNE』には、『デューン/砂の惑星』(1965)、『デューン/砂漠の救世主』(1969)、『デューン/砂丘の子供たち』(1976)

『デューン/砂漠の神皇帝』(1981)、『デューン/砂漠の異端者』(1984)、『デューン/砂丘の大聖堂』(1985)の6作があります。本好き、SF好きは、もちろん読破しました?

何冊もあるシリーズ物を読むのって、結構大変。その点、映画化してくれると映画ファンはすごくうれしい!デヴィッド・リンチ脚本、監督「砂の惑星」(84)は、大のお気に入り。

「イレイザーヘッド」(76)「エレファント・マン」(80)に続く初の大作。137分にこの長編を要約し、多くのスターを配したSF作品。カイル・マクラクランのデビュー作でもあります。

85年の公開時にも紹介されたと思うんですが、今回はじめて知りました。「ホドロフスキーのDUNE」(13)のことを。アレハンドロ・ホドロフスキーは、1929年2月7日チリ出身の映画監督。

「エル・トポ」(69)「ホーリー・マウンテン」(73)「サンタ・サングレ/聖なる血」(89)で、ご存じ方も多いかも。残念ながら、未見。しかし「ポドロフスキーのDUNE」は興味津々。

1975年、ホドロフスキー監督はSF大河小説『DUNE』の映画化に着手します。映画のために終結したのは、フランスの漫画家メビウス、SF画家クリス・フォス、

後の「エイリアン」(79)や「バタリアン」(85)の脚本家ダン・オバノン。画家でデザイナーのH・R・ギーガー(今年5月12日死去)、音楽担当にはロック・バンドのピンク・フロイド

キャストには、シュルレアリスムの画家サルバドール・ダリ。俳優で、『市民ケーン』などの映画監督オーソン・ウェルズ。ローリング・ストーンズのボーカル、ミック・ジャガー…

莫大な予算と12時間にも及ぶ上映時間を予定していた「DUNE」は、映画史上最も有名な“実現しなかった映画”に。フランク・パヴィッチ監督が贈るドキュメンタリー。必見です。
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ウディ・アレン、ヒモになる。

2014-06-08 13:17:24 | 映画
映画が始まると、製作会社や配給会社、主演俳優&女優たちの名前が流れます。そこへ映画のタイトルが現れ、画面に引き込まれます。また主なスタッフの名前も。カメラ、音楽、製作、監督たち。

いろいろなスタイルがあるのですべてが同じ順番ではないけれど、これら“オープニング・クレジット”は、映画ファンの気分を盛り上げます。また、映画終了時にも、より詳しいクレジットが…。

“エンディング・クレジット”には、画面を下から上へ名前が流れる“エンドロール”が主流ですね。1本の映画にはこんなにも多くの人々が関わっているんだ…とか、ロケ地はここ…とか

作品の献辞や、作中流れた曲名など、本当に多くの情報が満載。エンドロールが始まるとすぐに席を立つ人もいますが、ぜひ最後まで。最後の最後のワンシーンを見逃さないためにも!

まだまだ語りたいけど、エンドロールを使わない監督…ご存じですか?ウディ・アレンです。アレン監督は、オープニングもエンディングも“静止クレジット”を使い続けています。

なんでも彼の好きな監督の作品が、“静止クレジット”だったからだそう。ということはかなり昔の作品なんでしょうね。かつてはこちらが主流でしたもん。アレン作品はクラシックな香りがします。

最新作は、「ジゴロ・イン・ニューヨーク」(13)です。今回は主演のみ。脚本、監督は、コーエン兄弟作品でお馴染みのジョン・タートゥーロ。監督作品は、他にもあり。

ブルックリンで本屋を営むマレー(ウディ・アレン)は、このご時世で店が閉店に追い込まれてしまいます。いい年をしてアルバイトを転々とする羽目に。そこで思いついたのが…

花屋のバイトの友人フィオラヴァンテ(ジョン・タトゥーロ)をジゴロにして、男娼ビジネスをスタート。意外にもクールでダンディなジゴロは、女性たちに大人気。

ところが未亡人アヴィガル(ヴァネッサ・パラディ)と恋に落ちてしまい…。果たして?共演はリーヴ・シュレイバー、シャロン・ストーン。あっ、アレン作品でないと、エンドロールかな?
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戦う、死ぬ、目覚める…

2014-06-07 15:01:44 | 映画
『All You Need Is Kill』は、桜坂洋著、安倍吉俊イラストになる日本の小説。集英社のスーパーダッシュ文庫刊、週刊ヤングジャンプでも漫画版が連載されたそうです。

その点に疎いので、全く知りませんでした。しかしトム・クルーズ主演で映画化が決定し、日本での予告編が公開されるようになって、そのストーリーの面白さにワクワクしています。

そもそも原作は、04年12月に刊行。そして09年7月にアメリカで英訳版が刊行されたとか。その後、2010年に映画化権をワーナー・ブラザーズに売却し、今に至るというわけです。

原題は『Edge Of Tomorrow』ですが、邦題は日本原作名に戻りました。こっちの方がいいですよね~。監督は、「ボーン・アイデンティティー」(02)のダグ・リーマン。

謎の侵略者“ギタイ”から攻撃を受けた地球。あまりの戦闘力の高さに人類はなすすべもなく、滅亡寸前。戦闘スキルなどゼロのウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)は、最前線に送り込まれます。

しかし、開戦5分で戦死。次の瞬間、彼は出撃前日に戻っていました。その時から、同じ日を無限に繰り返すケイジ。やがて彼は、特殊部隊の軍人リタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)と出会います。

タイムループに巻き込まれたケイジでしたが、実はリタも同じ。リタはケイジのループ能力が敵を倒す鍵になると確信し、彼を強靭な“兵器”に変えるべく、鍛え上げるのでした。

戦う、死ぬ、目覚める…、ループを繰り返すことで別人のように成長したケイジ。果たして、彼は世界を救うことはできるのでしょうか?そしてかけがえのない存在となったリタは?

共演はファレル・バートロメ将軍にビル・パクストン、ホイットル博士にマリアンヌ・ジャン=バプティスト、ウォルター・マークス大佐にジェレミー・ピヴェン。音楽は、クリストフ・ベック。

激しい戦闘シーンに流れる優しくも謎めいた主題曲。いったい歌っているのは、誰?「炎のランナー」(81)「ブレードランナー」(82)でヴァンゲリスを知った時の喜び。見ますとも。
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サルマン・カーンのダパング、登場!

2014-06-04 22:50:05 | 映画
またまた、インド映画のお話。ヒンディー語映画の“3カーン”と言えば、まず,“SRK”ことシャー・ルク・カーン。1965年11月2日ニューデリー出身の48歳。ファンで~す。

「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」(07)、「闇の帝王DON ~ベルリン強奪作戦~」(11)、「命ある限り」(12)と、最近公開作がたくさんあってうれしい限り。もっとよろしく。

2人目は、1965年3月14日ムンバイ出身のアーミル・カーン。日本では昨年公開された「きっと、うまくいく」(09)で、ご存じの方も多いはず。当時44歳で、大学生の役を好演。

もっと出演作を見たいですよね。そして3人目が、1965年12月27日ムンバイ出身のサルマン・カーン。現在、48歳。SRKと同い年なんですね~。うむ。彼の出演作には…

サンジャイ・リーラ・バンサーリー監督、アイシュワリヤー・ラーイ主演「ミモラ 心のままに」(99)と、カビール・カーン監督「タイガー 伝説のスパイ」(12)。未公開作品、よろしく!

公開作は、サルマン・カーンの「ダパング 大胆不敵」(10)です。監督は、これが初監督のアビナウ・スィン・カシュヤップ。兄アヌラーグ・カシヤプも、アート志向の映画監督。

でもアビナウは違います。もちろん歌い、踊ります!とある田舎町ラールガンジ。チュルブル・パンデー少年は、母ナイニーと義父プラジャーパティ、弟マカンチャンドと暮らしていました。

義父からぞんざいな扱いを受けていたチュルブルは、やさしい母が救い。21年後。チュルブル(サルマン・カーン)は、“ロビンフット・パンデー”の異名を持つ警察官となります。

弟マカンチャンド、通称マッキー(アルバーズ・カーン)は、定職にも就かずブラブラ。恋人ニルマラー(マーヒー・ギル)と結婚を望んでいましたが、彼女の父親(ティーヌー・アーナンド)は大反対。

その頃、チュルブルはラッジョー(ソーナークシー・シンハー)と出会い、恋に落ちます。果たして、2人の恋の行方は?マッキ―役のアルバーズ・カーンは、サルマンの実弟。4人目になるかしらん?
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