イタリアで有名なミラノの大聖堂ドゥオモの裏にある、フォンターナ広場。1969年12月12日、広場にある国農業銀行が爆破され、イタリア最大の未解決事件となります。事件から44年後。
このフォンターナ広場爆破事件は、パオロ・クッキアレッリ原作、マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督「フォンターナ広場 イタリアの陰謀」(12)として映画化、昨年12月公開されました。
結末がわからないのでその真実は不明のままですが、どっしりとした重厚な作品で見応えがありました。この作品で主演のルイージ・カラブレージ警視を演じたのが、ヴァレリオ・マスタンドレア。
1972年2月14日ローマ出身のマスタンドレアは、日本ではフランチェスカ・アルキブージ監督「明日、陽はふたたび」(00)から紹介。フローラン・エミリオ・シリ監督「スズメバチ」(02)も。
しかし未見。それに未公開作品が多く、「フォンターナ広場」で初めて見ました。作品のイメージもあり、落ち着いた感じの雰囲気のある俳優という感じ。そのイメージのまま、次回作が公開。
俳優出身のイヴァーノ・デ・マッテオ脚本、監督「幸せのバランス」(12)です。長編3作目だそうとか。今回のマスタンドレアは、妻と2人の娘がいるヒゲを蓄えた40歳の父親役。
ローマ市の福祉課に勤めるジュリオ(ヴァレリオ・マスタンドレア)。妻エレナ(バルボラ・ボブローヴァ)と娘カミラ(ロザベル・ラウレンティ・セラーズ)とステファニアと暮らしていました。
ある日、彼は職場の同僚との不倫を妻に知られてしまいます。夫婦仲は険悪に。子供のためになんとか体裁を取り繕いますが、うまく行かず、とうとう家を出ることになります。
思春期のカミラは不器用な父親が心配で、部屋探しを手伝い、頻繁に連絡して繋がりを保とうとしますが…。しかしお金もなくなり、終いには借金も限度を超えてしまいます。
どんどん状況が悪くなるジュリオ。娘に見せるいつもの顔と、生活に疲れ果てた本当の顔。普通の家庭が壊れていく中、ローマの現状も描かれます。父を慕う娘の姿も心を打ちます。ぜひ。
このフォンターナ広場爆破事件は、パオロ・クッキアレッリ原作、マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督「フォンターナ広場 イタリアの陰謀」(12)として映画化、昨年12月公開されました。
結末がわからないのでその真実は不明のままですが、どっしりとした重厚な作品で見応えがありました。この作品で主演のルイージ・カラブレージ警視を演じたのが、ヴァレリオ・マスタンドレア。
1972年2月14日ローマ出身のマスタンドレアは、日本ではフランチェスカ・アルキブージ監督「明日、陽はふたたび」(00)から紹介。フローラン・エミリオ・シリ監督「スズメバチ」(02)も。
しかし未見。それに未公開作品が多く、「フォンターナ広場」で初めて見ました。作品のイメージもあり、落ち着いた感じの雰囲気のある俳優という感じ。そのイメージのまま、次回作が公開。
俳優出身のイヴァーノ・デ・マッテオ脚本、監督「幸せのバランス」(12)です。長編3作目だそうとか。今回のマスタンドレアは、妻と2人の娘がいるヒゲを蓄えた40歳の父親役。
ローマ市の福祉課に勤めるジュリオ(ヴァレリオ・マスタンドレア)。妻エレナ(バルボラ・ボブローヴァ)と娘カミラ(ロザベル・ラウレンティ・セラーズ)とステファニアと暮らしていました。
ある日、彼は職場の同僚との不倫を妻に知られてしまいます。夫婦仲は険悪に。子供のためになんとか体裁を取り繕いますが、うまく行かず、とうとう家を出ることになります。
思春期のカミラは不器用な父親が心配で、部屋探しを手伝い、頻繁に連絡して繋がりを保とうとしますが…。しかしお金もなくなり、終いには借金も限度を超えてしまいます。
どんどん状況が悪くなるジュリオ。娘に見せるいつもの顔と、生活に疲れ果てた本当の顔。普通の家庭が壊れていく中、ローマの現状も描かれます。父を慕う娘の姿も心を打ちます。ぜひ。