だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

母の遺言

2011-11-04 13:27:10 | 映画
今年の第83回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたのは、スサンネ・ビア監督、ミカエル・パーシュブラント主演、デンマーク映画の受賞作「未来を生きる君たちへ」(10)の他…

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督、ハビエル・バルデム主演のメキシコ映画「BIUTIFUL ビューティフル」(10)、ヨルゴス・ランティモス監督のギリシャ映画「Dogtooth」(未)

ラシッド・ブシャール監督のアルジェリア映画「Outside the Law」(未)。そしてもう1本が、カナダ映画「灼熱の魂」(10)。ワジディ・ムアワッドの原作戯曲を脚本・監督したのはドゥニ・ヴィルヌーヴ。

ここまで書いても馴染みがなくてさっぱり…。ごめんなさい。しかし過去5年間の受賞作を振り返っても、06年は「善き人のためのソナタ」(06/ドイツ)、07年は「ヒトラーの贋札」(07/オーストリア)

08年は「おくりびと」(08/日本)、09年は「瞳の奥の秘密」(09/アルゼンチン)、10年は「未来を生きる君たちへ」と毎年注目作ばかり!その候補になるだけでも素晴らしい!!

「灼熱の魂」の予告編を見た時も、これは見なくては…と痛感。主人公はずっ~と世間に背を向けるようにして生きてきた、中東系カナダ人ナワル・マルワン(ルブナ・アザバル)という女性。

彼女は実の子、双子の姉ジャンヌ(メリッサ・デゾルモー=プーラン)と弟シモン(マキシム・ゴーデット)にも、心を開くことはありませんでした。そんなどこか普通ではない、母ナワルが亡くなります。

2人に謎めいた遺言と2通の手紙を残して…。その手紙はジャンヌとシモンにも、その存在すら知らせていなかった父親と兄宛てだったのです。父宛ての手紙を託されたジャンヌ。兄宛はシモンに。

2人は遺言に従い、中東の母の祖国へ向います。そこで知る母の数奇な人生と家族の宿命…。果たして、2人は何を見つけるのでしょう?原作者のワジディ・ムアワッドは、1968年レバノン出身。

75年からはじまった内戦を逃れるため、8歳の時首都ベイルートからフランスへ亡命。83年カナダのモントリオールへ永住します。原作戯曲のタイトルは『焼け焦げるたましい』。結末が気になります!
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