だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

アギーは、ゴールデン・カラー賞受賞!

2012-02-24 20:59:14 | 映画
映画は、1888年(明治21年)ルイ・ル・プランスが上映時間2秒の映画を発明してからずっと、セリフのないサイレント映画(無声映画)でした。チャップリンの映画をご覧になった方はご存じですね。

やがて1927年、世界初のトーキー映画(映像と音声のある映画)「ジャズ・シンガー」が公開されます。アル・ジョルソンが顔を黒塗りし、黒人に扮しジャズを歌うというパートトーキーで大ヒット。

以来、映画は次々と進化を遂げ現在に至ります。CG(コンピュータ・グラフィックス)、SFX(特殊撮影)、VFX(視覚効果)、デジタル、3D…とルイ・ル・プランスが見たらなんと言うでしょう。

今この時代に敢えてサイレント映画を発表、今年のアカデミー賞に作品賞他10部門にノミネートされました。それが脚本・編集・監督ミシェル・アザナヴィシウスのフランス映画「アーティスト」(11)です。

1927年のハリウッド。サイレント映画の大スター、ジョージ・ヴァレンティン(ジャン・デュジャルダン)は愛犬のジャック・ラッセル・テリアのアギーと共に映画館で舞台挨拶をしていました。

ファンで大混乱の中、新人女優ペピー・ミラー(ベレニス・ベジョ)と出会います。後日、ジョージの主演作でエキストラ役を手にしたペピーにアドバイスをするジョージ。やがて2人は惹かれ合うようになります。

しかし時代はトーキーに。映画会社社長のアル・ジマー(ジョン・グッドマン)と決別したジョージは、自ら製作したサイレント映画が大コケ。人気スターも徐々に見捨てられて行くのでした…。

一方のペピーは、スターの座を駆け上がって行きます。果たしてジョージは?ペピーは?なんてロマンチック!他にジョージの献身的な運転手クリフトンに、ジェームズ・クロムウェルが出演。

主人公ジョージはクラーク・ゲイブルかダグラス・フェアバンクス・Jr?そしてペピーはクローデット・コルベールかダニエル・ダリュー?まるで「或る夜の出来事」(34)か「巴里の評判娘」(38)

古すぎてわからないかも。しかしすべてがハリウッド黄金期を感じさせる、本当にステキな作品!淀川さんに見せたかったわぁ。サイレント映画を全く知らない人も、その魅力に虜になるかも!必見!
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