だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ダ・ヴィンチの『裸のモナ・リザ』

2012-02-06 21:41:07 | 展覧会
レオナルド・ダ・ヴィンチの作品で日本に来日したのは、ルーヴル美術館から『モナ・リザ』(1503~06年)や『洗礼者ヨハネ』(1513~16年)、ウフィツィ美術館から『受胎告知』(1472~73年)

チャルトリスキ美術館からは、『白貂を抱く貴婦人』(1485~90年)も来ています。『ウィトルウィウス的人体』(1487年頃)は、ヴェネツィアのアカデミア美術館から。まだまだ数多くの作品が来日。

日本は居ながらにして、多くの美術品が来日するので美術ファンには本当にうれしい限り。渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムでは、この春、またまたダ・ヴィンチの展覧会が開催されます。

それが、「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想」です。この展覧会の注目は、ポスターにもなっている『ほつれ髪の女』(1506~08年頃/パルマ国立美術館)の初来日。ダ・ヴィンチ56歳頃の作品。

レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519)の誕生から、560年を迎える来年2013年。ダ・ヴィンチはイタリアのヴィンチ村に生まれ、フィレンツェで修業時代を過ごし、ミラノで絶頂期を迎えました。

ダ・ヴィンチは膨大な手稿を残しましたが、現存する絵画はわずか十数点。そんなダ・ヴィンチの作品から、初来日作品は『ほつれ髪の女』の他、若き日の『衣紋の習作』(1470~75年頃)、

『アイルワースのモナ・リザ』と『裸のモナ・リザ』(16世紀)、『岩窟の聖母』(1495~97年頃)、『カーネーションの聖母』(1506年頃)の6点。『アイルワースのモナ・リザ』は『モナ・リザ』にそっくり!

『裸のモナ・リザ』は衝撃的!こんな絵があったなんて…。『岩窟の聖母』はルーヴル美術館蔵で、今回の作品は個人蔵のダ・ヴィンチと弟子による共同作品とされていて、専門家でも見るチャンスがないもの。

ダ・ヴィンチ研究の世界的権威カルロ・ペドレッティ氏の名誉監修、ダ・ヴィンチ研究の第一人者アレッサンドロ・ヴェッツォージ氏の監修により、木島俊介氏の日本側監修。良く存じませんが、すごいのですね。

ルネサンス期から現代にいたるまで多くの芸術家たちに多大な影響を及ぼした、ダ・ヴィンチの“美の理想”。いろいろな作品を通して、その謎に迫ります。『裸のモナ・リザ』が大いに気になります。
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