だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

イラつく予定。

2012-02-03 14:13:16 | 映画
予告編を見て、『わあ~、これ見たい!』とか『絶対見る!』とか思う作品の他、『まぁ、見ないな』とか『絶対見ない』と思う作品も。そう、予告編って大切なんです。見るかどうか、ポイントの1つですから。

前作「ゴーストライター」(10)で、ロバート・ハリスの原作をヒチコックばりのサスペンス・ミステリーに仕上げたロマン・ポランスキー監督。ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)受賞作品。必見。

そのポランスキー監督の最新作が、「おとなのけんか」(11)。ううっ、実は『どうしょうかな』が、第一印象でした。だって、見れば見るほどイライラするんだもん。出演者がすごいだけに、考え中。

原作はヤスミナ・レザの戯曲。レザは、1998年の「アート」でトニー賞演劇作品賞を受賞した人。本作『God of Carnage』は、2009年の受賞作。出演者は、ジェフ・ダニエルズとホープ・デイヴィス

ジェームズ・ガンドルフィーニとマーシャ・ゲイ・ハーデンの4人でした。う~む、これもすごそうだわ。まっ、邦題「おとなのけんか」でわかるように劇中はけんかバトルが続きます。ううっ、耐えられるかしらん。

NYのブルックリン。11歳の息子同士のけんかの後、両方の家族が集まって話し合いをすることになります。招いたのは、マイケル(ジョン・C・ライリー)とペネロペ(ジョディ・フォスター)のロングストリート夫妻。

2人はリベラルな知識人。一方、招かれたのはアラン(クリストフ・ヴァルツ)とナンシー(ケイト・ウィンスレット)のカウワン夫妻。2人は弁護士と投資ブローカーという裕福な家庭。

冷静に、平和的に、始まったはずの話し合いは次第にエスカレート。話せば話すほど、かみ合わずお互いの本性がむき出しになっていくのでした。やがてそれだけでは収まらず、どんどんテンションが上がり…

とうとう夫婦間の問題までもが露わになっていきます。“子供の喧嘩に親が出る”をそのまま映像(演技)にした本作は、相当イラつくのを覚悟で見に行きましょう。それにしても、出演者がすごい!

フォスターは「告発の行方」(88)「羊たちの沈黙」(91)でアカデミー賞主演女優賞受賞。ウィンスレットは「愛を読むひと」(08)で。ヴァルツは「イングロリアス・バスター」(09)で助演男優賞。…見ますか。
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