だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

嵐が来る!

2012-02-20 21:34:37 | 映画
シェルターというと、防空壕や核シェルターと思い浮かべます。ヒュー・ウィルソン監督、ブレンダン・フレイザー主演「タイムトラベラー/きのうから来た恋人」(99)では、勘違いから地下シェルターへ避難。

35年後、地上に出ることになったシェルターで生まれ育った息子は?ジョン・ヒルコート監督、ヴィゴ・モーテンセン主演「ザ・ロード」(09)では、息子と2人で南を目指す途中、シェルターで過ごします。

デヴィッド・フィンチャー監督、ジョディ・フォスター主演「パニック・ルーム」(02)も、家の中のシェルターですね。ジェフ・ニコルズ脚本・監督の「テイク・シェルター」(11)も、避難用シェルターがテーマです。

しかし他の作品と大きく違うのは、心理スリラーだということ。しかもカンヌ国際映画祭で上映され、批評家週間グランプリを受賞。話題騒然だったのです。インディペンデント・スピリット賞4部門ノミネート。

オハイオ州の小さな町の工事現場で働くカーティス・ラフォーシュ(マイケル・シャノン)。妻のサマンサ(ジェシカ・チャステイン)と耳の不自由な6歳の娘ハンナ(トーヴァ・スチュワート)と暮らしていました。

ある時を境に、カーティスはたびたび大災害の悪夢に悩まされるようになります。そのイメージは日ごとにリアルさを増し、嵐(トルネード)によって世界が破壊される終末の幻想にとり憑かれてしまいます。

近いうちに必ず地球規模の天災が発生する…と信じるカーティスは、家の近くに深く穴を掘り、避難用シェルター作りに没頭するのでした。しかし、家族や友人はまったく彼の行動が理解できません。

反対にカーティスの常軌を逸した言動に不信感を抱くのでした。果たして単なる妄想なのか、それとも本物の預言なのか…?恐怖の終末を予感させるリアルな映像に、目が釘付けになるはず。ドキドキ!

主役のマイケル・シャノンは「恋はデジャ・ブ」(93)でデビュー。多くの作品に出演後、ウィリアム・フリードキン監督「BUG/バグ」(07)で初主演。シドニー・ルメット監督「その土曜日、7時58分」(07)

サム・メンデス監督「レボリューショナリー・ロード」(08)で精神病の男を演じ、アカデミー賞助演男優賞にノミネート。マーク・フォースター監督「マシンガン・プリーチャー」(11)を見たばかり。楽しみ!
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