だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

テイタムの歴史劇

2012-02-17 21:12:10 | 映画
イギリス、スコットランド・グラスゴー出身のケヴィン・マクドナルド監督。1967年10月28日生まれで今年45歳。まだまだ若い監督のデビューは、1972年ミュンヘン・オリンピックでのテロ事件のドキュメンタリー。

「ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実」(99未)です。アンデス山脈シウラ・グランデ峰で起きた悲劇を描いた「運命を分けたザイル」(03)や「敵こそ、我が友 ~戦犯クラウス・バルビーの3つの人生~」(07)

いずれもドキュメンタリー映画です。また、フォレスト・ウィッテカーがアカデミー賞主演男優賞を受賞した「ラストキング・オブ・スコットランド」(06)では、ウガンダ大統領イディ・アミンの実像を描きました。

ワシントンD.C.で起きたある陰謀を描いた、ラッセル・クロウ主演の「消されたヘッドライン」(09)も。こうしてみるとマクドナルド監督って社会派!う~む。最近では少なくなった感があり、注目ですね。

そのマクドナルド監督の最近作は、実際にあった事件を元に描かれた歴史冒険児童小説の映画化。その小説とは、1954年出版のローズマリー・サトクリフ(1920~92)による『第九軍団のワシ』。

予告編を見ると、おおっ「300 <スリーハンドレッド>」(07)みたい!しかし、映画「第九軍団のワシ」(10)は、西暦120年の物語。「300」は紀元前480年が舞台なので、だいぶ違いました。

ローマ帝国はブリタニア(現在のイングランドとウェールズ)への侵略を進めながら、カレドニア(現在のスコットランド)の部族の抵抗に手を焼いていました。進攻するのは、ローマ軍最強といわれた第九軍団。

フラビウス・アクイラが指揮を執り、黄金の“ワシ”を掲げてカレドニアに向った5000名の兵士が、ある日北の荒野で忽然と姿を消してしまうという事件が…。20年後、アクイラの息子も軍人に成長します。

誇り高きローマ軍人のマーカス(チャニング・テイタム)は、ブリテン島(イングランド)の小さな砦に赴任。ある夜、先住民族に襲われ足に重傷を負い除隊することに。絶望するマーカス。

彼は、スコットランド人の奴隷エスカ(ジェイミー・ベル)と第九軍団の行方と謎を探る旅に出ます。果たして、マーカスを待ち受ける運命とは?共演は、ドナルド・サザーランドとマーク・ストロング。必見!
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