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草の根市民が主導する日本政治の刷新

2019年08月19日 09時13分44秒 | 政治

 

                                 

                     「植草一秀の『知られざる真実』」
                                      2019/08/18
               草の根市民が主導する日本政治の刷新
              第2409号
   ウェブで読む:https://foomii.com/00050/2019081823282557555 ──────────────────────────────────── 高校野球が熱戦を繰り広げているがまもなく決勝戦を迎える。
高校野球が幕を閉じると夏休みも終わりを告げる。
7月21日に参院選が実施されて安倍自公政治の翳りが一段と鮮明になった が、政局は秋の陣に向かう。
弱体化する安倍自公政権が求心力を維持するには憲法改定の発議に持ち込むこ とが必要だが、参院選の結果、改憲勢力は参院3分の2を確保できなかった。
国民民主党内の「隠れ自公派」の一本釣りが模索される局面だ。
このなかで、今後の政局に重大な影響を与える選挙が行われる。
8月25日に投票日を迎える埼玉県知事選だ。
自公は元プロ野球選手でスポーツライターの青島健太氏を擁立した。
安倍自公対峙勢力は元参議院議員の大野元裕氏を擁立した
この2名以外にも立候補者がいるが、選挙戦は事実上の保革一騎討ちの状況に なっている。
参院選1人区では自公が22勝10敗の戦績となったが、激戦区とされた選挙 区では軒並み自公が敗北した。
東北地方では自公が2勝4敗に終わった。
自公政治に反対の主権者が結集すれば選挙に勝てる。
このことが改めて確認された。
埼玉県知事選では行田邦子氏が出馬を取りやめたために、選挙戦が保革対立の 事実上の一騎討ちになった。

これまで知事を4期務めた上田清司氏は出馬を見送り、大野氏の支援に回っ た。
大野氏は参議院議員を失職したため10月27日に参院埼玉選挙区補欠選挙が 実施されることになっている。
上田元知事が10月参院補欠選に出馬する可能性も取り沙汰されている。
参院選補選は参院の改憲勢力数に影響を与えるため、非常に重要な選挙にな る。
また、埼玉県は立憲民主党の枝野幸男氏の地元であり、今後の野党再編への影 響も小さくない。
各陣営の思惑が交錯しているが、政治の問題に決着をつける主役は主権者であ ることを忘れてはならない。
政治家はともすれば「自分が主役」の振る舞いを演じるが大きな勘違いだ。
「主役は主権者」であることを忘れてはならない。
野党の結集が進展せず、極めて基盤の脆弱な安倍自公が暴政を継続している が、現状を打破するには主権者の覚醒と行動が必要不可欠だ。
選挙戦が事実上の保革一騎討ちになったのであるから、主権者は行動しやす い。
安倍自公政治の打破、刷新を求める主権者は投票所に足を運び、安倍自公対峙 勢力の統一候補になった大野元裕氏に清き一票を投じるべきだ。
自公支持者は雨が降ろうと槍が降ろうと投票所に足を運ぶ。
この岩盤勢力が全有権者の20%~25%を占めている。

主権者が参政権を放棄すると、この岩盤層が支持する候補者が当選してしま う。
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に記したように、25%の安倍自公支持勢力は一言で言えば、安倍政治の利権 に群がる人々だ。
政権与党は巨大な資金を動かす権力と化す。
その巨大資金をどのように運営するのかが政治の最大の機能であると言える。
安倍自公政治は巨大な財政資金を「利権化」しているところに最大の特徴を有 する。
社会保障支出を可能な限り切り刻み、利権支出のウェイトを高める。
これが安倍自公政治の財政運営である。
この利権政治を打破するには、安倍政治に終止符を打つことが必要なのだ。
決戦の場は次の衆院総選挙になるが、その決戦の場に向けての重要なスタート になるのが埼玉県知事選である。
埼玉県の主権者は8月25日が県知事選投票日であることを認識して、必ず参 政権を行使しなければならない。
政治を利権につながる25%の人々の私物にしてはならない。
10月27日の参院補選も重要になる。
埼玉県知事選を日本世直しの主発点に位置付けなければならない。

これからの政治刷新運動において重要になるのは
「主権者主導」
である。
これまでの倒閣運動においては、既存の政党への依存が大きかった。
しかし、その既存政党が全体的に機能不全を起こしている。
かつては社会党が野党勢力の中核に位置していたが、勢いを完全に失ってし まった。
契機は自民党との連立政権参画にあったと感じられる。
基本的な理念、基本政策を共有できない勢力に加わったために、政策路線が不 明確になってしまった。
それでも、1995年に村山首相談話を発表して、日本の戦争責任、近隣諸国 に対する責任を明確にして、謝罪をしたことには大きな意味があった。
しかし、政党としての勢いは、この連立政権参画以来、著しく衰えてしまっ た。

現在の野党勢力の問題は、野党のなかに「隠れ与党勢力」が潜んでいること だ。
鳩山内閣を破壊した主因はこの「隠れ自公勢力」にあった。
日本を実効支配しているのは米国の支配権力であり、米国の支配権力は純粋な 革新勢力の結集を何よりも警戒している。
純粋な革新勢力の結集を阻止するために、彼らが用いているのが、野党勢力に 「隠れ自公勢力」を潜伏させることだ。
この「隠れ自公勢力」を温存することによって、本当の政治刷新を妨害する。
鳩山内閣破壊が典型的な事例である。

その伝統を引いているのが旧民主党である。
そもそも民社党は実質的にCIAが創設した政治勢力である。
野党の面を被った「隠れ与党勢力」なのだ。
この伝統が今日まで引き継がれている。
その裏側を担うのが「御用組合連合」だ。
「労働組合」の面を被った「隠れ資本勢力」なのだ。
旧民主党、旧民進党が主権者の支持を完全に失ったのは、この勢力のなかに 「隠れ与党勢力」、「隠れ資本勢力」が潜んでいたからだ。
彼らは本当の改革を妨害する。
米国、大資本、官僚機構による日本政治支配を刷新することが本当の改革だ が、この改革を全面的に妨害してきたのがこの勢力なのだ。
この意味で、2017年の旧民進党の分離・分割は画期的な意味を有した。
ようやく、「水と油の同居状態」が解消される第一歩が印された。
その野党純化の動きを逆戻しする動きが現在示されている。
これでは元の木阿弥になるだけだ。

重要なことは主権者が主導することだ。
既存の政治勢力だけに依存していたのでは、100年経っても政治刷新を実現 できない。
草の根市民が立ち上がり、イニシアティブを発揮するべきだ。
その際に核になるのは
「政策基軸」
である。
野党連携がまとまらない最大の原因は、「政策をあいまいにしていること」に ある。
辺野古基地、原発再稼働、消費税、大資本利益優先政策、民営化、最低賃金な どの重要問題について、主権者が求める政策を明確にする。
その上で、主権者が主導して候補者を絞り込むことが重要だ。
主権者が行動することで政治は変わる。
主権者の底力を示さねばならない。

まずは、目前に迫った埼玉県知事選に、主権者が足を運ぶことから始める必要 がある。
埼玉県の主権者に積極的に声をかけよう。
一人一人の行動が積み重なることで大輪の花が咲くことになる。


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