曲学阿世:真実を追求し、虚実の世間に迎合するようなことはしたくない。

真実を曲解し不正な情報によって世間の人々にこびへつらい、世間にとり入れられるような、ことはしたくない。

イタリア五つ星運動勝利は草の根民主主義の勝利

2018年03月16日 11時26分15秒 | 政治経済、社会・哲学、ビジネス、

                                

                          「 植草一秀の れざる真実』」

                                     2018/03/15

        イタリア五つ星運動勝利は草の根民主主義の勝利

              第1992号

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安倍麻生のでんでんみぞうゆう政権が日本を破壊しつくそうとしている。

安倍政権の問題の本質は政治の私物化である。

もりかけ疑惑はその象徴だ。

安倍首相夫妻が背景に存在するからと、時価10億円の国有地が実質200万
円で払い下げられた。

不正激安払い下げが実行された最大の契機は安倍昭恵氏が公務員の秘書に財務
省との折衝をさせたことにあると考えられる。

一部に「金額が小さい話だ」などとする意見があるが、とんでもない。

普通の市民にとって10億円などという金額は、見たことのない大金だ。

権力を私物化、濫用して10億円の国有地をタダ同然で払い下げるようなこと
が許されてよいわけがない。

獣医学部新設も、安倍政権が一部の近親者だけを集めて諮問会議なるものを作
り、その密室で情実による歪んだ意思決定が行われたと見られることが露見し
た。

前川喜平前文部科学事務次官は、行政の公平性、透明性が歪められていると指
摘したが正鵠を射ている。

安倍首相官邸は3月5日の段階で、国土交通省から財務省による文書書き換え
の事実を指摘する報告を受けていた。

そして、その後の国会審議では改ざん前の元の決裁公文書が存在するのかどう
かについての追及が展開された。

しかし、安倍政権は改ざん前の元の文書の存在を明らかにしなかった。

明らかな隠蔽工作と言わざるを得ない。



このことについて菅義偉官房長官は15日の記者会見で、「首相官邸の対応は
問題なかった」との認識を示した。

菅義偉官房長官は大きな勘違いをしている。

首相官邸の対応に問題があったのかどうかを判断するのは、主権者である国民
であって、問題行動を示した首相官邸自体ではないのである。

問題行動を示した当事者が、「問題はなかった」と発言しても何の意味もな
い。

第2次安倍政権が発足して5年もの時間が経過したが、この間の安倍政権の政
治私物化は目に余る。

重要な国家機関を私物化する行動を示し続けてきた。

日本銀行、NHK、裁判所の人事権を制度上は内閣が握っている。

しかし、それぞれの国家機関は固有の重要な使命・役割を担っている。

その人事に際して、それぞれの職責を担うにふさわしい、良識と見識を備えた
人物を起用するべきことは当然である。

重要なことは、内閣総理大臣が良識と見識を備えていることなのだが、この点
において安倍首相には根本的な問題がある。

安倍首相が人事権を濫用することによって、日本銀行、NHK、裁判所が完全
に歪んだ存在に堕してしまった。

内閣総理大臣は行政府の長であるから、中央省庁の幹部人事に関与すること自
体は不当ではない。

しかし、人事権の行使に際しては、公の人事を扱うとの認識をもって、良識と
見識を備えた対応を示すことが重要なのだ。

ところが、安倍政権は公の精神ではなく、小さな私の視点だけに立って人事権
を濫用してきた。

このことによって、中央省庁の行政事務が根本的に歪んでしまっているのであ
る。



こうした現実を踏まえて、主権者国民の間に

「もういい加減にしろ!安倍政権」

の感情が噴出している。

そこで、オールジャパン平和と共生では、3月30日金曜日の午後4時から7
時の日程で「オールジャパン学習会」を開催する。

以下に学習会開催概要を示すので、安倍政権の退場を求める主権者の集結を強
く求めたい。

市民が変える本の政治 オールジャパン学習会
「もういい加減にしろ!安倍政権
-壊憲・国民投票制度・もりかけ・働かせ方改悪-」

2018年3月30日(金)
衆議院第一議員会館多目的ホール

午後3時30分開場 午後4時開会 参加費無料

住所:東京都千代田区永田町2-2-1
最寄り駅?国会議事堂前駅(東京メトロ丸ノ内線、千代田線)
?永田町駅(東京メトロ有楽町線、半蔵門線、南北線)

プログラム(予定)
開会挨拶 オールジャパン平和と共生最高顧問
 前日本医師会会長 原中勝征

第1部 「モリカケに幕引き」でなく
    「モリカケで安倍政権に幕引き」だ

森友国有地不正払下げ事件
 森友学園問題を考える会・豊中市会議員 木村 真
加計学園補助金詐取疑惑
 今治加計獣医学部問題を考える会共同代表 黒川 敦彦
財務省『森友文書』改ざん問題 野党合同ヒアリング
 国会議員

第2部 壊憲発議と国民投票制度の欠陥

憲法改正問題の論点整理 
 伊藤塾塾長・弁護士 伊藤 真
巨大広告代理店と憲法改正国民投票
 作家 本間 龍
パネルディスカッション・質疑応答
 コーディネーター 弁護士 佐久間 敬子

総括および今後の運動方針
 オールジャパン平和と共生運営委員 山田 正彦・植草 一秀

主催:オールジャパン平和と共生
https://www.alljapan25.com/



イタリア総選挙で五つ星運動が第一党に躍進した。

政党連合では中道右派勢力が獲得した議席数は五つ星運動を上回るが、単一政
党としては「五つ星運動」が第一位の勢力に浮上したのである。

イタリアでは、これから連立政権樹立の協議が始まるが、五つ星運動を主軸に
政権樹立協議が行われる可能性が高い。

五つ星運動は「草の根民主主義政治運動」である。

これを「ポピュリズム」や「大衆迎合主義」の言葉で表現しているのはマスメ
ディアである。

五つ星運動のような草の根民主主義勢力が強大な力を持つことに対する警戒感
が滲み出ている。

台頭する新政治勢力に対するネガティブな印象を受け付けるための人為的な操
作である。

五つ星運動を「大衆迎合主義勢力」と表現するのか、そうではなく「草の根民
主主義勢力」と表現するのかによって、受け手のイメージが大きく変わる。

五つ星運動は「大衆迎合主義勢力」ではなく「草の根民主主義勢力」である。



日本国憲法前文は次のように記述している。

「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、主権が
国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳
粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代
表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原
理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。」

政治=国政は、国民の厳粛な信託によるもので、その権威は国民に由来するも
のである。

したがって、もとより政党は、国民の意向に沿って創設されるもので、その上
で権力の行使が代表者に委ねられているのである。

したがって、本来の政党の姿は「草の根民主主義政党」であるべきだ。

「五つ星運動」のような政治勢力は「民主主義勢力」あるいは「民主主義政
党」と表現されるべき政治勢力であって、この勢力を「大衆迎合主義」と表現
するのは適正でない。

内実に即して「民主主義勢力」あるいは「草の根民主主義勢力」と表現するべ
きである。



イタリアの事例をも踏まえながら、日本でも草の根民主主義勢力が政権を樹立
することを目指す必要がある。

政治の主人公、主役は、本来は主権者である市民だ。

市民の意思に基づいて政権が樹立され、市民の求める政治を実現するのが、本
当の民主主義体制である。

ところが、日本のマスメディアはイタリア総選挙での五つ星運動の大躍進、政
権樹立の可能性をほとんど報道しない。

日本でこの種の政治勢力が台頭することを恐れているからだと考えられる。

だからこそ、より一層、こうした草の根民主主義勢力の台頭が渇望されるので
ある。

市民の市民による市民のための政治を確立することを目指すべきである。



オールジャパン平和と共生は、草の根民主主義の力で日本政治を刷新すること
を目指す。

「市民が変える日本の政治」

を合言葉にして、オールジャパンでの市民の力の結集を呼び掛けている。

市民が求める政治の実現を目指す。

市民が求める政策の実現を目指すことを基軸に、

党派の壁を乗り超えて、

主権者である市民が主導して

市民の大同団結、連帯によって国政選挙に勝利することを目指すのだ。



次の国政選挙に向けて、もっとも重要な年が2018年である。

2018年に安倍政権を打倒するための主権者勢力=市民勢力の結集を目指
す。

そのために、オールジャパン平和と共生では、3月、4月、6月に学習会と総
決起集会の開催を計画している。

その第一弾が3月30日の学習会である。

「もういい加減にしろ!安倍政権」

は、主権者多数の共通認識である。

森友事案では、安倍首相夫妻が関与して、国有地の不正払い下げが実行された
全容がほぼ明らかになった。

野党は毅然とした態度で国会運営についての協議に臨むべきである。

佐川宣寿氏の証人喚問が必要であることは言うまでもないことだが、その前に
安倍昭恵氏の国会招致が必要不可欠だ。

証人喚問に抵抗する者が多いなら、参考人招致でもやむを得ないかも知れない
が、安倍昭恵氏が公の場で説明する機会を設けることは絶対に譲れない一線で
ある。



オールジャパン平和と共生では

2018年4月19日(木)1600-1900 
国会議員会館ホール(会場未確定) 
「オールジャパン学習会
 ‐弱肉強食アベノミクスに終止符!
  格差是正・共生の経済政策へ!‐」

2018年6月6日(水)1630-1930
憲政記念館講堂
「市民が変える日本の政治
 ‐愛・夢・希望の市民政権樹立!
 オールジャパン総決起集会‐」

の開催を予定している。

市民が連帯して愛・夢・希望の市民政権を樹立しよう。

市民の結集を広く呼び掛けたい。

 


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