セピア色の映画手帳 改め キネマ歌日乗

映画の短い感想に歌を添えて  令和3年より

映画日記 3

2016-11-30 22:48:42 | 映画日記/映画雑記
 「キャロル」(「Carol」、2015年、米)
   監督 トッド・ヘインズ
   出演 ケイト・ブランシェット
       ルーニー・マーラ

 「ブルックリン」の感想を見ると、この作品の名前が度々出て来る。
 どういう共通点が有るのか、比較の対象として観ました。
 女性映画、同じ1950年代、NYのデパートの売り子、一人の女性の成長
物語という共通点は有りましたが、比較対象としては余りピンと来なかった。
 上記以外、事前情報を入れなかったので、これが同性愛を描いてる作品と
解って吃驚。(笑)
 かなりデリケートな女心で、男が口を挟む話じゃないという印象。
 キャロル役のケイト・ブランシェットも良いけど、実質的主役であるテレーズ
を演じたルーニー・マーラーがチャーミングで、恋人が居ながらも大都会の
孤独に不安を感じてる一人の女性を上手く演じてました。
 (終盤、若き日のミア・ファローの面影を感じた時あり)
 確かに悪い作品じゃない、でも、僕にはルーニー・マーラーを観る映画でし
た。

 予告編
 https://www.youtube.com/watch?v=JeUaYiCbWm4
 2016.11.27
 DVD

 「イット・フォローズ」(「It Follows」、2014年、米)
   監督・脚本 デヴィッド・ロバート・ミッチェル
   出演 マイカ・モンロー
       キーア・ギルクリスト

 怖がりの僕としては珍しくホラー系を選んでみました。
 別に怖くも何ともなかった。(笑)
 話は「リング」のバリエーションで「呪いのビデオ」が「SEX」に変わったよう
なもの(SEXをした相手に呪いが移る)、動きも貞子に似てるような。
 ヒロインは進退極まって海辺で見かけたヨットの男達に移したり、合意の上
で初恋相手に移し、更に男が街娼に移したりするけど「それ」は執拗にヒロイ
ン達から離れない。
 ヨットの男も街娼も、その後どうなったか判らないので「移る」のは聞かされ
た話と違って一定の恋情がないと移らないのかも。
 製作、スタッフ、キャストには悪いけど、「リング」の劣化品みたいで、どうで
もいい作品でした。(汗)
 しかし初恋相手や何か訳有りの元カレ?、二人とも経緯を知りながらアレし
ちゃうなんて凄い博愛精神だ(笑)、僕だったら女房殿でも尻尾巻いて逃げ出
します。(汗)
※裸期待で観ると失望します、有りません。(キッパリ!)

 予告編
 https://www.youtube.com/watch?v=r4wfajFlPJI

 2016年11.27
 DVD
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