昔っから女性には人気のない西部劇(笑)、僕が10代の頃はTVでしょっちゅうオンエア有ったし名画座にもよく掛かってました。
それ程、観てはいないと自覚してるけど西部劇で大好きな作品を書いておこうと思います。
「ロイ・ビーン」(「The Life and Times of Judge Roy Bean」、1972年、米)
監督 ジョン・ヒューストン
出演 ポール・ニューマン
ヴィクトリア・プリンシパル
40年以上前に観て凄く気に入り、その年のベスト1にもしたけど、その後、全く観れずにいて「そんなに良かったんだろうか」と疑念が沸いていました。
2年前に漸く再見、昔の記憶に間違いはなかったと確認出来た作品。
悲劇も涙もあって死人盛り沢山なのに西部の気候のようにカラッとしてるのがいい。
散文的だけど、西部劇と西部劇に対するレクイエム、男の為のお伽話を極上にブレンドした傑作。(個人の感想です)
エピローグの10分で完璧なお伽話となり、作品の質と記憶を格段に上げた作品でもあります。
僕の一番好きな西部劇でP・ニューマン出演作品。
(注意:ブラックコメディ寄りで生真面目な映画ではないです)
「駅馬車」(「Stagecoach」1939年・米)
監督 ジョン・フォード
出演 ジョン・ウェイン
クレア・トレヴァー
一番好きなのは「ロイ・ビーン」、しかし、一番の傑作はこの作品だと思っています。
100分に満たない時間で駅馬車の乗客7人のキャラクターを見事に描き分け、絡み合わせてドラマを作り、更にインディアン襲撃のスペクタクルと決闘シーンの二つのアクションを入れ粋な台詞で終わらせる、殆ど神業と言っていいでしよう。
同じような「七人の侍」は200分ですからね。(その分、深いし濃厚だけど)
「リオ・ブラボー」(「Rio Bravo」、1959年、米)
監督 ハワード。ホークス
出演 ジョン・ウェイン
ディーン・マーティン
ガン・ファイトで人が死に男臭くて不潔で男尊女卑、まぁ、女性に嫌われる要素ばかりの西部劇ですが、そんなフォーマットの中で語られた古典落語のような作品。
スピード感満載、リアルで派手なアクション・シーンが望みの人には向かないけど、男の世界にガン・アクション、緩い笑いと無骨な男の不器用なロマンスが按配よくブレンドされてます。
特徴のない幕の内弁当とならずに、上手に個性をアンサンブルさせた横川の釜飯という感じがして好きです。
次点
「明日に向かって撃て!」(「Butch Cassidy and the Sundance Kid」、1969年、米)
監督 ジョージ・ロイ・ヒル
出演 ポール・ニューマン
ロバート・レッドフォード
昔は大好きだったんですけどねぇ。(笑)
今は、それほどでも。
昔は、「明日に向かって撃て!」>>>「俺たちに明日はない」、現在、「俺たちに明日はない」>>「明日に向かって撃て!」
「アラモ」(「The Alamo」、1960年、米」
監督 ジョン・ウェイン
出演 ジョン・ウェイン
リチャード・ウィドマーク
今見れば大味なアメリカ万歳!映画。でも、この作品のテーマ曲とジム・ボゥイ役のリチャード・ウィドマークが大好きなんだなァ、これ観てR・ウィドマークに一生(ファンとして)付いて行きますってなった。(笑)
絶対死なないJ・ウェインが死ぬ貴重(多分、2本)な作品。
感覚として日本の赤穂浪士に似てるかな。(仇討ちではない)
※「荒野の七人」、これ単体として観れば3番目、4番目に入れたいくらい面白いのだけど、どうしても元ネタの「七人の侍」と較べてしまう、で、較べてしまうと話に無理があるし平板に感じてしまうんです。(不可侵な身分差(本当は戦国時代までは緩い)、村に戻る動機の弱さ、戦術性の無さ、距離の保てる撃ち合いと至近距離しか戦えない刀槍〜距離戦と肉弾戦の違い。あと、菊千代と与平が居ない(笑))
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憧れが 乾いた砂漠に バーボンと
馬に銃とは 真(まっこと)アホなり
それ程、観てはいないと自覚してるけど西部劇で大好きな作品を書いておこうと思います。
「ロイ・ビーン」(「The Life and Times of Judge Roy Bean」、1972年、米)
監督 ジョン・ヒューストン
出演 ポール・ニューマン
ヴィクトリア・プリンシパル
40年以上前に観て凄く気に入り、その年のベスト1にもしたけど、その後、全く観れずにいて「そんなに良かったんだろうか」と疑念が沸いていました。
2年前に漸く再見、昔の記憶に間違いはなかったと確認出来た作品。
悲劇も涙もあって死人盛り沢山なのに西部の気候のようにカラッとしてるのがいい。
散文的だけど、西部劇と西部劇に対するレクイエム、男の為のお伽話を極上にブレンドした傑作。(個人の感想です)
エピローグの10分で完璧なお伽話となり、作品の質と記憶を格段に上げた作品でもあります。
僕の一番好きな西部劇でP・ニューマン出演作品。
(注意:ブラックコメディ寄りで生真面目な映画ではないです)
「駅馬車」(「Stagecoach」1939年・米)
監督 ジョン・フォード
出演 ジョン・ウェイン
クレア・トレヴァー
一番好きなのは「ロイ・ビーン」、しかし、一番の傑作はこの作品だと思っています。
100分に満たない時間で駅馬車の乗客7人のキャラクターを見事に描き分け、絡み合わせてドラマを作り、更にインディアン襲撃のスペクタクルと決闘シーンの二つのアクションを入れ粋な台詞で終わらせる、殆ど神業と言っていいでしよう。
同じような「七人の侍」は200分ですからね。(その分、深いし濃厚だけど)
「リオ・ブラボー」(「Rio Bravo」、1959年、米)
監督 ハワード。ホークス
出演 ジョン・ウェイン
ディーン・マーティン
ガン・ファイトで人が死に男臭くて不潔で男尊女卑、まぁ、女性に嫌われる要素ばかりの西部劇ですが、そんなフォーマットの中で語られた古典落語のような作品。
スピード感満載、リアルで派手なアクション・シーンが望みの人には向かないけど、男の世界にガン・アクション、緩い笑いと無骨な男の不器用なロマンスが按配よくブレンドされてます。
特徴のない幕の内弁当とならずに、上手に個性をアンサンブルさせた横川の釜飯という感じがして好きです。
次点
「明日に向かって撃て!」(「Butch Cassidy and the Sundance Kid」、1969年、米)
監督 ジョージ・ロイ・ヒル
出演 ポール・ニューマン
ロバート・レッドフォード
昔は大好きだったんですけどねぇ。(笑)
今は、それほどでも。
昔は、「明日に向かって撃て!」>>>「俺たちに明日はない」、現在、「俺たちに明日はない」>>「明日に向かって撃て!」
「アラモ」(「The Alamo」、1960年、米」
監督 ジョン・ウェイン
出演 ジョン・ウェイン
リチャード・ウィドマーク
今見れば大味なアメリカ万歳!映画。でも、この作品のテーマ曲とジム・ボゥイ役のリチャード・ウィドマークが大好きなんだなァ、これ観てR・ウィドマークに一生(ファンとして)付いて行きますってなった。(笑)
絶対死なないJ・ウェインが死ぬ貴重(多分、2本)な作品。
感覚として日本の赤穂浪士に似てるかな。(仇討ちではない)
※「荒野の七人」、これ単体として観れば3番目、4番目に入れたいくらい面白いのだけど、どうしても元ネタの「七人の侍」と較べてしまう、で、較べてしまうと話に無理があるし平板に感じてしまうんです。(不可侵な身分差(本当は戦国時代までは緩い)、村に戻る動機の弱さ、戦術性の無さ、距離の保てる撃ち合いと至近距離しか戦えない刀槍〜距離戦と肉弾戦の違い。あと、菊千代と与平が居ない(笑))
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憧れが 乾いた砂漠に バーボンと
馬に銃とは 真(まっこと)アホなり
なので私が結構好きな西部劇は「マッケンナの黄金」「シェーン」「荒野の七人」「荒野の1ドル銀貨」「南から来た用心棒」「勇気ある追跡」…とかでしょうか。(^^;
ジョンウェインの演じる人物が亡くなるといば、知っているものとしては「ラスト・シューティスト」と「勇気ある追跡(これは本編の後でたしか亡くなっていたかと)」くらいかな。
コメントありがとうございます!
私も西部劇は大好きなんですけど
>時代劇もそうですが、西部劇を観る方もすっかり減ってきて、ちょっと、淋しく思っていました。
「駅馬車」
>僕も漸く観たのが3年くらい前。
観るチャンスは何度もあったのですが、何となく名作感が強く食わず嫌いしてました。(娯楽作と解ってても、何か天邪鬼になってて(汗)。
何とか重い腰を上げて観てみたら、評判通りというか評判以上の感銘を受けました。
「マッケンナの黄金」>これ、未見なんです。(汗)
G・ペッグの作品でしたよね、いつか観てみます。
「荒野の1ドル銀貨」「南から来た用心棒」
>マカロニは10代の頃、結構、見たのですが、20年後には区別が付かなくなってました、それからまたン十年・・・。(大汗)
すいません。(「荒野の用心棒」は大分、憶えてます)
「勇気ある追跡」
>これと「荒野の決闘」は入れようか迷いました、リメイク版「トゥルー・グリット」も好きだけど、僕はこっちの方が好きですね。(J・ウェインが頭上でライフル装填するのカッコイイし)
(小声)
「勇気ある追跡」ではコグバーンは死にません。(汗)
マティの家の庭(エピローグ)
マティ「貴方のお墓、私の隣に空けてあるのよ、それでも行くの?」
コグバーン「気持ちだけ、有難く受け取っとくよ、その内、入るかもしれんが・・・じゃあな!」
馬に跨るコグバーン、手綱を取って馬を棹立ちさせてから一蹴り、柵を飛び越え去っていく。THE END だったと記憶してます。(かなり、怪しいモンですが)
死ぬのは「トゥール・グリット」、ジェフ・ブリッジスのコグバーンで、手紙で駆け付けたマティにサーカス?の団長が「昨日、死んだよ」と告げたように記憶してます。
(これは、まだ半年前に観たばかり)
J・ウェインが死ぬ作品は仰るとおり、遺作になった「ラスト・シューティスト」と、この「アラモ」。
「11人のカウボーイ」もそう言えば、と思って、今、調べたら「やっぱり」でした。
なので、3作しかないと思います。
おおっと、そうでしたか。
慌てて観直してみましたが、おっしゃる通り死んでいませんでした。
どうやら「トゥール・グリット」での出来事を刷り込まれていたようです。(^^;
失礼しました。
ENDシーンもおっしゃる通りです。全然怪しくないですよ。
「11人のカウボーイ」でも亡くなっていたのですね。
かなり昔観たのでほとんど覚えてないです。(^^;
マカロニウエスタンというか他の西部劇もそうですけど、名前だけではほとんど判断が付かないところがありますね。(^^;
「トゥール・グリット」→「トゥルー・グリット」でした。
この間違え、これで何度目だという感じで・・・。(大汗)
「明日に向って撃て!」と「俺たちに明日はない」は今でも地上波で時々オンエアしてますよね。吹替版の方が親しみがあるのか、「明日に向って撃て!」を字幕版で再見したら楽しめませんでした。
他に書かれている作品も「ロイ・ビーン」以外は見てるはずなんですが、どうも他の西部劇とごっちゃになって思い出せません。白くじらさんも書かれてるけど、西部劇はタイトルだけでは見分けがつかないことが多いです(汗)
>絶対死なないJ・ウェインが死ぬ貴重(多分、2本)な作品。
母数はどれくらいなんでしょうか?
相当、生存率高そうですね(笑)
コメントありがとうございます!
「駅馬車」
>戦前の映画なのに、これを超える作品が滅多に出ない、という傑作だと僕も思います。
昔からの西部劇ファンにアンケート取ると、「駅馬車」か、同じJ・フォードの「荒野の決闘」で票を分け合うみたいです。
字幕版で再見したら楽しめませんでした
>僕は両作とも吹き替えで見たのは、もう40年以上前で憶えてないのですよ。(汗)
どうも他の西部劇とごっちゃになって
>背景(砂漠に囲まれた町)も服装も殆ど同じだから、特徴とか印象に残る話じゃないと識別不能になりやすいと思いますよ、僕も、そうだし。
母数はどれくらいなんでしょうか?
>154本らしいです。(wik調べ)
「駅馬車」で売れる前、その他大勢の頃を入れたら、違う数字になるかもしれません。
「アラモ」も撃たれて、持ってた松明をダイナマイトに投げつけ、次は武器庫が爆発するシーンだから直接描写というほどではないです。
その意味で言うと、「11人のカウボーイ」と「ラスト・シューティスト」の晩年の2本になるのかもしれません。