今何処(今の話の何処が面白いのかというと…)

マンガ、アニメ、特撮の感想ブログです。

今週の一番『べるぜバブ』の姫川が良い

2012年12月16日 | マンガ
8月第2週:ニセコイ(第37話 アイサツ)
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10561.html#752
【漫研】
http://www.tsphinx.net/manken/



この週、『べるぜバブ』(作・田村隆平)の姫川に美少女の婚約者がいたという展開になっていますね。『べるぜバブ』は、人間世界を滅ぼすべく遣わされた魔王の赤ん坊“ベル坊ちゃま”を育てる事になった男鹿辰巳が繰り広げる、ヤンキー+魔界のゴロマキストーリー。

元々、この久我山という子、出てきた時は男の様に見せていた……というか、一目見て「絶対女だ!」と思えるようなビジュアルだったのですが……この即ツッコミ待ちのような仕掛けはなにかの流行りなのか……。
という話は置いておいて、以前から『べるぜバブ』において姫川は重要なキャラとして、その地位を確保しています。腕力・戦闘力的にはそんなに高くもない…良くて天津飯くらい?いや、この世界って上限が魔界に通じていて、ものすごく高いので、チャオズでもいいくらいの強さなのですが、その有り余る財力と、独特の悪どさで、この『物語』のアンカーのような存在になっています。
元々、戦闘力自体は魔界にいる連中の方が圧倒的な設定で、ただのヤンキーたちに対抗する手段は極めてすくない状況なのですが、かといって、その戦闘力インフレのままに魔界空間に引きずり込まれてしまうと『べるぜバブ』らしさのようなものが大幅に失われてしまう。
それを人間界にいるキャラクターたちの、それぞれの『面白さ』で引き止めている感じが、『べるぜバブ』の基本構造なのですが、中でも姫川の果たしている役割はすごいと。リーゼントが解けると顎がとがって美形になるし(笑)それで今回、婚約者だし。キャラ立ち以外に財力で物理的に、魔界に対抗してますしね。

最近、読んでいると“東邦神姫”の神崎を持ち上げるというかパー子(花澤由加)と組んで、上手く回そうとしているように観えますが良いと思います。
戦闘力で主人公の男鹿に対抗しうる東条と、ヒロインの邦枝、財力イケメンの姫川で、あと神埼がいい位置につけると、“東邦神姫”全部回り出します。(…実は、邦枝がちっと弱い気がしないでもないけど…)もう、回っていると言うべきなのかな?まだ、行けるんじゃないっすかね。