がちょうのうたがきこえてくるよ

最初に言っておく。私は、今、仮面ライダー沼にハマっている!!

オールバックで港まつり

2010-08-18 | Cinema
石井輝男監督作品「女王蜂の怒り」、観てきました。
天知、オールバック。
老け役で白髪まじりの頭な訳ですが、お肌はぴちぴちだし、違和感....。そして、組長というわりには、やせやせで貫禄なし。どうしようね?って感じでした。でも、それがいい。そのどうしょうもない情けなさがいい。策略がばれてお偉いさんに怒られちゃったり、賭博のズルがばれて脅されてみたり、敵対してる組からの刺客にあっさり刺されちゃったり、最後、警察に捕まるときもステッキ振り回して必死に抵抗。捕まっちゃったときの観念したうなじがセクシー。やっぱり、大映映画の天知のほうが好きですが、これはこれで楽しかったりします。もう、天知の指のひょろりと長い手を見てるだけで幸せだし。
しかし、三原葉子はいつもどおりのゴム毬っぷり。なんか好きなんですが、見てて気づいたのは自分の母親に似てるんだってこと。いつもキレイにしてて可愛くて女らしく、まぁ、三原葉子みたいな感じでしたね。若い頃の写真を見ると、若干宝生舞っぽかったりもしますが、とにかく美人さんでありました。惜しむらくは、美人薄命の名の通り、還暦を迎えずして亡くなったことですかね...。やっぱ、もう少し長生きしてほしかったですね。
残念ながら、娘の私は母親に似ていません。八割方父親似です。ああ...。
さておき。
「女王蜂の怒り」ね。
私はあんまり好きじゃないのかもな、石井輝男。
天知が出てなかったら、積極的に観ようとは思わないかも。
ああ、犬シリーズの企画上映やらないかなぁ~。
犬シリーズは現代版で映画化したらいいんですよ。そしたら、企画上映やりますよね!
坂本スミ子を森三中の村上、成田三樹夫を伊勢谷友介でお願いします。
CMのしょっぱなは鴨居に手をかけ「鴨井、大助です。」から始めてください。

やっぱり準太はステキだった。

2010-07-20 | Cinema
まったくね....。
最近、イラストが途中で消えるという惨事が2回も起きまして... ええ、その一つが犬シリーズのしょぼくれと鴨井だったんですが。あと一つはリッキーがメインのブラジル代表。もう、一時、やる気を全面的になくしました。オマケに連勤でドッと疲れが。
そして、ようようバイクレースの方に目を向けたら、追い討ちをかけるように、クリス(・ヴァーミューレン)今シーズン終了のおしらせ...滝涙。ただでさえ膝のケガが治ってないのに、ブルノで転けてケガを悪化させたようで...ショックです。来年を万全な体調で、ということらしいですが、やはり、スポーツ選手にとって大きなケガというのは致命傷で、そこから戻ってくる困難というのは想像を絶するものだと思います。クリスはそれをやってくれるのでしょうか。今はそれを強く信じられないほど落ち込んでいます。モトGPのスズキもどうしょうもない感じだし、もうバイクレースを観るのやめようかとか思ったくらいショックでしたが、ストーナーとヴァレのバトルとか見るとね、やっぱり、面白いなとか思ったり。(最近、なぜかストーナーを応援している。)
なんだか、落ち着かないです。
でも、犬シリーズは自分の頭にあるイメージがメインなので早く描かないと忘れる~!!と思い、頑張って描きました。でも、多分最初に描いたヤツの方がよかったと思います。特に、鴨井。私は普通のイケメン男子を描くのがとても苦手で、田宮二郎なんてーのは、本当に描きづらいんです。いい男だね、田宮二郎。

やっぱり、犬シリーズはいいねぇ。
バカで強くて女好きの主人公が拳銃を手にしてる、それだけで最高。
場末のどうしょうもない世界で、どうしょうもない人生を送っている、そんな雰囲気も最高。
女が純真でもロマンチックでもないのも最高。
DVDボックスセットで出たら、間違いなく買うと思います。
でも、映画館で観るのはまた別の話なので、やるなら観るよ!
あんまり映画とかドラマは見る方ではないので、こんなに好きになるのは珍しいんですよ。続き物でここまでハマるのは、多分、押井守の攻殻シリーズ以来。
天知が好きというのとは別で、このシリーズが好きです。

今回は4作が神保町シアターでレイトショー上映されています。
気になる方は、ぜひ!
私は、まだ喧嘩犬と鉄砲犬しか観てません。残りはこれから観ます。楽しみ♪
つか、成田三樹夫の没後20周年記念企画はまだなのか?!
ミキオもいいんだよね~...あのヌメッとした感じがエロカッコいいというか爬虫類っぽいとうか。殴られるのがあんなに似合うのは反則です。

色々ね。
色々あるね。
昔に大好きだった天知好きの同人作家さんが「カッコいい男を描くのがライフワーク」と言っていました。
最近、よく思い出すんですよ。
自分もね、結局はそこなんじゃないかなと。
ま、私はカッコいい女や動物、バイクやクルマを描くのも好きです。
でも、カッコいいものを最高にカッコよく描きたい。
それだけの欲望。
私にあるのは、本当はそれだけなのかもしれません。
精進、精進。

天知祭(イラスト完成版)

2009-12-17 | Cinema
再び、天知を観に神保町へ行って参りましたよ!
今回は通しで4本。
ごろつき犬、893愚連隊、黄線地帯、座頭市物語。
当初、一日に4本も観て大丈夫なんだろうか??という不安があったんですが、あっという間の一日でした。
天知茂を観てることがこんなに楽しいとは...もう、天知の一挙手一投足がいちいちツボにハマって身悶えしてました。「硬質」「ニヒル」「シニカル」...いやいや、天知のそれはそんなカッコつけたモンじゃあないですよ。あれは、人間と言う生き物の健気さなんじゃないかと思います。生きづらさを抱えた人間が懸命に死ぬ瞬間まで人間らしく生きようとする時に発する後ろ向きな頑張りなんだと思います。なんかね、情けないんですよ、どの役を演っても。で、笑ってしまう。
こんな役者、きっと、後にも先にもいないだろうな、そう思わずにはいられません。

やっぱり、犬シリーズのショボクレ刑事が最高にカッコよかったわけですが、座頭市の平手造酒も格別です。
ちょっとね、神保町でうかれて財布をなくしてしまうという事態が発生し、座頭市は途中から観ることになってしまったんですが、映画館に入ったら、ちょうど平手さんと座頭市の初顔合わせシーンで、自分的には「間に合った!」な感じでした。
最後ね、待ちこがれていた座頭市が現れた時に、満面の笑みで「座頭市!」って言う姿がたまらないんですよね...で、がっつり斬られるんですが...「見事だ...つまらぬヤツの手にかかるより、貴公に斬られたかった...」....しびれますな。

しかし、だいたい死んじゃってたね、天知。そして、いつも死にっぷりが素晴らしい。

そんな天知にうかれて財布をなくしたおばかさん。あまりに見つからなくて警察まで行ったんですが、あきらめてなくしたのに気づいた紅茶のお店に行ったら、どうやら会計するちょっと前にレジ周辺に財布を置いたらしく、店員さんに「ありました♪」とあっさり言われ、脱力しました。
こうゆう事態では自分のことを深く内省したりするんですよ。今までの来し方を振り返ってみたりね。
そうしてはたと気づいたことが...短気でクソ真面目で頑固でそそっかしくて悲観的で...考えてみたら、自分の性質が天知の演じる人間に似ているんですよね。だから好きなんだろうなぁ、としみじみ。
うん、人生の目標は木村準太だな。

冗談はさておき。
もっと観たいよ!天知茂!!もちろん、映画は映画館で!
と切実に思う夕べでした。

*イラスト、成田三樹夫追加。でも、似てない...うまくいかなかった...今後、精進します。

準太、サイコー。

2009-12-15 | Cinema
ということで。
天知茂の映画特集に行ってきました、第一弾!
本日は3本観ました。
「地獄」「東海道四谷怪談」「宿無し犬」。
「地獄」は、もう、いっそ笑えるくらいの過剰でチープなエログロで、真剣に悩める青年を演じている天知が、かなりイタい...基、可笑しかったのですが、「東海道四谷怪談」は、怪談映画としての出来も素晴らしかったし、悪人の伊右衛門を演じる天知がフツーにカッコよかったです。
で、やっぱり、犬シリーズね。
この冴えない恰好の刑事役、もう、本当に最高です。
田宮二郎との小気味のいいセリフの掛け合いといい、ひょうひょうとしたたたずまいといい、いきなり見せる鋭い目つきといい、パトレーバーの後藤さんを彷彿としますよ。...って、まさか、後藤さんのモデル??
そして、なんといっても映画自体がいいね。テンポいいしストーリーも良く出来てるし、エロで強くてバカのヤクザな田宮二郎や凛とした江波杏子もカッコいいし、成田ミキオもひょっこり出てるし、面白いね。
なんでDVD化されんのだろうか??

しかし...やっぱりローマのヴーさんは天知に似てるよね。
観てて、時々思い出して笑っちゃったっすよ。
だって、天知がサッカー...笑。
ピルロもね、ボビー・ギレスピーがサッカーって思って可笑しかったな。
(でも、ボビーはサッカー少年だったんだよね。)

さておき。
あと一日、また観に行きます!
う~ん...いっそ、犬シリーズ祭やってほしいよ!

目力対決!

2009-12-07 | Cinema
田宮二郎vs天知茂、です。
まぁ、そんな映画特集が神保町シアターでやってるわけですが。
天知茂の映画は12日からです。
全部は観に行けませんが、いくつか観ようかと思っています。

天知茂、カッコいいね、ホント。
私の中のイケメンの基準はこの人です。
ローマのヴーさんやキース・ギレスピー、そして、プライマルのボビーさんとか、まぁ、だいたい天知茂ですね。
現実的な好みではなく、純粋に「いい男」だと思うのがこのタイプなんですね。
特に「座頭市物語」の平手造酒が最高にカッコよくて、これは何度見たか分からんです。

絵は、その「目力対決!」のチラシを見て描きました。
久々にこうゆうのを描きまして...ええ、自分の画力のなさを痛感。つか、根性のなさを思いました。

目力...最近は女の子のメイクにおけるキーワードだったりするわけですが、ここでいう目力は、そんなんではないですね。
目は口ほどにものを言う。
そんな演技力なのだと思います。