国立大学職員日記
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国立大学職員日記:記事一覧




 エクセルに関する業務上のメモを。

 エクセルには様々な関数がありますが、日付から曜日を一発で出す関数というのはないそうです。googleで「エクセル 関数 曜日」と検索すると、WEEKDAY関数とCHOOSE関数を組み合わせたものが出てきたりしますが、やはり単体の関数で曜日は出せないようです。

 そこでいろいろな方がいろいろな方法で試行錯誤しているようなのですが自分は日付から曜日を出すときにはセルに次の数式を入力しています(ここでは「A1」のセルに日付が入力されているとします)。


=IF(MOD(A1,7)=0,"土",IF(MOD(A1,7)=1,"日",IF(MOD(A1,7)=2,"月",IF(MOD(A1,7)=3,"火",IF(MOD(A1,7)=4,"水",IF(MOD(A1,7)=5,"木",IF(MOD(A1,7)=6,"金","?")))))))


 ちょっとエクセルをかじったことがある人には至極簡単な数式だと思います。要するに「A1」の数字を7で割ってもし余りが0なら「土」を、もし1なら「日」を…とやってるだけですから。最初にこれを考え出したときは「自分は天才じゃなかろうか!」とかほざいていましたけど、見返してみると無駄な重複部分がたくさんあるきがします。CHOOSE関数使ったほうが絶対簡単ですよね。

 でもまぁ、こうやってどうにか関数を工夫して課題を解決していく作業はパズルを解くみたいに純粋に楽しいものです。また自分が編み出したオリジナルの数式とあって愛着もわきます。ちなみに業務上、どうしてもエクセルの関数を使わなければならないとき、自分は妙に手の込んだデータを作ってしまいがちでいまいち効率が上がらなかったりします。あとたまに「事務職員じゃなくてSEか何かになった方がよかったのかなぁ~」とか思ったりもします。

 しかしまぁ「結婚は2番目に好きな人としろ」という言い回しじゃありませんが、きっとこういうのを本業にしたらそれはそれで好きなものが好きじゃなくなってしまうんだろうと思います。そう思うと、事務職員をやりながらたまにエクセルで簡単な関数いじって悦に入っているくらいが丁度いいんだと思います。もう少し突っ込んでこういう仕事がしたいなら、あとはせいぜい大学の情報システム関係の係に配属されるくらいでしょうか。そういえばそろそろ身上調書の季節ですね。希望配属先にその手の係を書いてみようかとも思う、今日この頃です。

コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )


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コメント
 
 
 
はじめまして (みあこ)
2008-07-28 16:01:33
こんにちは、ブログいつも拝見させて頂いています。
今回無事に国立大学への就職が決まりました。
これからも大学でのお仕事のことをいろいろと書いて下さるとうれしいです。よろしくお願いします。
 
 
 
Unknown (管理人)
2008-07-29 21:28:38
>>みあこさん

 まずは就職、おめでとうございます。昇給が抑制されていたり交付金が減らされていたりといろいろある国立大学ですが、今の初心を忘れずにこれからも頑張ってください。

 また、こんな拙いブログですが見ていてくださると言われるだけで大変嬉しいものがあります。まだまだ経験不足で書きたいけど詳しく知りたいことがたくさんある現状なので、応援の声を励みにコツコツとエントリーを重ねてゆきたいと思っています。
 
 
 
曜日表示について (いちもんなし)
2008-08-05 23:29:05
管理人さんお久しぶりです。いちもんなしです。

自分だったらどうするかなぁ、と思い考えてみました。
曜日を「B1」のセルに表示したい場合です。

1)「B1」のセルに「=A1」を入力する。
2) 「B1」のセルの書式設定を開いて「表示形式」のタブを選択する。
3)「分類」の中から「ユーザー定義」を選択する。
4)「種類」の入力欄に「aaa」を入力する。
  ※「サンプル」の囲み部分に「曜日」が表示されます。

管理人さんの方法でも表示できるので、正解は一つだけじゃなくいろいろあるんだと考えさせられます。



身上調書についてはうちの大学でも電子掲示板に掲載されてました。
身上調書について興味があるのでお聞きしたいのですが、

・地区をまたがっての異動(北海道地区から関東地区など)はあるのでしょうか?
・異動した場合、何年か後に採用元の大学に戻るんでしょうか?
・身上調書で希望を出さなくても、やはり異動は定期的にあるのですか?

先日事務の方とお話したとき、文部科学省での研修や関連機関(高専、青年自然の家)へ異動があると聞きました。
 
 
 
Unknown (管理人)
2008-08-06 08:50:58
>>いちもんなし

 どうもお久しぶりです。

 セルの表示形式をいじるやり方もあるようなんですが、自分はあの「ユーザー定義」が苦手で敬遠しています。それとデータを入れたシートから他のシートにリンクさせたり、ワードに差し込んだりする場合が業務上多いので、セルに「データとして」曜日をいれる上記方法がお気に入りです。

 さて異動の話ですが知ってる範囲でお答えします。


>地区をまたがっての異動(北海道地区から関東地区など)はあるのでしょうか?
>異動した場合、何年か後に採用元の大学に戻るんでしょうか?

 「地区」ではなく、「大学」が単位となりますが、他大学への「異動」はありえます。ただし、それは本人の同意なしにはできません。これは労働契約(就職するときに行う手続きだと思ってください)上で労働者が働く事業場が明記されるため、この変更には労働者の同意が必要となるからです。また他大学へ移る場合、正確には「異動」ではなくて「転籍」と呼び、転籍をすると転籍先の職員となんら変わらない扱いになるので、転籍後に、転籍前の大学に戻りたい旨意思表示しない限り(転籍後にまた転籍しない限り)、ずっとそこの大学の職員として働くことになります。
 期限付きで他の大学に「異動」することは通常「出向」と呼びます(あとこの「期限」は通常「交流期間」と呼びます)。出向は転籍と違い、例えば「出向先で懲戒免職処分を受けても出向元に戻される」など、勤務先が変わっても出向元とのつながりは残っています(転籍だと転籍先で懲戒免職されたらその場で無職になっちゃいます)。
 また、出向は上司から「行ってこないか?」と打診されて始まることが多いですが、転籍は例えば「実家の母親が病気になり看護が必要なので入院先の近くの大学に移れないでしょうか?」とか、労働者サイドの事情で行う場合が多いと言うか、労働者サイドじゃない方の事情で行う場合があるのか想像できません。加えて転籍は希望すれば行けるというものではなく、転籍の希望を出して、所属の大学と転籍先の大学が可能と判断して初めて行えます。
 「出向」はちょっと変わった異動、「転籍」は民間で言うところの転職だと、個人的には思っています。

>身上調書で希望を出さなくても、やはり異動は定期的にあるのですか?

 あります。というより、定期的に行われるのが人事異動です。身上調書に「現在の部署での勤務を引き続き希望します」と書いてもいつか必ず異動させられます。異動スパンは大体2年から4年くらいを目安にしてください。今いる部署とは全く関係の無い部署に異動するなんてことは日常茶飯事なので、身上調書に書いた部門と全く違う部門に異動になってもへこまないで下さい。自分はかなりへこみました。

 最後に、独立行政法人国立高等専門学校機構や独立行政法人青少年教育振興機構(青少年自然の家などが所属する機構)への出向ですが、ありうる話です。特に独立行政法人青少年教育振興機構などは自前の「事務職員」が極端に少ない(というかいるのでしょうか?)ため、各交流の家や自然の家の付近にある大学から事務職員を呼び寄せています。要するに大学からの出向職員なしでは機構が維持できない訳です。もちろん出向である以上、本人の同意なしでは行えないので、強制的に出向させられる、ということはない(はず)なのでご安心ください。


 働く上でままならないことは多々あるかと思います。人事異動もその一つです。慣れないうちは諦観とこだわりの間で葛藤するかもしれません。そんな思いを身上著書にぶちまけるのも一考かと思います。
 
 
 
Unknown (エレ)
2008-08-08 10:33:23
こんにちは。

少し国立大学行政法人に対する質問があったためさせていただきます。
先日の記事において大学職員は公務員か?という記事を拝見させていただきました。大変興味深く、多くのことを学べました。
また、給与体系について具体的に話されており、さんこうになりました。
その上で、大学職員の福利厚生についてはどうなっているのかを聞きたいのですが。一般的な県庁レベルの公務員の方々との違いはあるのでしょうか?
また、もし大学職員の福利厚生などの点で不満な部分がありましたら、そちらもよろしくお願いします。
 
 
 
Unknown (管理人)
2008-08-09 20:18:30
>>エレさん

 一言で福利厚生と言っても、各種手当などの金銭に関わる部分、年次休暇などの休暇に関する部分、就業時間などの労働に関する部分、病気休職などに関する部分などなど、さまざまなものが挙げられます。それこそこのテーマでエントリーが10個くらい書けてしまいそうなくらいです。
 とりあえず、上に挙げたような類の福利厚生については各大学の就業規則と、そこから派生する手当や労働時間に関する規則に載っているので参考にされてみてはいかがでしょう?福利厚生という観点に絞って見れば、「親が死んだ場合の特別休暇は1週間」だとか、結構トリビア的なことも書いてあったりして、個人的には割と面白かったりしました。

 規則に載らない福利厚生については正直なところよくわかりません。たまに共済関係の福利厚生で美術館の割引入場券が手に入ったり、大学内の福利厚生でソフトボール大会が開かれたりしているのを見るくらいです。
 また県庁レベルとの違いですが、これも都道府県庁の給与体系に疎い自分にはほとんどわからないことだらけです。以前にニュースでとある地方自治体の通勤手当の一種で、「徒歩の通勤に対する手当」なんてのがやってて「そんなものもあるんだなぁ~」と思った記憶があります。全国一律の国家公務員系の給与体系を持つ大学と違い、県庁レベルにはユニーク(もちろん大学職員から見て)な福利厚生があるかもしれませんね。

 自分の福利厚生に関するコメントですが、少なくとも「制度の面」では福利厚生は充実していると思っています。ただ、実際の「運用の面」についてはせっかくある制度が知られていなかったり、また予算はあるけど使い方の方向性に一貫性がなかったりといまいちパッとしない印象を持ちます。個人的には大学や共済側の福利厚生の利用の促進もさることながら、職員個人個人がこのような制度をより積極的に利用していくことが必要なのではないかと思います(そんなことを言い訳に毎年きちっと年休を消化してたりする自分です)。
 
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