さて勤め始めての二週目がそろそろ終わろうとしてるんですが、今のところ働くことはかなり楽しいです。念願の部署にいけたということもありますが、それよりなにより、職場の方々がとても感じの良い人たちばかりで、正直かなり感動しています。
業務内容は今のところ、システムを管理するソフトを使っての、データ打ち込みくらいしかやらせてもらっていません。ちなみに僕がいるところの主な業務は、給与の基本部分となるところの管理と運営、くらいに言えるものだと思います。大学の中ではそこそこ忙しいところで、特に年末と年度末の有様は筆舌に尽くしがたいそうです。とにかくそういうところです。
大学で学んだ知識とかが直接にからむところではありませんが、直接に絡む部署が同一フロアにあるため、時にはそこから刺激を受けることもあります。
また、業務はデータ打ち込みだけだといいましたが、指導してくださる先輩がそれと平行して、組織や業務のシステムの説明や、行っているデータ打ち込みの意味なんかを懇切丁寧に教えてくれるので、ゆっくりとではありますが、少しずつ職場の仕組みを理解していってるのだと思っています。
まぁとにかく、当初想像していた以上に楽しい日々です。ただ懸念することも多くあります。その懸念のひとつが、どのくらい自分の職場を肯定していいのかという疑問です。
正直大学に限らず、多くの公共団体は民間に比べて資金を非効率的に運営していると考えられます。しかし、果たして民間に比べてどれくらい非効率的なのか、あるいは、どのくらい効率性という観点を許容すべきなのか、その基準が自分にはよく分からないため、どれくらい自分の業務を肯定していいのか、あるいは卑下しなければならないのか、判断がつかずに悶々とする時があるのです。
職場を見る限り、少なくとも大学にいる間で学んだ行政の非効率性を思わせるような働きっぷりの人は、あまり、いません。多くの方は真面目に、一生懸命業務をこなしています。そんな姿を見て自分は、「なんだかんだ言って公務員だって頑張って仕事をしているじゃないか」(正確には公務員ではありませんが)と、自分の職場を誇りたい気持ちと、「一見仕事をしているようだけど、でもやっぱり公務員はどこかがぬるま湯なんだよな」と、悲観的になる気持ちが入り混じります。
これから大学含め、公共の部門の職場が効率性という観点も含めた業務のあり方を模索していかなければならないことは確実だと思いますが、一体どれまで、それまでやってきたことを反省し、また変えていかなければならないのか。自分に親切に接してくださる職場の方々を前にすると、そんな思いで少々複雑な気分になってしまうのが、出勤13日目の感想でした。
| Trackback ( 0 )
|